利用者が多く、毎日大量の商品が出品されている日本最大級のネットオークションといえばヤフオク!です。最近ではフリマアプリの人気が高まってきていますが、現在でもヤフオク!の人気は衰えません。
ネットでビジネスをして稼ぎたい、またはちょっとしたお小遣い稼ぎとして利用したいという方が増えてきています。でも、オークションは初めてだから売れるか分からない…と心配する方もいるでしょう。でも、心配しなくても大丈夫です。誰でも上手く売る方法があります。
稼ぐためにはコツを掴む必要があるので、なにも分からずに出品しただけでは入札すらされないことがあります。または、高い商品なのに安い価格で落札されることもあるので、いざ利用してみるとがっかりすることもあります。
しかし、ヤフオク!の仕組みさえ理解すれば高い価格で商品を落札してもらえるようになります。そこで高く売れる方法と、高く売る時の注意点などをご紹介していきます。
出品する商品を選ぼう
出品したい商品を探しましょう。
着なくなった衣類、使わなくなった家電などはありませんか?または不用品や処分したい物、家に保管したままの物を出品してみてはいかがでしょうか?「売れないだろう」と思っていた物が、ヤフオク!では意外と売れたりします。
高く売れる商品
ヤフオク!で高く売れる商品は以下の通りです。
- 非売品、限定品
- 品薄、入手困難な物
- 最新の人気商品
- 製造中止になった物
また、未使用、新品、美品の商品であれば高値がつきやすいです。
他にも金券類は額面以上の金額で売買されており、JCBやVISAなどのギフトカード、全国百貨店共通商品券、株主優待券などは高値で売れやすいです。
売れにくい商品
実は高級ブランドの物などは、ヤフオクでは売れにくかったりします。本物か偽物かの判断がつきにくいという理由が主な売れない原因です。
高級ブランド物はいくら中古品だとしても大きな買い物です。本物かどうか分からない商品を、個人間で売買するネットオークションで買おうと思う人が少ないということです。
そして、高級ブランドは査定が難しく、偽物がネットオークションやネットショッピングでも出回っているので、商品によってはヤフオク!で出品するよりも、ブランド品買取店に出した方が高値で買い取ってくれるでしょう。ブランド品や状態によっては安い金額での買取になってしまうこともありますが、「今すぐに売りたい!」という方は高価買取をしているお店を探してみるとよいでしょう。
コレクター向けの商品
コレクター向けの商品を売るのもよいでしょう。人気で皆が欲しがるような物ではなく、ターゲットをピンポイントで絞るのも稼ぐための一つの手段です。
昔販売されていたけれど現在は廃盤になった物や、入試困難なレア商品は思った以上に高値で売れたりします。昔購入したけど、今はもう使っていない商品があれば相場を調べてみてください。希少価値がついている可能性もあります。
アニメやキャラクターグッズなどはコレクターが多いので、喉から手が出るほど欲しがる買い手がいるでしょう。
出品前に落札の相場を調べる
ヤフオク!では開始価格の設定によって落札額が決まると言っても過言ではありません。
出品する際に、まずは商品の過去のデータを調べる必要があります。同じ商品がいくらで出品されていたのか、いくらで落札されているのかをオークファン無料会員登録はこちらで調べることができます。
安く落札された後に出品する
ヤフオク!ではあまり出品されていないレアな商品が、格安で売れてしまったことはありませんか?もしかしたら、終了日時の設定などに問題があったのかもしれません。
しかし、格安で売れた後がチャンスです。「この商品がそんなに格安で商品が落札できるなら、私も欲しい!」という買い手が出てくることで、ウォッチリストと入札件数が増えていきます。
入札件数が増えるということは、競う相手が多くなるので、相場以上の高い価格で落札される確率も上がります。
高値で落札された一例
それでは、高値で落札された商品の一例を挙げます。
ヤフオク!ではあまり出品されていない、レアなバッグの落札相場が6,000円だとします。その商品を1円スタートで出品した場合、レアな商品のため高値で売れそうなのに、終了日時が平日のお昼だったので2,000円で落札されたとしましょう。
ウォッチリストに入れていた人は、「2,000円で買えるなら、次こそは必ず入札しよう」と購買意欲を高めることになります。そして、1円スタートで同じ商品を出品すると、購買意欲を刺激された人たちが次々と入札をしていき、最終的には相場くらいの価格になっていることがあります。
また、ここで即決価格を相場よりも少し高めで設定すると、高くてもよいからどうしても欲しい買い手が即決価格で入札してくることもあります。
ヤフオク!での相場の調べ方
ヤフオク!で落札相場を調べるには、まず出品する商品を検索しましょう。
検索すると上記のような画面になります。画面の右側にある「落札相場を調べる」をクリックをしましょう。
過去180日間の落札商品が一覧で表示されます。相場を把握しておくことは大事なので、出品する前に調べておきましょう。
開始価格を1円にすると
ヤフオク!でウォッチリストを増やすことで入札件数が増えます。
そのためには、どうすれば入札件数を増やすことができるでしょうか?もし、自分が買い手だったとき、どのように商品を探すか考えてみてください。
ヤフオク!は普通にネットショッピングサイトで買うよりも、安い価格で商品を購入できます。ということは、欲しい商品を「安い順」に並び替えて、商品を選んでいきます。
つまり開始価格が1円であれば、安い順に並び替えることで買い手の目に留まりやすくなります。閲覧者が増えることで、ウォッチリストも増えていきます。
ウォッチリストを増やすためには
たとえば欲しい商品を検索したときに、同じ商品が以下の開始価格で出品されている場合どちらを選びますか?
