Amazon輸入や販売で、最も要となるのは商品リサーチです。ただ、Amazonで扱う商品が増えれば、なかなか十分なリサーチができなくなり、逆にリサーチに時間をかけると他の仕事が捗らず、と悩みどころでもあります。
そういった時に頼りになるのがリサーチツールです。
今回はAmazonリサーチツールの定番や、おすすめのリサーチツールと共に、その使い方やおすすめのポイントを合わせてご紹介します。
Amazonリサーチツールで最強の『あまログ』の魅力と使い方
中国輸入をしている人も多く利用している「あまログ」は、有料ツールですが他のリサーチツールにはない多彩な機能を持っており、Amazon販売で最も時間がかかってしまうリサーチを効率的に行えるツールです。リサーチの際に、売れている商品が実際にどれだけ売れているのか、具体的な数が分かれば仕入れの際に「これぐらい売れるだろう」と曖昧な目測をすることがなくなり、不良在庫を抱えずに済みます。
あまログは「この商品は本当に売れるのかな」「売れ残らないかな」といった不安を解消してくれる、「使える」リサーチツールです。有料のツールですがコスパもよく、確実なリサーチができるので、安心して使い続けられます。
今回は多くのAmazonユーザーの信頼を集めている最強のリサーチツール、あまログの使い方を詳しくご紹介しましょう。
Amazon必須アイテム『あまログ』とはどんなリサーチツールか?
あまログは、Amazon販売のためのリサーチツールです。Amazonで販売されている商品に関する情報なら、あまログで瞬時にデータが把握できます。
リサーチの手順としては、Keepaなどの無料ツールと同じく、検索キーワードで商品を検索し、中国輸入しているセラーや中国輸入のオリジナル商品といった抽出をします。無料ツールだと、リサーチできるのはここまでなので、後は自分の輸入経験や売れ行きのグラフから予測するしかありませんが、あまログの場合はこのデータを取り込むことで、具体的な販売数や在庫数を正確に数字として表示してくれるリサーチツールです。
さらにあまログでは、会員ランクがあり、ブロンズ、シルバー、ゴールドと三段階に分かれています。ランクが上がればそれだけ検索できる商品の数や、検索できる範囲が広がります。今後Amazonで多くの商品を取り扱うのであれば、ゴールド会員として使える機能を十分に活用するのが最もおすすめです。
そこであまログにしかできないツールの使い方について、この後さらに詳しくご紹介します。
なぜあまログがAmazonのリサーチツールで最強なのか?
Amazonのリサーチツールとして最強といわれるあまログですが、その最強のポイントをご紹介していきます。
正確な数字でAmazon商品の販売動向をリサーチできるツール
無料ツールであるKeepaなどでは、グラフで売れ行きを確認するため、極端な話1個しか売れていなくてもグラフが大きく変化します。
あまログでは具体的に売れた数がはっきりと表示されますので、商品を仕入れする場合どれぐらい仕入れるべきかの指標にもなります。
Amazonで気になるセラーの動向をリサーチできるツール
Amazonで売れているセラーのIDを入力することで、セラーの前日売上や前日販売数、週間の売上、販売数、月間の売上と販売数をそれぞれ正確にデータとして取得可能なツールとなっています。
商品検索機能が充実したAmazonリサーチツール
商品名やキーワードの検索だけでなく、ランキングなど様々な方法での検索が可能なので、Amazonで本当に売れる商品を確実に探すことが可能なツールです。
最大2万点の商品登録が可能なAmazonリサーチツール
ブロンズは3000点、シルバーは10000点ですが、ゴールド会員だと20000点の商品のデータが分析可能です。さらにあまログでは登録した日より30日前にさかのぼって、Amazonにおける販売数の把握が可能です。多くのリサーチツールは、登録してから以降のデータ取得となっていますので、これはあまログの大きな強みです。
Amazonリサーチツール『アマテラス』の魅力と使い方
リサーチツールを使うことで、売れ筋商品を素早く見つけ、仕入れにつなげることができますが、いくつもある中でどれを選べばいいのか悩んでしまいます。そんなリサーチツールの中で、Amazon輸入販売を始める初心者におすすめされているのが「アマテラス」です。
ここでリサーチツール「アマテラス」の使い方と、メリット・デメリットについて、詳しくご紹介します。
Amazonリサーチツール「アマテラス」を動画を参考に使いこなそう
アマテラスにはリサーチツールとして様々な機能がありますが、リサーチ初心者にも分かりやすい、ツール開発者さんによる動画が分かりやすくおすすめです。
4つありますので、それぞれのポイントと合わせてご紹介します。
