商品を中国から輸入し、Amazonで販売するには様々な作業が必要です。
売れそうな商品をリサーチする
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中国のショッピングサイトや卸業者とやり取りし注文書を作成する
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輸入した商品の検品作業をする
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商品を梱包し発送作業を行う
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商品の在庫を管理し、発注を行う
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顧客からのクレーム処理や発送後のフォロー作業
輸入販売を行う場合、一通りの流れでもこれだけすることがありますし、他にも細かい作業が多く出てきます。
今後も売上を伸ばしていくためには、こういった一連の作業を外注することで効率化が図れます。
ただし外注には報酬を支払う必要がありますので、タイミングを間違うと赤字になってしまいかねません。
そこで今回は、外注をお願いするタイミングや、外注先の探し方、依頼の仕方などを詳しくご紹介します。
Amazonの商品リサーチを外注化する必要性とタイミング
Amazonでの輸入や輸出販売でビジネスをしていく上で、売れる商品のリサーチは必須です。
リサーチにはツールなども多く出ているので、それを利用していく方法が便利ですが、売上を上げ将来的に事業として継続していくなら、リサーチを個人でしていくには限界があります。
リサーチのノウハウを持っていたとしても、個人でそれをしていく限りはただ時間を消費するだけです。
外注することは経費がかかりますが、それで売上が伸びれば、結果的にはお金を使ってお金を生み出すことになります。
ただ単にやみくもに外注するだけでは経費がかかるだけなので、ここでは効率的に外注化していく方法をご紹介します。
商品リサーチを外注化するのはいつのタイミング?
輸出入ビジネスを始めるにあたり、売上がないのにいきなり外注化をすることはできません。
してはいけないというわけではありませんが、費用ばかりかかって赤字になる可能性が大きいためです。
そのためしばらくは自分でリサーチをしながら、販売も合わせて行うことになりますが、リサーチには時間がかかりますので、売上が安定してきた時点で外注化を考えましょう。
リサーチの方法としては、人を雇ってお願いする方法とツールを購入して自分でリサーチする方法とがありますが、人を雇う場合外注について教育などをする必要がある場合は時間とお金がかかりますし、ツールを使う場合はツールの購入費だけで費用は済みますが、どちらにしろリサーチにある程度の時間が必要となります。
この場合、自分でツールを購入し、リサーチのノウハウを身につけた上で、人を雇い、ツールを使ってリサーチをしてもらう方法が効率的といえます。
リサーチの際仕入れのルールを決めておく
リサーチを外注する際、できればかかるコストはなるべく抑える必要があります。
そのため、外注をする場合、仕入れのルールについては厳格化しておく必要があります。
例えば、リサーチするカテゴリーを事前に決め、ある程度基準となるルールを決めておくというのも一つの方法です。
商品のランキングが10万位以内のもの、また出品しているライバルが5人以下など、自分がリサーチしている時に心掛けているルールにしてもいいでしょう。
ただし外注の場合、時給制にするか成果報酬を支払うか、どちらかにする必要があります。
・時給制のメリットとデメリット
限られた時間しか業務ができない相手や、自分が副業などで決まった時間にしか対応できない場合には、時給制でもいいでしょう。
ただし実のあるリサーチができなくても、報酬が発生してしまいます。
・成果報酬制のメリットとデメリット
リサーチできた数に対し、報酬を支払うことが可能なので、お願いする側からすると無駄なくリサーチができます。
ただしリサーチする人の実力によっては、報酬を全く受け取れない、モチベーションが保てないといったデメリットがあります。
外注化がなぜ必要なのかよく考えてから移行しよう
外注化する際、大切なのはお互いにWin-Winの関係であることです。
こちらから提示するルールは厳しめに設定する代わりに、作業をしてくれる人にはツールを提供し、リサーチのコツについてもきちんと指導をしましょう。
外注コストを抑えることは必要ですが、そういった面だけを重要視するのではなく、効率的にまたリサーチしやすい環境を作ることも必要です。
お金を出しているんだから成果を出すのが当たり前、と相手に丸投げにするのではなく、商品を売るためにはどうやってリサーチしていくか、そしてその結果をきちんと売上につなげていくことを最優先に考えるようにしましょう。
Amazon販売でリサーチを外注化したい!外注化で注意すべきことは?