1. 開始価格3000円のゲームソフト
2. 開始価格1円のゲームソフト
やはりお得に感じるのは後者の1円スタートです。3000円でスタートしている商品には入札者がいないのに、1円スタートの商品には入札者がどんどん増えていく可能性があります。物によっては3000円以上の値になることもあります。
しかし、入札件数が増える見込みのある商品かどうかの見極めは必要になってきます。
1円スタートはすぐに売れるので、在庫が捌ける
ヤフオク!で1円スタートをすると入札が増えるので、落札される確率が高くなります。
ネットビジネスで物販をしていると、「同じような商品が大量にあって困る」なんて方もいるでしょう。落札額は安くてもいいから、早く在庫を捌きたい場合には開始価格を1円にするとよいでしょう。ほぼ確実に、それも短い期間で落札者が現れます。
そして、家の引っ越しのために早く物を処分したい場合も、1円スタートで出品してみてはいかがでしょうか。物によっては処分するのにお金が掛かってしまうこともあるので、ヤフオク!で出品すれば落札額が安くても少し利益が出てきます。
1円のまま落札されることがある
1円スタートのデメリットは、1円のまま落札される場合があるということです。
相場が10,000円なのに対し、落札額が1円だと売り手にとっては痛手です。物販をしている方からすれば、商品の仕入れ価格などがあるので、利益が出るどころか大赤字になってしまいます。
1円スタートする商品は、入札額が上がる商品かどうかで決めましょう。入札額が上がりやすい商品は、最新の人気商品や1円スタートでも相場が安定したものがよいでしょう。
価格設定は相場よりも安く出品する
出品した商品が高く売れるには開始価格の設定が大切ですが、相場の通りに設定すれば必ず売れるとは限りません。
それでは具体的に、どのように開始価格を決めていくのか見ていきましょう。
安い価格でスタートすると
実は、相場よりも安い価格でスタートすると、相場以上の価格で落札されることがあります。
一例として、こちらの画像を見てみましょう。
どちらも同じ商品ですが、落札額に大きな違いがあります。ここで注目してもらいたいのが、開始価格の部分です。
- 開始価格が相場で出品→相場価格のまま落札
- 開始価格が相場以下で出品→相場以上の価格で落札
最終的に得をしているのは後者の「相場以下」で出品した商品になります。
開始価格が相場以下の方がなぜ高く売れたのでしょうか?
理由は簡単です。相場よりも安い価格で出品することで、買い手の目に留まりやすくなるからです。目に留まりやすくなると入札する人が増えて、注目度が上がり、また入札する人が増えてきます。
買い手に競り合いをしてもらうように仕向けることで、入札件数が増えて結果的に高い価格で落札が決まります。しかし、この方法は人気があって必ず数字が伸びる商品で応用しましょう。
人気が低い商品は開始価格を安く設定しないこと
何でも価格を安く設定すればよいというわけではありません。人気が低い商品こそ、安い価格での設定はしないでおきましょう。
人気の低い商品ということは、入札の件数も少ないということになります。競争相手がいないので、安い価格のまま落札されてしまいます。
売れにくい商品であっても相場より安くするよりも、相場よりも少し高めの開始価格で出品してみましょう。落札されるまでの期間は長くなりますが、売り手にとって納得のいく落札額になる見込みがあります。
商品を出品する前に下調べをしておく
出品したい商品がヤフオク!では、現在どのくらいの価格まで上がっているのか下調べをしましょう。出品したい商品をヤフオク!で検索すれば、他の人がすでに出品しているか確認することができます。
例えば「BOSEのワイヤレスイヤホン」を調べてみましょう。
検索結果はこのようになります。この検索結果で現在の入札件数と価格を確認し、その価格よりも少し安い開始価格で出品することが入札されやすいポイントとなります。
開始価格設定時に気を付けたい点
相場は出品するときに非常に大事な参考材料ですが、相場を鵜呑みにしすぎると逆に売れなくなる可能性があります。
そこで、開始価格の設定時に気を付けたい点を見ていきましょう。
買い手は予め商品について調べている
買い手は狙った商品を色々と探し回っているので、売り手よりも商品について詳しいです。つまり、出品する際に売り手が希望している開始価格で設定しても、買い手にとってその商品が本当に価格と釣り合っているのか判断することができます。
売り手からすれば価格を相場通りか少し高めに設定したいところですが、買い手にとっては安い方がありがたいものです。