①:検索順位の追跡&派生キーワードのリサーチ
アマテラスのツールとしての売りともいえるのが、この検索順位と派生キーワードの検索です。登録商品について「指定キーワードのAmazon内検索順位」の情報を毎日取得し、グラフで表示してくれます。
さらに、指定キーワードを元にAmazon内で検索実績のある派生キーワードも網羅して、検索することが可能です。
②:Amazonのセラー追跡機能
Amazon販売では、パワーセラーと呼ばれる大きく売上を出しているセラーの取扱商品などをチェックすることで、今売れている商品をすぐにリサーチできます。ツールのプランによって追跡できる数に違いはありますが、最大200人までのセラーIDを登録することができます。
また、仕入れ更新などがあればツール上とメールに通知が届くのでチェックするだけで済みます。
③:Amazonリサーチ効率化機能
リサーチをする際、単に売れている商品だけでなくランキングや売れ筋など多方面からリサーチする必要がありますが、アマテラスなら条件での絞り込みをして検索をすることが可能なツールです。
また、検索した商品データを保存しておくこともできます。
④:Amazonで売れた個数の追跡機能
Amazonで売れ筋商品であっても、具体的にどれぐらい売れているのかが分からないと、仕入れの時に困りますよね。
アマテラスでは売れた個数が正確に分かることに加え、登録から3ヶ月間データを追い続けてくれるので、売上の予測を立てることもできます。「キーワードサジェスト機能」、「セラー追跡機能」、「売れた個数の追跡機能」は、アマテラスの最もおすすめなポイントです。
公式HPには各ツール機能の解説動画もあるので、ぜひじっくりご覧ください。
参考:アマテラス公式HP
Amazonリサーチツール「アマテラス」を使ってみよう
Amazonリサーチツールであるアマテラスは、中国輸入だけでなく、欧米輸入や欧米輸出にも使える1つ3役のツールとなっています。
今回はAmazonが商品判別のために使用しているASINコード(Amazon内のみで使われている商品識別コード)を使って、中国輸入商品をリサーチしてみましょう。
①Amazonリサーチツール「アマテラス」にログインする
アマテラスはネット上で使用するクラウド版リサーチツールです。
まず先に契約をした後、パスワード設定をしてからログインしましょう。
②Amazonリサーチツール「アマテラス」で商品を検索する
ログインすると最初に「検索画面」が表示されます。
いきなり検索キーワードを入れるのではなく、まず左上にある「検索対象」から中国輸入品をチェックします。
「フリーキーワード」に商品名を入れてもいいですが、分かっているなら「ASIN・ISBN」の欄へ調べたいASINコードを入力します。コードごとに改行すると複数の商品をまとめて検索することができます。通常リサーチする際には、必須項目だけでも良いためこの部分は省略できますが、今回はこの部分を入力してリサーチをしていきます。
通常のリサーチだと、「カテゴリー」を選択する必要がありますが、今回ASINコードを入力したので、カテゴリーの選択画面ではなく以下のような表示が出ます。
そのまま右下の「検索する」をクリックしましょう。
今回はリサーチのやり方の説明のため、Amazonで適当に選んできた販売されている2つの商品のASINコードを使い、リサーチしていきます。
③ASINコードによる検索結果の表示
検索するをクリックして数秒ほどで、下記画像のように検索終了の「OK」ボタンが表示されます。
検索した商品の各データが表示されますので見ていきましょう。
ここでは検索した商品の、ランキングとランキングの波形(推移グラフ表示)、商品の売れた回数、価格の推移や商品レビュー数、さらにライバル出品者数、Amazon手数料、利益率の計算するための入力フォームなどをチェックしたり、計算してみることができます。
④商品仕入先をAmazonリサーチツール「アマテラス」で調べる
この画面から、検索した商品が中国のショッピングサイトであるタオバオやアリババで販売されているかどうかを調べることができます。商品の検索データ一覧で、一番右端に「中国検索」という列を見てみましょう。他にもリンク先がありますが、今回はタオバオやアリババを実際にクリックしてみます。
クリックすると下記画像のように「翻訳処理中」となって、検索は自動で行われます。
商品があれば、この1クリックだけですぐに情報が表示されます。
今回のリサーチでは、2つの商品で1分もかからずリサーチできましたが、もちろん簡単に見つかる商品ばかりではありませんので注意が必要です。
Amazonリサーチツール『アマテラス』のメリットとデメリット