Amazon販売では、仕入れから納品された商品のチェック、また自分で発送する際には梱包作業、在庫管理や売上を計算する経理まで全てを自分で処理しなければなりません。
会社でそれぞれ専門の部署に分かれて作業をするのと違い、個人でのビジネスは周りを気にせず一人で作業ができる代わりに、するべき作業に追われがちです。
特に副業でAmazon販売をしている場合、なかなか時間が取れないといったことも出てきますので、作業を外注化して効率よく売上を上げたいということも出てきます。
また多くの商品を取り扱うようになってくると、AmazonのFBAを利用していても、作業が多くなってしまいます。
そこでここでは、Amazon販売で最も重要なポイントであるリサーチを外注する際に、注意したいポイントをご紹介します。
外注化とはどんなこと?そのメリットやデメリットは?
外注化とは、自社で行っている業務を、外部の業者に依頼することです。
例えば製造業で、パソコンなどの組み立ては自社工場で行い、中にあるハードディスクやメモリといったパーツを他の工場で作ってもらうといったことが外注化にあたります。
外注化は自社の状況に合わせて、受注する量を調節できること、自社の設備投資を抑えることができる、自社で働く人間を増やさなくても対応できるといったメリットがありますが、外注する相手には利益を加味した報酬を出す必要があるため、かかる経費は自社で行うよりも高くなる傾向にあるというデメリットもあります。
外注化の逆は内製化といい、こちらは全ての業務を自社で行うことをいいます。
内製化のメリットは、自社で全てを行うため、自社内での技術向上が期待でき、さらに自社内で教育が行えるため、ノウハウを引き継ぎやすい、また高い水準を維持しやすいといったメリットがあります。
ただし設備投資や教育費といった経費が高くなりやすく、受注が増えても製造を一気に増やすといったことに対応できないといったデメリットがあります。
Amazon販売で業務を外注化する場合、これらのメリットデメリットを考慮した上で、外注化すべきかどうかを判断する必要があります。
Amazonのリサーチを外注化する際には全て数値化しよう
リサーチを外注する際に注意したいのが、仕入れ基準をきちんと決めることです。
自分一人でする際には、「これぐらいの仕入れ値なら何とかなる」「売上がこれぐらいだけどまあいいか」としていた部分を、きちんと数字にしましょう。
自分が思う「これぐらい」と相手が考える「これぐらい」には、大きな隔たりがあると考えて間違いありません。
せっかく外注したのに、集まってきた商品は自分の考えていた仕入れ基準より低いものだったり、売れてはいるけれど売上増に結びつかない商品であれば、またリサーチをやり直さねばならず余計なコストがかかります。
そういったことを防ぐためにも、価格差や回転率、粗利率などはっきりとした数字を挙げることが必要です。
指示する場合にも「よく売れているもの」というよりは、「原価がこれぐらいでAmazonで差額が○○円あるもの」や「粗利率が30%になるもの」といった数字で示された方が、作業の効率は上がります。
それに加え、作業マニュアルを作ることで、作業する人が変わっても同じようなノウハウを伝えることができます。
自分がどのようにリサーチを行っているか、細かく工程を見直し、できれば文章だけでなく写真や図などを使ってマニュアルにまとめましょう。
外注する相手にマニュアルを見てもらいながら作業することで、不備があればフィードバックしてもらい、さらに質の高いマニュアルにすることができます。
また質問があった時に、いつでも対応できるようにしておきましょう。
発注する際にはシンプルな依頼を心掛ける
外注化する際、注意すべきことは「受注者側に立って考える」ことです。
仕入れ基準など、リサーチに必要な基準は明確に決めておくことが必要ですが、あまりに細かいと受注する側は計算をしたりマニュアルを何度も読み返したりといった作業に時間を取られてしまい、結果的に成果がなかなか出せないといったことにもなりがちです。
こういったことを防ぐために、発注する側である程度作業を単純化しておくことも必要です。
例えば、「こちらで提示したキーワードで検索し、Amazonとヤフオクで販売されている価格をテンプレートに入力する」「リサーチする商品と価格はリストにしてあるので、その価格より安く販売されているサイトのURLを入力する」「定価より高く販売されている商品のみを調べてリストにする」といった指示をしましょう。