相場を参考にして開始価格を決めることは重要ですが、全ての商品に当てはまるかというと、そうではありません。中古であれば、商品の状態を確かめてから価格を考えないといけません。
そして相場といっても過去のデータなので、そのまま相場通りに出品しても入札されない場合もあります。どうして落札者がつかないのか、買い手の視点になってみるとよいでしょう。出品したい商品がどれだけ需要や価値があるのか調べてから、開始価格を設定しましょう。
即決価格の設定
出品する際に開始価格を設定しますが、もし「この価格で売りたい」という希望があれば即決価格も同時に設定することができます。
即決価格を設定した場合「入札する」と「今すぐ落札」という2種類のボタンが表示がされます。買い手はこの画面から入札するのか、即決で今すぐ落札するのかを決めます。
即決価格で買う人は、その価格が妥当だと判断して落札してくれます。売り手にとっても買い手にとっても納得のいく売買ができます。しかし、設定したからといって絶対に即決で売れる保証はないので、あくまでもスムーズに売買ができるシステムの一つだと思いましょう。
人気商品こそ即決にしよう
人気商品は、即決価格を設定することをおすすめします。人気商品だからこそ需要が高く、「今すぐ欲しい」という方が即決価格で落札してくれます。
ヤフオクの相場よりも高い価格で出品する
商品を欲しい人でも、それぞれ目的があります。
- 買い物を安く済ませたいので、開始価格が安い商品を選ぶ人
- 価格が高くてもよいので、確実に商品を買いたい人
ヤフオク!はオークションなので、なるべく安い価格で済ませたい人が多く、競争率も高くなっていきます。
しかし、逆に価格が高くても確実に手に入れたい方は、急ぎで買いたい人に多いです。例えば、気に入っていた物や日常生活に欠かせない物を壊してしまった…など、急遽その商品が必要な人は安い価格で競り合うよりも、あえて競争率が低めの高い商品を選ぶことがあります。
商品をすぐに手に入れたい買い手をターゲットにする
出品する際に、なるべくウォッチリストと入札件数を増やしたいと考えます。
そうなると、開始価格を安く設定→安く買い物をしたい人が増えます。安くても入札が増えるならチャンスと思うかもしれませんが、高く売りたい商品があれば、高く買ってくれる人をターゲットにしましょう。
その商品がどれだけ高値で売れているか相場を調べて、即決価格を決めます。しかし、ここで注意しなければいけないのが、あまりにも高い価格は避けることです。いくら過去に高値で売れていたとしても、毎回その価格で売れるとは限りません。
高く買ってくれる人をターゲットにする場合も、妥当な即決価格に設定しましょう。
開始価格で落札された例
画像の商品を見ると、入札が1の商品がほとんどで、入札件数が全く増えていないことがわかります。
この商品の需要が少なく、欲しいと思う人がいないということです。欲しい人がいないということは競争率の低い商品となり、開始価格のまま落札される可能性が高くなります。
しかし、こちらの画像をご覧ください。
上の商品と全く同じ商品で、どちらも良い状態ですが落札額に大きな差があります。一つは開始価格の30円のまま落札されていますが、もう一つは1000円で落札されています。
競争相手がいない商品は開始価格のまま落札されることが多いので、「低額でスタートしても最終的には高い価格で落札されるだろう」と考えて出品するのは間違っています。
出品したい商品がどれだけ求められているのか知っておく必要があります。競争相手がいない商品だからこそ低額でのスタートを避けて、その商品の適正だと思う価格か、あるいは相場より少し安い価格で出品しましょう。また、ここで即決価格を設定するのもよいでしょう。
送料無料にするとメリットがある
送料は買い手にとっては気になるポイントです。送料無料にすることで買い手は落札額のみの支払いになるので、商品代金と送料でいくらなのか計算する手間を省きます。
もし自分が買い手側になったとき、送料別よりも送料無料の方が落札したいと思いませんか?出品者は商品代金に送料を上乗せして開始価格を設定すればOKです。送料無料にすることで売れやすくなるので、出品者にとってもメリットがあります。
そして、ヤフオク!でよくある問題が商品代金よりも送料が高い場合トラブルになりやすいということです。そんなトラブルも回避できるので、送料無料に設定しておくことをおすすめします。
まとめ
ヤフオク!は使い方次第でたくさん稼ぐことができます。出品したい商品がどれだけ需要があるか調べたり、開始価格の設定だけで落札額が変わってきます。
最初はなかなか思い通りに売れないこともありますが、コツさえ掴めば入札件数が増えて、高い価格で落札されるようになるので、どんどん稼いでいきましょう。