Amazon販売初心者でもすぐにリサーチができると評判のアマテラスですが、実際どんなメリットやデメリットがあるのかを、詳しくご紹介します。
「アマテラス」をAmazonリサーチツールとして導入するメリット
- リサーチ初心者やリサーチが苦手でも売れ筋商品をすぐ見つけることができる
- 自動利益計算機能がある(見落としやすい手数料なども計算できる)
- 商品の詳細がチェックでき仕入れ先も一緒にリサーチできる
- セラー追跡機能で仕入れた商品をチェックして儲かる商品を検索できる
リサーチの時間が短縮できるのが、アマテラスの最大の強みです。
稼いでいるトップセラーやパワーセラーの追跡をすることで、そのセラーが仕入れている商品を仕入れ、より効率的に売上を伸ばせます。セラーを登録すれば、常に最新のデータを見ることができるメリットもあります。
「アマテラス」をAmazonリサーチツールとして導入するデメリット
- リサーチのスキルが上がりにくい
- アマテラスの使い方に慣れると他のツールに対応できない
- 使用料が毎月必要
使用料はアドバンスプランで9,800円/月、プロプランで19,800円/月かかりますが、30日間の無料お試し期間があります。さらに常にアップデートを行い、ユーザーがより使いやすいツールになるよう対応しています。
アマテラスは誰でも簡単にリサーチができるツールですが、そのツールに頼りきりになってしまうと、だんだんと売れる商品を探すことに限界が来てしまいます。リサーチツールとしては導入しやすいのですが、使う側もスキルを上げていく必要があります。
Amazonリサーチツール『amatopia』はどう使える?
Amazonのリサーチツール「amatopia」は日本だけでなく、アメリカやカナダ、イギリス、フランス、ドイツ、さらにイタリアやスペイン、メキシコ、中国のAmazonに対応しているリサーチツールです。セラーIDや出品者のURL、そしてCSVデータを使ったASIN、JAN、EAN、UPCといった商品コードからリサーチが可能であり、他にも出品管理・顧客フォロー・価格改定・在庫追跡・SEO対策・売上分析・広告運用の全8つの機能を備えたツールです。
Amazon輸入でのリサーチで、必須となる機能を詳しくご紹介します。
利益計算と販売方法に柔軟性があるのがAmazonリサーチツール『amatopia』
Amazon輸入販売の場合、安く仕入れることができても、配送にかかる手数料や送料、また関税などの経費も上乗せした上での利益計算が必要です。アマトピアでは、それぞれの商品にかかるAmazon手数料や消費税、国際送料、関税などをカスタマイズして計算可能です。
価格設定についても、カート価格だけでなく、FBA価格や中古価格をコンディション別に選択可能なので、今までかかっていた計算の煩わしさが解消されます。さらにAmazonポイントを含めた価格改定が可能なので、最安値を設定してライバルとの差をつけることも可能となっています。
Amazonリサーチツール『amatopia』は予約商品のデータ取得も可能
すでに販売されている商品のデータだけでは、売れ筋商品であっても後追いになってしまいますが、アマトピアでは予約商品のデータも取得可能となっていますので、さらに多くの商品をリサーチしていくことができます。さらにカート価格で出品しているセラーについて、何人いるのかも詳細に把握でき、より売れる商品を絞り込むなど、リサーチにかかる労力を大幅に削減することが可能です。
商品リサーチの機能を使うためには最低でも月額21,780円(税込み)の使用料が必要になりますが、他のAmazonリサーチツールにはないツールも多く、おすすめのツールとなっています。
無料のAmazonリサーチツール!『モノサーチ』とは?
リサーチをしたいけれど、有料版を使うのはちょっと、という方には、無料ツールでも便利なものはたくさんあります。無料ツールの中でも使いやすく便利で、多くのセラーが利用している「モノサーチ拡張機能」について、詳しくご紹介します。
Amazonリサーチツール『モノサーチ拡張機能』とは?
モノサーチ拡張機能とは、Google Chromeの拡張機能のことをいいます。正式には「モノサーチ」ですが、Google Chromeを利用していなくても使うことができるモノサーチWEBもあります。
今回は便利な拡張機能の方をご紹介します。
まずchromeウェブストアのページを開きます。
「モノサーチ」と入力・検索します。画面中央に検索結果が出るので「モノサーチ」をクリックして詳細ページへ行きます。
そして「Chromeに追加」の青いボタンをクリックすれば、追加されます。
画面右下に「MN」アイコンがつき、クリックするとOPENかCLOSEの切り替えができます。
Amazonリサーチツール『モノサーチ拡張機能』はどう使える?何ができる?