作業が単純であればそれだけ多くの情報を調べることができ、その分リサーチの効果が上がります。
リサーチを外注する際にかかる費用や募集の仕方について
AmazonではFBA出品などもありますので、実際にする業務は他の転売ビジネスに比べて少ない傾向にありますが、Amazonに限らず一番時間がかかるのはリサーチです。
そのためある程度売上が安定してきた時点で、リサーチの外注を考えるといった人がほとんどです。
リサーチが外注しやすいのは、物のやり取りではないのでトラブルが起きにくく、成果が分かりやすいので成果報酬にすることができ、もし外注に失敗したとしてもダメージが少ないということがあります。
作業の効率化を図るためにも、すぐに外注化がしやすいリサーチの外注方法について、詳しくご紹介します。
事業を始めてからどのタイミングで外注化するのがベスト?
どのタイミングで外注化を検討するかは、見極めが難しく、またそれぞれの事業の売れ行きなどにも関係してきます。
まず基準となるのは、自分で何度もリサーチを繰り返し、その方法で事業が継続できる見通しが立った時点です。
リサーチ結果は常に変動するため、「自分のリサーチ方法が確立した」という結果が出ていれば、それを外注しても同じように結果が出せるといえます。
さらに外注化は自分のする仕事量や負担の軽減のためにするものですが、自分の仕事がある程度落ち着いている時がおすすめです。
外注するためのマニュアルを作成したり、作業内容について確認や指導といったやり取りも増えるため、対応などに思った以上の時間が取られます。
自分一人でしていた方がまだ時間が取られなかったということにもなりがちなので、ある程度時間や体に余裕がある時に、外注化を検討するようにしましょう。
外注先でおすすめなのはクラウドソーシングサービスサイト
リサーチを外注する際、外注先として候補に挙げられるのは知人、専門業者、そしてクラウドソーシングサービスのワーカーです。
それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。
・知人
信頼関係がすでにできており、スキルも身についていることが多いことから、仕事がスムーズにできるようになるメリットがあります。
ただし同じように輸入ビジネスをしている可能性もあるため一定期間だけしか依頼できなかったり、またある程度仕事ができるようになると独立して離れてしまう可能性があります。
・専門業者
専門のスキルや実績があり、こちらからは依頼をするだけでスムーズに作業してもらえますが、依頼するために支払う報酬が割高になる傾向にあります。
・クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、仕事をしたい人と仕事を依頼したい人のマッチングを行うサイトです。
クラウドワークスやランサーズなどが大手で知名度もあります。
クラウドワークス
クラウドワークスへの登録・ログイン画面はこちら
ランサーズ
ランサーズへの登録・ログイン画面はこちら
クラウドソーシングサービスに登録し、仕事の募集を出すことで応募者を募ります。
多くの人が登録していて募集がしやすいのですが、スキルや専門知識がない人には教育をすることも必要となります。
発注する前に決めておきたい報酬額と成果条件
専門業者などは1件につき相場が100円や200円といった報酬額を設定していますが、クラウドソーシングサービスの場合はその報酬額ではかなり安くなってしまいます。
リサーチの経験者や実績のある人は、報酬の高い案件の方にいってしまう傾向にありますので、相場としても1件400円ほどは考えていた方がいいでしょう。
未経験でも自分で教育していくのであれば、単価を下げる方法もありますが、経験を積んだ後報酬が高い案件に移る可能性もあります。
そういったことも考えた上で、成果条件を提示した上で、1件につき500円から600円の報酬を設定するのがおすすめです。
リサーチを外注する際に、どれぐらいの経費を設けることができるかを考えた上で、報酬額を決めるといいでしょう。
この場合、成果条件はきちんと数値化した上で提示することが前提となります。
さらにリサーチされて上がってきた商品が、成果物となるかどうか、判断するためのスキルも必要です。
また中国輸入の場合は、単に商品の原価だけでなく代行手数料や配送にかかる諸経費なども計算することが必要となりますので、そういった数字をすぐに計算できるようまとめておくようにしましょう。
リサーチの単価を下げるためにできることは?
