Amazonマーケットプレイスに出品する際の作業は、意外と大変なんですよね。
ただ写真を撮る、撮影するだけではないのです。
少量の物なら自分で作業してもそう時間は掛かりませんが、量が多かったり大きい物だと大変な作業になります。
せっかく利益が出ていたとしても、それ以上の労力がかかっているのであれば、作業の一部だけでも外注化して効率よく進めていきたいですね。
しかし、費用がどれくらいかわからないと利用には踏み切れない、またはどれくらい作業が楽になるのかを知りたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では出品代行の方法やメリット、注意点、お勧めの業者等を紹介していきます。
Amazonマーケットプレイスへの出品代行とは
Amazonマーケットプレイスへの出品する際、思ってたよりも手間がかかる作業が多いですよね。
その作業を省きながらも稼ぎたいという方に人気なのが、Amazonマーケットプレイスへの出品代行なのです。
Amazonマーケットプレイスに出品する際の基本的な流れは、
『仕入れ→販売の前に商品の状態をチェック→商品登録→受注→梱包→発送』となっています。その他、出品中は価格を変更したり、問い合わせがあれば対応する必要があるので、一人で全て行おうとするとキャパオーバーしてしまうという方も少なくありません。
その為、多くの出品者がAmazon FBAを利用しているのです。FBAは商品登録の後、FBAに商品を発送すれば受注から梱包発送までを代行してくれて、問い合わせや返品対応等も行ってくれます。
Amazonへの出品はFBAを利用するだけでもかなり手間が省けるのですが、出品代行だとどのくらい省けるのかを見ていきましょう。
出品代行を利用する前に、どのサービスにはいくらかかるのか、費用としていくら出費するのかを必ず調べ、利益計算も行うようにしてください。
Amazonの出品代行を利用するメリットとは
出品代行を利用することによって、どのような作業が短縮・省略されていくのかについて説明していきます。
■検品や商品登録
出品前に値札のシールやタグを外したり、販売できる状態か確認した後商品登録を行っていくのですが、この作業量が多ければ多いほど時間も手間もかかるものです。
代行サービスでは、商品のサイズや業者にもよりますが、相場としては1点につき100円前後となっています。
■写真撮影
Amazonマーケットプレイスに新規で出品する場合、商品画像も用意しなければなりません。しかしただ撮影すれば良いわけではなく、Amazonで規約が定められていたり綺麗に撮る・加工する等ある程度技術が問われます。
大体はオプション料金で写真撮影をしてもらえるので、予算が許すのであれば外注したい作業になります。
■FBAに納品
商品登録が終わったものを、FBAに納品してもらうことが出来ます。
自分で梱包材を用意して梱包・発送する必要がなくなるため、空いた時間を別の作業や仕入れ等に回せるのです。
Amazonの出品代行を利用するデメリットとは
メリットを見ると、大変な作業がカットされるので非常に便利で良いサービスなのですが、デメリットについても十分知っておく必要があります。
総合的に判断し、利用するか否かを決めてみてくださいね。
■出品まで時間を要する
自分で検品や商品登録して納品した場合、平均で発送日から3日程でAmazonマーケットプレイスに出品されます。
しかし、代行サービスの場合は代行会社の元に届くまで1~2日、そこから検品等作業が開始され、納品されてから受領されるまで3日ほどかかるので、あなたの手元から商品が離れて出品されるまで5日~1週間かかることがあるのです。
特に早く販売して早く売り上げを回収したいものや、シーズンに関連した商品は、代行サービスの利用について慎重に検討しましょう。
■コスト面を考えよう
もしもあなたが全ての作業を代行サービスに任せようと考えるのであれば、それだけ費用も掛かってくることを頭に置いておいてください。
便利だからとあれもこれも付け足していると、意外と大きな金額になって利益どころか損失を生んでしまうこともあります。商品の量にもよりますが、ここは自分でやる、これは外注すると線引きをしっかりしておくのがお勧めです。
特に初心者で、販売の流れが良く分からないけど代行サービスを利用すれば全て解決、楽してお金を稼げると思っていると、結果的に利益が出なかったということになりかねません。
■販売のスキルや知識がいつまで経っても身につかない
初心者の方で、全て丸投げをするのは金銭面のリスクだけでなく、スキルや知識がずっと初心者のままになってしまうというデメリットがあります。
たまたま金銭面でクリアして利益が出ていたとして、次に別ジャンルの商品やサイズが大きいものを扱おうとしても、知識がなければ梱包や値段設定等どれをとっても商品に見合った対応が分からないままなのです。その結果損に繋がるということも十分あり得ます。
まずは全ての工程を自分で確かめて経験してから、代行サービスを利用するところは利用するという風にしていくのがお勧めです。
Amazonの出品を代行する方法について
今あげたのは、代行業者に依頼する方法ですが、それ以外にも代行する方法があります。
あなたが自宅等個人でやっているならば、インターネット上で外注できる人を探し、作業を分担するというやり方も出来るのです。
また、会社として事務所や作業場がある場合は、人を雇うという方法もあります。