こちらではモノサーチ拡張機能ができることをご紹介します。
①Amazonリサーチの方法が選べるツール
Amazonの識別コードであるASINコードや、世界共通コードであるEANコード、さらに商品名や商品画像による検索も可能です。Amazonはもちろん、楽天やヤフーショップ、ヨドバシカメラなど様々なショップで販売されているかどうか検索できるだけでなく、ショップ別にあらかじめ検索方法を設定しておいて、商品ページでまとめて検索することもできるようになっています。
②自動で商品情報を取得
あらかじめASINコード、EANコード、商品名や画像、アマゾン限定ですがランキングやコンディションごとの商品の最安値など情報を登録しておくことで、商品ページを開いたら自動で取得情報してくれる機能がついています。ASINコード・EANコードはワンクリックでコピー可能となっており、商品名は検索しやすく編集しておくこともできます。
③新規ショップが登録可能
初期設定時に登録されているショップは20以上あります。ただし、自分がいつも使っている卸会社などがあれば、手動で登録することが可能です。
④セラーIDが取得可能
検索した商品の出品者一覧画面からセラーIDを取得できます。チェックしておきたいセラーIDを別のツールに活用することもできます。
⑤出品者の在庫数・取扱商品数が表示される
具体的な数字で表記されますので便利です。
⑥AmazonのFBAシミュレーターへ自動入力と履歴表示が可能
商品ページで、拡張機能のFBAボタンをクリックすると、AmazonのFBAシミュレーターが開きます。開いている商品ページから、自動でAISNコードが入力されますので、そのまま必要となる経費が計算可能です。
Amazon輸出でもリサーチツールとして使える便利な使い方
モノサーチ拡張機能は、国内でのせどりやAmazon輸入のリサーチとして、ASINコードがない新規商品や日本Amazonでの取り扱いがない商品も見つけることができます。その一方で、モノサーチ拡張機能は商品仕入れにも力を発揮してくれるのです。
アメリカAmazonなど海外のAmazonで商品を販売しており、注文が入ると日本から輸出するAmazon輸出無在庫販売でモノサーチ拡張機能を使う方法をご紹介します。
販売する商品によっては、いつも仕入れているところがいつも最安値とは限りませんが、いくつものショップで価格比較をするのは手間も時間もかかります。そこでモノサーチ拡張機能を使います。
まず販売している海外Amazonで、売れた商品のページを開きましょう。
次にASINボタンをクリックし、日本Amazonのページを開くと、下部にモノサーチのデータが表示されます。
登録ショップを事前にまとめることで、「まとめて」のボタンが設定できるので、ショップを個別に見ていかなくても、事前に登録しておいた検索方法で、「まとめて」にあるショップを検索し、商品が今販売されているかどうかの確認ができ、仕入れの時間を大幅に短縮可能です。
こちらも押さえておきたい、Amazonリサーチツール!価格変動を可視化するKeepa(キーパ)とは?
Keepaの機能
Keepaは2通りの使い方ができます。
- Keepa公式サイトで検索する
- Amazonの公式ページで検索する
Keepa公式サイトでは会員登録も不要、無料で利用することができます。
また、Amazonのページでリサーチする場合はKeepaの会員登録するか、Google Chromeの拡張機能をインストールする必要があります。
拡張機能はChrome Webストアで「Keepa-Amazon Price Tracker」と検索してインストールします。
なお、一部の有料機能を除き、Keepaでは次の機能が無料で使えます。
- 各種価格履歴グラフの表示
- 月単位で最低・最高・平均価格の統計が確認できる
- ライバル出品者の在庫数確認ができる
- 価格トラッキング
- Amazon本社の在庫確認ができる
価格履歴グラフ
商品の価格変動を新品と中古の区分ごとに視覚的に確認することができます。
最低・最高・平均価格の統計
「統計」ボタンから月単位で最低・最高・平均の価格を確認できます。
同業者の在庫数の確認
同業者の在庫状況を確認することができます。
ライバルの在庫状況から自分が仕入れる数の判断するのに役立ちます。
なお、この機能を使用するためにはKeepaのアカウント作成が必要です。
価格トラッキング
Amazonで販売されている商品が指定した値段になったときに通知してくれる機能です。
例えば、とあるゲームソフトの値段が3,000円になった時に通知して、仕入れます。
そのあと同じくAmazonに3,500円で出品して差額を利益にすることが考えられます。
Amazonの在庫チェック
Amazonの在庫にないものを仕入れて売ることでせどりでは利益が出やすくなります。
場合によってはAmazonの在庫にない商品を出すことで価格が高騰して利益が得やすくなることがあります。
一部の有料機能
月額15ユーロ(約2,000円)で次の機能が解放されます。
- 売れ筋ランキング推移
- Buy Box(カートボックス)価格推移グラフ
- 出品者増減推移
- 新品アイテム数
- 中古アイテム数
- コレクターアイテム数
- eBay価格履歴グラフ
- レビュー&評価履歴グラフ
売れ筋ランキングは詳細に情報が収集されるためモノレートよりも高機能と言われています。
Amazon商品リサーチにかかる時間を短縮!リサーチツール『SmaSurf』とは?