リサーチを外注する際、単価は全てお願いした場合に一番高くなります。
その際には教育も必要ですし、リサーチに無駄がないよう説明をしつつ、常にアドバイスをすることも必要となっていきます。
単価を上げればそれだけ応募者も増えますが、作業の効率化を図るために外注化したのに、教育や説明で時間を取られてしまっては、見えないコストが積み重なってしまいます。
こういったことから、単価を下げることも検討しましょう。
単価を下げる方法として、すぐにできるのが作業の細分化です。
リサーチするのをAmazonだけにしてこちらにお願いする人と、アリババで探す商品を発注側で指定してそれだけをお願いする人とに分ける方法です。
Amazonで探した商品をアリババで探す人はまた別にお願いする、という方法です。
そうすれば単価100円程度でお願いすれば、作業する人は3人ですが、全てお願いして500円の報酬を1人に支払うよりもコストが抑えられます。
連絡や管理が大変にはなりますが、データ流出のリスクも抑えられるので、検討してみるといいでしょう。
最初から外注化しない方がいいのはなぜ?注意したい4つのリスク
輸入ビジネスでどうしても時間を取られてしまうリサーチですが、ビジネスを始めたばかりの時点では、売上もまだ不確定ですし、また外注化することにはいくつかのリスクがあります。
外注化で起こりやすい様々なリスクについて、詳しくご紹介します。
自分で指示ができないままでの外注化は危険
外注化する理由として、「自分でできないから」「やるのが面倒だから」というのはやめておきましょう。
輸入ビジネスを行う場合、ほとんどの人は副業でするなど、自分の時間を確保する必要性があることから外注を考えます。
ある程度売上があれば、プロにお願いすることも可能ですが、そうでない場合はクラウドソーシングサービスなどで人材を探すことになります。
こういった場合、リサーチが最初からきちんと出来る人はまずいません。
その場合、受注する側にリサーチの方法を理解してもらうことが重要で、外注する側が指示しなければならないのです。
それができなければいくら外注をしても、相手は時間ばかり費やしてリサーチができず、報酬を得ることができないので急に音信不通になったりします。
そしてまた募集をかけて、といったことを繰り返してしまい、そこで無駄な時間を費やすことになってしまうのです。
まずはあなた自身が、リサーチ力を身につけ、外注のスタッフを指導するぐらいのレベルになることの方が優先です。
確認作業に時間が取られてしまう
外注をした場合、リサーチの経験をしたことがある人であっても、発注するあなたと同じリサーチスキルがあるわけではありません。
そのためリサーチしてくれたとしても、その中から実際に使えるデータは2割か3割ほどしかありません。
少なくても使えるデータなら、と考えるかもしれませんが、最終的には発注者であるあなたが全てのデータをチェックしなければいけません。
仕事量を減らすために外注したはずが、チェック作業でそれ以上の仕事を抱えることになってしまいます。
リサーチする際に、データとしてあげなくていいもの、調べなくてもいいもの、逆にこれだけはチェックして欲しいことなど、基準を明確化しないと不要なデータばかりが集められ、報酬は支払わなければならないといった悪循環に陥ってしまいます。
それを防ぐためにも、まず自分自身のリサーチスキルを磨く必要があります。
データが重複する可能性がある
複数の人にリサーチをお願いした場合、同じ商品がデータとして上げられてくる可能性があります。
売れている商品やネットで探していて見つけやすいものは、だいたい他の人も同じように見つけます。
ただしデータが重複していたからといって、その成果を否定すると外注してくれる人のモチベーションが下がることにもなってしまうため、結果的に重複したデータそれぞれに報酬を支払う必要が出てきます。
データが重複しないように、データベースで管理する方法もありますが、そのデータをまた別の発注者に提供するといったことをする人が出てこないとは言い切れません。