次の項目では、インターネット上での外注について説明していきます。
Amazonへの出品を外注に代行してもらう方法
代行業者を利用するのは費用が掛かりすぎる…それでも作業の負担はどうにか減らしたいという方は、インターネット上で出品作業を外注するという方法もあります。
注意点や方法について見ていきましょう。
Amazon出品を外注に代行してもらう場合の注意点
代行業者は会社に対しての依頼になりますが、インターネット上で外注する場合、その相手は在宅ワークを探している個人になります。
ただし、このせどりや転売ビジネスの作業を外注化するには、注意が必要です。
作業を外注する=稼ぐためのノウハウを知られてしまうということになります。相手がずっと作業を賄ってくれるとは限らず、ノウハウを得て作業に慣れた頃にやめてしまうということもあるのです。
その為、全てを任せるのではなく作業の一部を依頼する等して自分の負担を減らしていきましょう。
Amazonの出品代行をしてくれる外注を募集する方法
インターネット上で外注する為には、クラウドソーシングのサイトを利用します。
クラウドソーシングのサイトというと、ランサーズやクラウドワークス等たくさんありますが、今回は利用者数が多いクラウドワークスでの募集方法について説明していきます。
トップの「まずは無料で会員登録」をクリックし、会員登録をしましょう
会員登録が終わると、管理画面が表示されます。画面右上のユーザー名をクリックすると、プロフィール編集等のメニューが表示されます。
プロフィール設定をしっかり作りこんだり、本人確認を済ませた方が受注する側も安心出来るので必ず設定するようにしましょう。
【募集方法】
管理画面ページ上部の「新しい仕事を依頼」から探していきます。
※メニュータブが受注者用になっていると「新しい仕事を依頼」は表示されません。右上のメニューボタンを押すと受発注者の切り替えができます。
例:画像加工等
STEP1はカテゴリから外注したい作業に当てはまる物を選択していきましょう。
STEP2はそのままにし、STEP3に進みます。
STEP3には発注したい仕事の内容を出来るだけ明確に記載します。
・仕事の内容はどんなものであるか
・必要なスキル等はあるのか
・経験の有無
・応募者の居住している地域を問うのか
等をしっかり載せておきましょう。ここを疎かにして後出しで伝えてしまうと「話が違う」と不信感を抱かれてしまいます。
STEP4は報酬の支払い方式、募集人数、予算を入力していきます。
STEP5には応募期限と納品希望日を入力します。
STEP6は、オプションになっているので特に必要がなければ何も選択しなくても問題ありません。
確認画面で入力した内容を確認し、問題がなければ募集を掛けましょう。
あとは応募があった場合はその都度応募者とやり取りして、依頼するのかどうかを決めていくだけです。
仕事内容に興味がある人から応募されるためにしたいこと
クラウドワークスは利用者が多い分、受注したい人もたくさんいます。
その為、数多くの中に埋もれてしまうと誰からも応募や質問がないまま、掲載終了期間を迎えてしまうということもあるのです。
かといって、全く業務内容に興味関心がない人の目についてもあまり意味がありません。
ではどうすれば仕事内容に興味がある人に応募されるのでしょうか。いくつかご紹介します。
■『見てみて!』機能を活用する
クラウドワークスでは、あなたが募集した仕事のスキルに合った「おすすめメンバー」からユーザーを選んで、あなたが募集している内容を知らせることが出来ます。
通常10人にしか送れないのですが、あなたが本人確認を済ませている場合、30人のユーザーに見てみてを送ることが出来るので、本人確認を済ませることを強くお勧めします。
見てみてを送る際は、ユーザーの希望とあなたの条件に合致または近い物があるかを必ず確認しましょう。慎重に選ぶことで応募が来る可能性が高まるのです。
■似たような案件に応募している人にメッセージを送る
クラウドワークスではあなたと類似の募集を掛けている人がいる可能性があります。その案件に応募しているユーザーに対してメッセージを送るという方法です。
類似案件に応募しているのであれば、興味を持ってもらえる可能性が高まります。
手順
1.画面の上部にある「仕事を探す」から募集している内容のキーワードを入力し検索します。例:商品登録 画像加工
2.見たい案件を開き、画面の左側にある「応募状況」を見ましょう。
すると応募しているユーザー名が表示されています(最大20名まで確認可能)
3.ユーザー名をクリックするとその人のページに行けます。気になるユーザーがいれば画面右側にある「この人に仕事の相談をする」からコンタクトを取りましょう。
■クラウドワークスで評価を集める
クラウドワークスでは、仕事を発注し納品まで終わって取引を終えると、募集側・受注側がお互いに評価をつけることが出来ます。
良い評価が集まれば今後仕事を発注していく上でも、受注したいユーザーに信頼感を与える材料となるので有利です。
評価を集めるのに時間は掛かりますが、まずは仕事をした方に高評価を付けてもらえるような取引や、安心感を与えるような取引をしていけるよう心がけてみてください。
参考:クラウドワークス
Amazonマーケットプレイスへの出品代行!おすすめ業者を紹介
ネットビジネスで稼げる!という話を聞いて、Amazonマーケットプレイスに出品を始めたという方も多いと思います。
しかし、出品作業に思ったよりも時間が掛かっていませんか?