SmaSurfは正式にはGoogle Chromeの拡張機能です。説明文にYouTubeの4倍速再生といったことが書かれているため、「リサーチツール?」となりますが、Amazon販売のリサーチで大いに力になってくれるツールです。
Google Chromeを使っていないという場合は、この機会に乗り換えることをおすすめします。
Amazonリサーチツール「SmaSurf」で時間短縮を図ろう
Amazon商品のリサーチをする際、ツールにASINコードを商品ページからコピーして貼り付け、という単純作業が必要になります。Keepaなどの無料ツールを使ったリサーチは、仕入れをどれぐらいすればいいのか、どれぐらい売れているのか、また価格の変動などを確認するのに便利ですが、このコピペ作業はかなり疲れます。
Amazon公式のFBA計算ツールでも、ASINコードをコピペする作業がありますが、取り扱っている商品が増えればそれだけ作業が増えてしまいます。
必要だけれども何とかしたい、この作業を効率化してくれるのが「SmaSurf」なのです。SmaSurfにはYoutubeの4倍速・左右反転再生、Amazonの自動通貨換算といった機能だけではなく、「他サイトでクイック検索する機能」というのがあります。
Google Chromeのウェブストアで、SmaSurfを拡張機能として追加します。
対応するページを開くとGoogle Chromeの画面右下に、「SmaSurf設定」というボタンが表示されますので、クリックすると設定画面がポップアップで表示されます。
Amazonの適当な商品ページで表示すると、「アイテムクイックを表示する」という項目が出現するのでチェックを入れましょう。
その後Amazonの商品ページで検索したい商品名やキーワードをドラッグで選択すると、画面左下に「SmaSurfクイック検索」というタブが表示されます。
ただこのままでは、検索するサイトがたくさんありますので時間短縮にはなりません。オプションをクリックして、まずはAmazonにチェックを入れます。
そうするとAmazonに関するページが絞られるので、調べたいサイトにチェックを入れ、右上の「一括」ボタンをクリックすると新ウィンドウで検索することができます。
ここでKeepaのリンクをクリックすると、Keepaのページに飛べます。しかもASINコードの入力不要で、商品検索結果が表示されるので、一気に時間短縮できます。
時間短縮とマウスや指に優しいのがAmazonリサーチツール「SmaSurf」
このようにAmazonリサーチツール「SmaSurf」を拡張機能に加えることで、ワンクリックでKeepaに飛ぶことができるのですが、さらにうれしい点があります。
商品ページからKeepaに飛ぶ際、マウスのホイールを少しコロコロするだけで表示できます。一方、Amazonの商品ページでASINコードを探そうと思ったら、ページのかなり下までホイールをコロコロしないとたどり着けず、指も疲れますが、マウスにもかなり負荷がかかります。小さなことかもしれませんが、商品が100個200個どころか1000個とかになれば、その辛さは半端ありませんよね。
そういったところでも負担を減らしてくれるのが、SmaSurfなのです。
Amazonリサーチツール「SmaSurf」を入れるだけでリサーチを効率化
Google Chromeの拡張機能であるSmaSurfを導入することで、ASINコードのコピペという地味ながら負担の大きい作業をしなくて済むため、リサーチ作業の効率化を進めることができます。ただしオプションで「Amazon」だけに絞るようあらかじめ設定しておかないと、作業が帰って大変になりますので、オプションだけは事前にチェックしておきましょう。
使って損なし!海外製Amazonリサーチツールおすすめ3選
Amazonの輸入ビジネスに必須のリサーチツールですが、多くのものが出ているためどれを選べばいいのか悩むことも少なくありません。Amazonの場合は海外Amazonの商品も検索することがありますので、海外製のツールの導入もおすすめです。
ここではおすすめのツールを3つご紹介します。
Amazonリサーチツール『AMZScout』で商品をリスト化する方法
Google Chromeの拡張機能の「AMZScout」は、類似商品をリサーチし、リスト化ができるツールです。