そのため長期間リサーチをお願いすると、いつまでも重複したデータに報酬を払うことになります。
こういったことを防ぐために、細かくリサーチについての条件を設定することが必要です。
そのためにはリサーチを繰り返し、重複しないための方法を自分で見つけておく必要があります。
不正を行われる可能性もある
リサーチをお願いする際に、「利益率○%以上の商品」といった条件や、「定価の○倍になっている商品」といった条件でお願いしていきますが、リサーチする側からすると、何百もの商品の中から条件に合った商品を見つけるためには、労力がかかります。
そのためしてはいけないことなのですが、「虚偽の数字」を挙げて、本当はそこまで利益率のない安い商品をデータとして出すといったことをする人がいます。
たくさんの人が受注しているので、「自分一人が嘘をいっても分からないだろう」と考えて、発注する側がチェックしておらず、報酬がもらえるとそれに味を占めてエスカレートしていきます。
もちろんそういった不正をする人ばかりではありませんが、不正をする人もいるということを心に留めておかなければなりません。
また不正を見抜くためには、自分で利益率の計算を常にしておく必要がありますし、リサーチのスキルがないと「おかしいな」と感じることもできません。
残念なことではありますが、そういった不正をする人がいることも計算に入れて、外注をすることも必要になります。
参考:Amazon輸入でリサーチ代行は本当に必要か?!導入するタイミングとポイントはこれだ!!
輸入ビジネスで外注化をするために優秀な人を見つける4つの方法
輸入ビジネスを長期にわたって安定した売上を上げていくためには、商品リサーチを始め作業の外注化は必須です。
IT化が進んだことで、オフィスを設置する必要がなくなり、連絡もネットツールでリアルタイムに行えるようになりつつあります。
外注を上手く取り入れることで、少人数でもビジネスを成り立たせることは十分に可能です。
そこで必要となってくるのが、いかに優秀な人材にお願いするかということです。
ではどうやって優秀な人材を見つけることができるのか、そのコツをご紹介します。
優秀な人を見つけたい!どうすれば見つけることができる?
人を雇う最も簡単な方法としては、周りの人に紹介してもらうことが挙げられます。
ただ顔見知りだったり友人だったりする場合は、厳しいことが言えなかったり、妥協や安易な関係になったりといったことにもなりがちです。
そういったことを避けるためにも、仕事を探している人と仕事をお願いしたい人をマッチングさせるサービスである、クラウドソーシングを利用するのが最もおすすめといえます。
ただし顔の見えないやり取りだけに、優秀な人かどうかをある程度こちらで判断し、見抜く必要があります。
相手の実績を確認しよう
クラウドソーシングサービスでは、その人が今まで受注した仕事の内容や、仕事の評価が表示されるものがあります。
自己紹介などを見てみると、登録したばかりでも会社などでリサーチをしてきた実績があるという人も稀にいますが、この場合は評価を優先しましょう。
評価が高い人を選ぶことはもちろんですが、その仕事内容についてもチェックが必要です。
仕事を受けて納品すればある程度評価は上がりますが、受けている仕事が単発のものだったり、アンケートに答えているだけだったりといった人の場合、長期的なリサーチの仕事をお願いする際には不安が残ります。
ただし優秀な人材を見つけることができたとしても、そこから信頼関係を積み上げ、戦力となってもらうためにはある程度の時間がかかります。
事情などで途中で辞める人もいることを考え、2、3年ほどかけて人材を集めていくことを考えておきましょう。
募集文をきちんと書くことで優秀な人の判断ができる
仕事の募集文を書く際には、仕事の内容や報酬だけでなく、相手に尋ねたいことも箇条書きや質問形式にして、相手に応募時に答えてもらうようにしましょう。
