Amazonで副業として出品を始めた人の多くが最初にぶつかる大きな壁というのは、売れ筋商品を見つけ出す、ということでしょう。確実に売れる売れ筋商品の一覧というのがどこかにあれば話は早いのですが、自分でビジネスを展開していく上で、そんなに甘い話はありません。
いろいろと試行錯誤をしながら、自分で売れ筋商品の一覧を作っていくしかありません。売れ筋商品を見つけるためには、今現在売れ筋商品を抱えている出品者が、どんな商品を販売しているのかを調べるのが1番手っ取り早いことです。
この記事では、出品者(セラー)IDを調べることで、売れ筋商品を見つける方法についてお伝えします。
Amazonの出品者IDから売れ筋商品を知る
商品を効率よく販売して利益を得ていくためには、ショッピングサイトごとの売れ筋商品を把握する必要があります。
Amazonで売れ筋商品を見つける方法は簡単で、出品者(セラー)IDを調査するだけです。
Amazon出品者=競合を分析しよう
出品者(セラー)IDを調べる目的は、売れ筋商品を知ることだけではありません。競合する出品者から有益な情報を得ることもその目的に含まれます。そして、売れ筋商品を抱えている出品者の価格設定や在庫量、販売方法を真似れば、自己流でやるよりも早く販売を軌道に乗せることができるでしょう。
ゆくゆくは自分で売れ筋商品を発掘する必要はありますが、まずは競合となる”先輩”を真似ることから始めてみましょう。この記事では、そのためのツールや情報を余さずお伝えします。
商品一覧を取得できる!Amazonの出品者(セラー)IDを調べる方法
自分がライバルにしたいと思う、売れ筋商品をたくさん持っている出店者を見つけたときに、その出店者がどんな商品を出品しているのかを知るには、出品者(セラー)IDを確認する方法があります。ここからはセラーIDを確認する方法について見ていきましょう。
商品一覧を取得できる!Amazonの出品者IDとは?
セラーIDというのは、 Amazonマーケットプレイスで出品者に割り当てられている固定のIDのことです。出品者IDとも呼びます。気になる出品者を見つけたら、まずはセラーIDを調べて、その出品者がどのような商品を出品してるのかすぐに調べてみましょう。
商品一覧を取得できる!Amazon出品者IDの確認方法
気になる出品者のセラーIDというのは、セラーページから調べることができます。
まずは気になる出品者がいたら、セラー名をクリックしてみましょう。するとそのセラーについての詳細ページに飛びます。
そのセラーページのURLを見てみましょう。
上の画像の赤枠の中の、URLの中のseller=の後のAから始まる13桁の英数字がそのセラーのIDになります。
Amazon出品者(セラー)IDから売れ筋商品一覧を調査
売れ筋セラーのIDを見つけることができたら、一体どんなことができるのでしょうか。売れ筋商品を扱っている出品者だということは、その出品者と同じ商品を出品すれば、まずは間違いがないということをしています。ですから、その出品者が扱っている商品のASINを片っ端から抜き出していきましょう。
ツールを使えば、セラーIDから出品者が出品している商品のASINを簡単に取得することができます。
Amazon出品者IDから商品一覧を取得して無在庫輸出しよう
AmazonのセラーIDの活用法では、 Amazonの無在庫輸出で活用する方法があります。無在庫販売というのは、在庫を持たずに売れて入金があってから商品を仕入れる販売方法になります。
少ない資金でも、入金後に仕入れることができる、というメリットがあります。Amazonでの無在庫輸出というのは、主にアメリカのAmazonで販売する人が多くいます。
アメリカのAmazonで無在庫輸出をしている日本人の出品者を見つけたら、そのセラーIDから商品情報をゲットして、同じような商品を真似して出品してみましょう。
Amazon出品者IDから商品一覧を取得して無在庫輸入しよう
無在庫出品は、輸出だけではなくて、輸入で行うこともできます。こちらも入金を確認してから商品を仕入れるのですが、販売する場は日本になります。日本のAmazonで主に中国から安く仕入れた商品を、無在庫販売していきます。
こちらも無在庫輸出と同じように、無在庫輸入をしている販売者を日本のAmazonで見つけて、そのセラーIDから商品を探して、真似して出品するだけです。
Amazon出品者IDから商品一覧を取得してFBA販売しよう
FBA販売を始めようと考えている人の中には、どんな商品をFBAに回すべきか悩んでしまう人もいるでしょう。そんな場合にもセラーIDを活用することができます。
売れ筋のセラーがどんな商品をFBAに回しているのか調べることで、自己出品するべき商品と、FBAに回すべき商品を調べることができます。
ASINを簡単に取得するツール
ツールを使用すれば、ASINのほか、Amazon以外のショッピングモールサイトでの販売価格から、日本と海外それぞれの送料・Amazon手数料・利益率までリサーチすることができます。
ここでは有料ツールの「アマトピア(amatopia)」と無料ツールの「ezASIN」を紹介します。
有料ツール「アマトピア(amatopia)」
「アマトピア(amatopia)」は、Amazon販売総合支援ツールです。最大6つの機能を使って売上管理やリサーチができるようになっています。全機能利用可能で基本料金9,800円(税抜)+広告運用機能経由の広告費×5%+価格改定機能での外部サイトからの取得数×1円となっています。
日本および海外のAmazonに出品されている商品に関する情報を取得できるだけでなく、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの商品価格を知ることもできます。
無料ツール「ezASIN」
有料ツールを紹介しましたが、無料ツールでもASINは取得できます。むしろ、最初は無料ツールから試したほうが良いでしょう。