Amazonで条件にあった商品を、例えばノーブランドのアクセサリーなどで検索すると、その1つ1つのASINコードをコピペしてリサーチし、となるとかなりの手間です。AMZScoutでは、Amazonのページで検索して出てきたリストを、CSVでエクスポートして、リスト化が可能です。価格や出品者数などでソートをかければ、リストをフィルターにかけることもできるので、必要な分だけを絞り込むことができ、作業の効率化が図れます。
SEO対策に必須!Amazonリサーチツール『AMZ Tracker』
AMZ TrackerはSEO対策ができるツールです。日本や中国を始め、アメリカ、カナダ、ブラジル、イギリス、フランス、デンマーク、イタリア、スペイン、インドなど多くの国に対応しています。
機能としては、以下のようなものがあります。
Amazon内のキーワードランクのリサーチ
Amazon内でのキーワードの自動順位表示や推移が確認できます。
Amazon販売数量のリサーチ
ライバルセラーだけでなく自社で販売している商品の販売数量を追跡調査可能です。
Amazonページの最適化
商品ページが検索エンジン最適化されているかどうか、タイトルや説明文、画像数などあらゆる方面から確認可能です。
Amazonキーワードの提案機能
Amazonで実際に検索されているキーワードから、検索需要のあるキーワードを提案してくれる機能です。
なかなか商品が売れない場合、SEO対策が不十分であることも多いので、ツールを導入することをおすすめします。
アメリカのショップ検索が簡単!Amazonリサーチツール『Google Shopping』
アメリカでショップを探す際に便利なのが「Google Shopping」です。
キーワード検索すると価格比較が可能となっているので、最安値のショップを探せます。ただしグーグルの仕様変更で、日本からアクセスすると、日本のサイトが表示されます。
利用したい場合は、下記のサイトからアクセスすることでUSA版に飛ぶことができます。
アクセスに一手間がかかるようになったため、利用する人は減っていますが、その分ライバルが少なくなっていますので、リサーチにぜひ活用したいサイトです。
間違えないためのAmazonリサーチツールを選ぶポイント
高機能な有料ツールは集客やブランド力の向上、仕入れの効率化などに非常に役立ちます。
しかし、使いこなせないと費用だけが掛かってしまい利益を減らしてしまいかねません。
この記事で紹介した有料ツールのほかにもたくさんのツールがあります。
失敗せずにツールを選ぶポイントを解説します。
費用
1つ目は費用です。
購入方式によっては買い切り型とサブスクリプション型の2つが考えられます。
まずはどちらの場合でも払った費用を回収できる目途があるかどうか考える必要があります。
数か月で回収できる目途があるなら良いですが、何年もかかってしまう計算だと回収して利益が出始める頃にはアルゴリズムが変わってしまっていることもあります。
マーケティング効果
商品のリサーチ以外にも検索キーワードの傾向を知れる機能などのマーケティング機能があったほうがいいです。
事業として成長するためには購入する人の情報は不可欠です。
この記事で紹介したツールではマーケティング機能が備わっています。
開発者
ツールが全く販売に関わったことが無い人が作ったものだと、機能は十分でも不安ですよね。
そのため、ツールの開発者は現役で販売を行っている人だと良いです。
現役の人であれば、実際に使ってみて「この機能があれば便利」ということがわかるので、Amazonのアップデートに伴ってツールもアップデートしてくれる可能性が高いです。
現役ではない人が作ったツールの場合、実際には必要ない機能などが入っている場合があるので注意が必要です。
まとめ 自分に合ったAmazonリサーチツールを見つけよう!
Amazon販売で利用できるリサーチツールを、有料版、無料版、そして海外版とそれぞれおすすめのものをご紹介しました。
リサーチツールは、リサーチ作業の効率化のためには必須ですが、併せて自分自身でも色々なリサーチをしてみて、経験を積むことが必要です。
リサーチツールだけに頼りきりになるのではなく、失敗をしても自力で何度もチャレンジして、自分なりのリサーチスキルを身につけていきましょう。