例えば経歴、今まで受けた仕事の内容、現在の仕事の内容(本業があり、副業としてしている人もいるため)、そして週に何日、何時間作業が可能かといったことです。
募集内容をきちんと読んでいる人、読んでいない人とである程度ふるいにかけられますし、いい人材であっても、時間的な制約がある人などもここで断ることができます。
それでも残りの人が優秀な人材とは限りませんし、残った中でも1人か2人、優秀な人材がいればいいほうです。
また募集をかけても人が応募してくれない、また1人しか応募してくれなかったということもあります。
募集を出しても短期間で応募が来ることは稀ですし、ある程度余裕を持って応募期間を設けましょう。
またそこで応募してくれた人が、必ずしも優秀とは限りません。
1人しか応募がない場合は、その人が優秀そうであっても採用は見送る方が無難です。
応募文章だけで人を見抜けるようになろう
応募してきた人の応募文から、相手がどんな人なのかを見抜くことも必要です。
その具体的な例を挙げてご紹介します。
・募集文を読んでいない人
自分の経歴だけを書いてくる人、また仕事ができますアピールをする人、お金が欲しいので働きたいといったことを書く人は、自分中心の人が多く、優秀な人とはなり得ません。
・募集文に文句を書いてくる人
募集している内容や報酬に、「こうだったら引き受けることができますが」といったことや「報酬が安すぎるのではないか」といったことを書いてくる人も要注意です。
自分の都合と合わなければ応募しなければいいはずですが、そういったことを書いて報酬をつり上げようとする人はやはり存在します。
契約した後に報酬を下げるといったことは論外ですが、こちらも利益を考えた上で報酬を決めているので、不満がある人をわざわざ採用することはありません。
・メールやメッセージのレスポンスが遅い
外注時には、小まめな報告や連絡、分からない時にはすぐ質問するといったレスポンスがスムーズに行われることが基本です。
そのため応募の時点でこちらからの返信に、2、3日かかるような人はやめておきましょう。
ただしその時はレスポンスがよくても、いざ契約をすると連絡がつかなくなる人もいますので、それは別の方法で見抜くことが必要です。
試用期間を設けて実際に仕事をしてもらう
応募時には、多少盛った内容で文章を書いて来る人もいないわけではないので、最終的には作業をしてもらい、どういった人か、また優秀な人材かどうかを見極める必要があります。
試用期間中があることを明記し、その期間中は報酬を下げます。
そして、実際に外注をお願いしようと考えている分量の半分程度をお任せしてみましょう。
お願いしている間のやり取りで、きちんと連絡ができるかどうか判断できますし、今後もお願いできる相手かどうかも分かります。
継続してお願いできる相手であると判断できれば、契約をし、無理ならそこで断ることもできます。
優秀な人材であっても、試用期間は今後のためにも必要です。
参考:Amazon輸入でリサーチ代行は本当に必要か?!導入するタイミングとポイントはこれだ!!
外注を上手く取り入れて業務をスムーズにしよう
Amazon販売をはじめ、転売ビジネスではリサーチ、商品発送、交渉、の3つは外注化することで業務がスムーズになります。
オリジナル商品を作成し、販売していくなら、HP作成や商品ページ作成やネットショップの構築といったことも外注していく必要がありますが、事業を軌道に乗せるためには、最初に挙げた3つを外注化することが必須です。
そして外注にあたり必要なのは、3つの役割を分担してお願いするようにしましょう。
人それぞれに得意なスキルは違いますし、1人の人が複数の役割を持っていると、その人が体調不良や用事で休む時に業務がストップしてしまいます。
また仕事を任せきりにしてしまうと、将来的に独立されてしまった時に、後に残った人のダメージや負担が大きくなります。
優秀な人材を見つけると共に、自分にないスキルを持つ人を活用することで、事業をさらに発展させていくようにしましょう。