「ezASIN」はGoogle Chromeの拡張機能で、ASINの抽出が可能です。ASINの取得は「ezASIN」から始めて、必要に応じて有料ツールを活用するのが経済的です。
Amazon出品者を分析して売れ筋商品一覧を作成
Amazonには、たくさんの出品者が多くの商品を販売しています。出品者たちの目的というのは、まず例外なく「儲ける」ことを第一の目的として商品を販売しているのは言うまでもありません。
Amazonで販売を続けている出品者は、何らかの方法で商品を仕入れて、必ずAmazonで儲けているわけです。
ということは、売れ筋のセラーというのは必ず儲かる商品リストを持っているということです。売れ筋セラーを探して、その儲かる商品リストを真似すれば、あなたも簡単に儲かる商品リストをGETすることができるのです。
ただし、ビックカメラといった大規模小売店や魔法瓶のタイガーなどのメーカーも出品してます。大規模小売店やメーカーとは同じ土俵でもちろん戦うことはできません。
自分と同じ土俵で戦っている、副業セラーで儲けている人を見つけて、その商品を参考にしましょう。
同レベルのAmazon出品者から商品一覧を作成
自分なりの売れる商品の一覧を作るためのコツというのは、まずは自分と同じレベルの出品者を見つけることです。
Amazonの出品者には、大規模小売店やメーカーも参入しています。そういった大規模セラーとは最初から同じ土俵で勝負できるわけがないので、自分と同じレベルの出品者の中から、売れ筋商品をたくさん抱えている人を見つけるようにしましょう。
同じ規模のAmazon出品者から商品一覧を作成
自分が売れ筋商品を真似するのであれば、自分が無理することなく後を追えるレベルの出品者を見つけることも大切になります。サラリーマンが副業で始める場合には、それほど大きな資金を投入することは不可能です。ですから、大規模な資金をもとに大量出品ができる出品者は最初からライバルにはなり得ません。
自分と同じ規模の出品者を見つけるのに参考になる指標には、出品者の評価があります。評価の数が1000以上の出品者は大規模出品者である可能性が高いので除外します。500以下ならサラリーマンの副業の可能性もあります。
評価からは出品数を把握することもできます。Amazonの評価は30個売れたら評価が1個付くと言われているので、評価数に30を掛けた数字が12か月で販売した数だと考えていいでしょう。
こちらのセラーの評価を例に上げて、販売可能な出品数を考えていきます。
株式会社コヤナギ
608(件)×30(個)÷12(月)=1,520
大規模出品者であることがわかります。ライバルとしては考えられません。
シャイニングヒル
10(件)×30(個)÷12(月)=25
このくらいならサラリーマンの副業でも現実的に販売可能な数字になります。まずはここを目指せばいいということがわかります。
Amazon出品者の在庫を確認できるAmzpecty(アムスペクチ)機能とは?
売れ筋商品を見つけて、その商品を扱っているライバルとなる売れ筋セラーを見つけたら、次にその相手を詳しく分析していく必要があります。5番手以内につけることができた場合には、上の方のセラーの在庫がなくなり次第、あなたの商品が売れるようになっていきます。
ということは、あなたが売りたいと考えている商品の在庫をライバルセラーがどのくらい持っているのか知ることはとても大切になります。ということで、ここではツールを使って競合分析する方法について見ていきます。
Amzpecty拡張機能でAmazon出品者を分析!
Amazon出品している競合相手を分析するためには、Amzpectyというツールがおすすめです。こちらのツールを使えば、競合相手の在庫数の合計やFBA出品者のリストなどがCSVでダウンロードすることができます。
Amazon出品者に必須!Amzpectyの導入方法
AmzpectyはGoogleの拡張機能として追加することができます。以下からアクセスしてみましょう。
参考:amzpecty
参考: amzpecty インストール
拡張機能は多く入れすぎると、ブラウザの読込み速度が遅くなります。 Amazon出品は情報の速度が死活問題となってくる場合もあります。今は使わない拡張機能はオフにしておくことをお勧めします。
右上の青の線の「〇」ボタンを押したら読み込みが始まります。少し時間がかかるので、その間は違う作業をして待ちましょう。
するとこちらの画面になります。
このツールを使わない場合には、いったん自分のカートにその商品を99と入れて在庫数を確認するのが一般的な方法ですが、とても手間がかかるのでこのツールを使えるのはとても助かります。
まだ使ったことがない人は、ぜひ使ってみましょう。
Amazon出品者に必須!Amzpectyの利用料金や支払方法について
これだけ便利なツールだと、料金の方が気になりますね。便利な分、かなりお高いのではないかと思ってしまいますが、その辺はどうなのでしょうか。
まずは15日間無料で使うことができます。
その後は5つのプランから1つ選びます。プロベーシックだと$34.99 / 月で使うことができます。5100円ちょっとですね。
支払いはPaypalのみとなりますが、Amazon出品を続けていくのであれば、使わない手はありません!
Amazon出品者を分析して売れ筋商品一覧を作ろう!
この記事では、お手本にしたいライバルセラーや売れ筋商品を見つけて、自分なりの一覧を作っていくための方法についてお伝えしてきました。副業初心者には、いったいどの様な商品を仕入れたらいいのか、本当にわからないものですが、最初はとにかくライバルセラーと同じ商品を仕入れて出品するということを繰り返していけば、だんだんと自分なりの商品一覧が出来上がっていくことでしょう。ぜひ、競合相手をしっかりと調査して、売れ筋商品をがっつりと見つけていってください!