多くの商品を仕入れていたり、大きい商品や重さがあるものだと一つ一つ行うのが大変です。
他のセラーが避けるものこそ稼ぎやすい商品ではあるのですが、毎回毎回出品作業をするのは手間もかかり効率があまりよくありません。
自分で出品作業をしていて時間が掛かりすぎるものや、大きすぎて自宅での作業が大変だというものは代行業者を使って効率よくしていくのがお勧めです。
そこでお勧めの出品代行業者を紹介していきます。
Amazon出品代行サービスその1「FBA代行センター」
商品ページの作成も安心して任せられる
商品一つ一つの状態・情報を漏れなく載せるよう徹底していて、購買意欲が高まるような商品のコメントを作成してくれる業者さんです。
また、取り掛かりや対応の速さも定評を得ていて、無料で電話相談にも応じています。
Amazonカタログに無い商品を除きFBAに納品可能な新品商品は全品対応可能など、出品者にどこまでも寄り添ってくれることが人気のポイントです。
Amazon出品代行サービスその2「神代本舗」
FBAと同等のサービスを自社提供
こちらはFBAへの納品は行っておらず、『商品のクリーニング→出品→保管→受注→発送』を代行してくれる業者になります。
対応商品は、書籍・CD・DVDのみです。
料金は1点につきどちらも230円で、在庫保管料金は10~30円の間になります。ただし在庫保管料については、商品の大きさや個数によって異なります。
月の使用料も月額380円ですので、非常に低価格での提供です。
また、商品購入のお礼状等も納品すれば無償で封入してくれたり、発送の際には厚紙の封筒を使用する等、利用者にも購入者にも心配りがされていると評判です。
注意点としては、事務所が九州にありそこまでの配送費は負担しなければなりません。あまりに遠方からだと、配送費が高くなってしまうため注意しましょう。
Amazon出品代行サービスその3「ADPAS SHOP」
きめ細やかな対応と後払いで安心
非常に丁寧な作業で評判を得ているのですが、それだけではなく後払いやカード払いにも対応していることも人気の理由です。
ネットショップ等仕入れ先からそのまま納品することも可能で、ポイントサービスも取り入れています。
月額利用料・荷受手数料・出荷手数料は無料となっています。
出品基本手数料は、メディア商品、メディア以外の商品とで異なり、サイズと新品・中古かで値段が変わります。
・メディア商品(本・CD・DVD・ゲームソフト)
標準区分(厚さ4cm未満&3辺の合計が60cm未満)新品:65円、中古:130円
大型区分(厚さ4cm以上または3辺の合計が60cm以上)新品:90円、中古:180円
超大型区分(重量1.5kg以上または3辺の合計が80cm以上)新品:125円、中古:250円
・メディア以外の商品(化粧品、家電、ゲーム機、フィギュア、ホビー)
小型区分(250g未満かつ25×18×2cm未満)新品:110円、中古:220円
標準区分(小型区分以上で3辺の合計が100cm未満かつ、1辺が40cm未満)新品:240円、中古:480円
大型区分(3辺の合計が100cm以上170cm未満かつ、1辺が40cm以上)新品:490円、中古:980円
超大型区分(小型〜大型区分に該当しない超大型の区分)新品:730円、中古:1460円
・本やDVDのセット商品は基本料150円~600円、作業手数料が1巻につき40円(別途梱包代100円~500円が加算)
となっています。
また、基本手数料とは別にオプション料金・資材費用・FBA配送料が必要なため確認が必要です。
注意点としては、出品時に価格が「10万円均一」で設定されるので、自分で修正する必要があるというところです。トラブルを避ける為にこのような方法になっています。
Amazon出品代行サービスその4「Support BB!」
倉庫保管するならここ!
FBAへの納品も行っていますが、倉庫保管をするならこちらがお勧めです。
というのも、こちらはもともと倉庫が本業になっているため、環境や保管状態は安心です。
倉庫保管の場合は最安値と評判ではありますが、料金の詳細については無料で見積もりを依頼してみましょう。
FBA納品の場合は、1ケース(50点以内)で500円とその他配送料が450円~となっています。
Amazon出品代行サービスその5「福富サポート」
創業50年と歴史が長く、信頼度が高い業者さんです。
納品サービス料金は1ケース(50点以内・25kgまで)450円(税抜)、配送料金は780円(税抜)~となっています。
また、別途月会費やオプション料金などが必要になります。
まとめ
Amazonマーケットプレイスに出品する際の全ての作業を代行業者に任せるのは金額もかかってお勧めできませんが、あまりにも時間が掛かる、だけど必ずしも作業するのがあなたでなくても良い物に関しては、代行サービスを使うことをお勧めします。
浮いた時間で、次の仕入れのためのリサーチや販売のスキルを磨く時間にあてていけば効率よくスキルアップもできるのです。
代行業者を選ぶ際は、利用して本当に利益が残るか、評判は良いか、丁寧な対応をしてくれるかという点を意識して選ぶようにしましょう。