日本製品は海外での相場が高いため、海外転売は国内転売と比べて利益率が高い傾向にあります。しかし、海外のECモールの多くは日本語に対応しておらず、取引先とのやり取りも英語を始めとした外国語で行う必要があるため、外国語ができない人がこのようなECモールを利用するのは難しくなってしまいがちです。
しかし、Amazonは別です。Amazonなら海外の顧客と直接やり取りする機会はほとんどありませんし、カスタマーセンターへの問い合わせも日本でできます。また、海外版のAmazonといっても、そのサイトのレイアウトやデザインが日本のものと同じなので操作も簡単です。
今回は、海外のAmazonを使って個人輸出する方法について解説します。
Contents
Amazon輸出の流れ
2019年6月現在、世界16カ国でAmazonが運営されていますが、特に市場が大きいのはやはり本国アメリカのAmazonです。
ここからはアメリカのAmazonを例に、Amazon輸出の流れを解説します。
セラー登録
アメリカのAmazonで転売するには、出品者用のアカウントを作成する必要があります。以下の手続きに従ってアカウントを作成してください。
まずは、アメリカのAmazonのホームページを開いて、ページ下にある「Sell on Amazon」をクリックしてください。
以下のような画面が表示されたら、真ん中の「Start selling」をクリックします。
次にログイン画面が表示されます。新規でアカウントを作る場合は一番下の「Create your Amazon account」をクリックしてください。
名前、メールアドレス、パスワードを入力して「Next」をクリックします。
すると、「Verify Email Address」という画面が表示されます。入力したメールアドレス宛に届いたメール上に記載されている認証コードを入力して「Verify」をクリックしてください。
すると、「Set up your Amazon selling account」という画面になります。ここから事業者情報や口座情報などを登録していきます。Google翻訳を使いながら、必要事項を入力してください。
商品リサーチ
登録が完了したら、まずは売れ筋商品のリサーチをしましょう。リサーチ方法は2つあります。
1つ目は、アメリカのAmazonで日本製品を検索する方法です。アメリカのAmazonの検索フォームに「Japan import」と入力して検索してください。すると、日本からの輸入品が一覧表示されます。詳細検索すれば、カテゴリごとの人気商品をひと目で把握できます。ただし、「Japan import」で検索してもヒットしない日本製品もあります。
2つ目は、日本で安く仕入れられそうな商品を見つけて、その人気度をアメリカのAmazonで調べる方法です。
日本で良い商品を見つけたら、その商品のJANコードを確認してください。JANコードは世界共通の商品識別番号です。通常はバーコードの部分に記載されています。
あとはAmazonでJANコードを検索すれば、その商品の需要を確認できます。
この方法は商品を一つ一つ調べる必要があるため時間がかかりますが、JANコードで調べれば検索漏れがありません。
商品の仕入れ
売れ筋商品を把握したら、仕入れ先を確保しましょう。
- ヤフオク
- メルカリ
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
- Amazon(日本)
などのネットショップだけでなく、家電量販店やディスカウントストアなどの実店舗にも足を運んで最安値で仕入れましょう。
出品
商品を仕入れたら、早速出品しましょう。出品方法は日本のAmazonと変わりません。
梱包・発送
注文が確定したら商品を梱包・発送します。ただ、梱包・発送作業を全て自分でやるとなると結構手間がかかります。そのため、FBAの利用をおすすめします。
FBAとは、注文前にあらかじめAmazonのFBA倉庫に商品を納品しておくことで、Amazonが梱包・発送などの作業を全て代行してくれるサービスです。
FBA納品代行業者を利用すれば、日本からでも海外のFBA倉庫に納品できるようになります。
消費税還付
また、輸出事業者は消費税の還付を受けられる場合があります。
そもそも消費税とは、消費者が商品・サービスを購入した際に発生する税金のことです。本来消費税の納付義務があるのは消費者です。しかし、消費者一人ひとりが納税するのは手間がかかります。そのため、日本では商品・サービスを販売している事業者が消費者から消費税に相当する金額を預かり、後でまとめて納付することになっています。厳密には、事業者が消費者から預かった消費税額から、仕入先・外注先に経費として支払った消費税額を引いた差額を国に納めることになります。
しかし、海外輸出の場合は消費者から消費税を預かることができません。受け取るのは商品代金だけなので、収めるべき消費税がありません。そこで、輸出事業者が消費税の確定申告をすれば、経費として支払った消費税額が還付される仕組みになっています。
Amazon輸出に英語は不要
Amazonは日本語表記に変更できますし、顧客対応もほとんどありません。したがって、英語はほとんど必要ありません。
フリマ出品代行サービスを立ち上げた大迫CEO率いる株式会社モノテクノロジーズ。しかしコロナで倉庫が止まり、アルバイトの自宅で商品を保管するハメに。
窮地に立たされた大迫CEOは『倉庫のクラウド化』に着手。新サービス、マカセルへとアップデートを遂げたのでした。
マカセルならフリマで高く売れるといいます。その理由とは・・?
アクシグ編集部の独占取材記事全文を是非ご覧ください。
Amazon輸出に必要なもの
アメリカのAmazonで個人輸出する際に必要なものは次のとおりです。
ネット環境とパソコン
Amazonでの取引は全てネット上で行います。スマホでも作業はできますが、パソコンのほうが作業効率が良いでしょう。
クレジットカード
アメリカのAmazonアカウントを登録する際に必要になります。また、クレジットカードがあれば仕入れの幅も広がります。
事業用の国内銀行口座
プライベートの銀行口座と事業用の口座を分けて管理すると、確定申告の際に便利なのでおすすめです。
アメリカのAmazon出品アカウント
日本のAmazonアカウントは海外では使えません。これに対して、本国アメリカのAmazonアカウントは世界中のAmazonで利用できます。
アメリカの銀行口座
アメリカのAmazonでの売上金を受け取るには、アメリカの銀行口座が必要です。ご注意ください。
仕入れ資金
現金、もしくはクレジットカード枠に余裕がある状態でAmazon輸出を始めましょう。
仕入れのコツ
個人輸出は上手く仕入れることができれば、初期費用0円でも始めることができます。
クレジットカードで仕入れる
仕入れ時はクレジットカードで決済しましょう。早く売れれば、カードの請求日前に売上金を受け取ることができるため、売上金で仕入れの支払いが可能です。
クレカ仕入れの注意点
ただし、商品がすぐ売れるとは限りませんし、売れたとしてもカード請求日前に売上金が振り込まれるとも限りません。
また、個人のクレジットカードを仕入れに使用することが禁止されている場合もあります。
Amazon輸出のメリット
アメリカAmazonには他プラットフォームにはないメリットが3つあります。
市場がでかい
アメリカのAmazonは市場規模が大きく、利用者数は1億人を超えています。
日本製品が人気
一般に日本製品はクオリティが高いため世界中で人気がありますが、特にアメリカでの人気が高くなっています。メイド・イン・ジャパンというだけで相場が少し上がるほどです。
そのため、アメリカのAmazonにおける日本製品の売上スピードは比較的速く、相場も高いため十分に利益を出すことができます。
無在庫転売しやすい
日本の配送業者は配達スピードが非常に早いことで有名です。それに対して国際配送は時間がかかります。
そのため、注文が発生してから商品を仕入れて発送する「無在庫転売」でも、お届け日数にたいした差が出ません。したがって、Amazon転売では無在庫販売してもお客さんにあまり迷惑がかかりません。もちろん、仕入先の在庫切れによる仕入れ失敗のリスクはあるため、仕入ルートは複数確保しておく必要があります。
Amazonで売れない商品の特徴
日本製品は全体的にアメリカでの評価が高いですが、どんな物でも売れるわけではありません。
アメリカのAmazonで売れにくい日本製品の特徴を3つ紹介します。
大型家電・精密機械
大きい・重い・壊れやすいという商品は、輸出転売に向きません。送料が高くなりがちですし、配送途中に商品が破損するリスクもあるからです。
日本らしさがない
日本製品に対する海外のイメージは「高性能」「丈夫」「和の文化」「アニメ・漫画」などです。これらの特徴を有していない商品を販売しても、なかなか売れません。
価格が高い
高品質でも高額になると売れにくくなります。実際、日本の家電メーカーに対する評判は良いのですが、売れ行きは韓国や中国のメーカーに負けています。なぜなら、高額すぎて手が出ない人が多いからです。
Amazonで売れる商品の特徴
アメリカのAmazonで回転良く売れる日本製品の特徴を3つ紹介します。
小さい軽い壊れにくい
やはり、小さくて軽く壊れにくい商品は輸出転売に適しています。
家電製品であっても、充電器などの小さいものであればよく売れます。
日本の工具・工芸品
日本の伝統工芸品は海外で高い評価を得ています。
お米好きのアメリカ人には、日本の土鍋が人気です。特によく売れているのは「ご飯土鍋 伊賀風」です。
また、日本製の大工道具も品質が高いことで有名です。特に、アメリカのAmazonでは「土牛 両口玄能」などの木工用ハンマーが人気です。
キャラクター商品
日本のアニメはアメリカでもポピュラーで、キャラクターグッズがよく売れています。
特に、ジブリ作品関連のグッズの売れ行きが伸びています。エンスカイのアートクリスタルジグソーパズルシリーズは、完成後に持ち上げても外れず、少し透けて見えるため、おしゃれなインテリアとして購入する人も多い商品です。
Amazon輸出は初心者でも簡単
個人輸出には難しいイメージがありますが、Amazonを使えば簡単です。ぜひセラー登録してみてください。
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