今の時代に、古くなったレコードは売り物になるのでしょうか。Amazonなどでは、個人でも何でも売れる時代です。
レコードやCDを買取しているお店もたくさんあります。今回は、レコードをどうやって高く売ることができるか、ということを詳しく解説していきます。
レコードをせどりしてAmazonで売ることはできる?
レコードについて、Amazonでは、LP盤・EP盤・12インチシングル盤など、様々なレコードを取り扱っております、としています。
では、詳しくどのようなものなのか見ていきましょう。
Amazonでのレコードの取り扱いについて
以前はAmazon.co.jpのヘルプ内にある「レコードについて」というページに、レコードの取り扱いについて詳細が記載されていました。
しかし、現在は「レコードについて」のヘルプページは削除されており、テクサポに確認したところ「商品のコンディション」についてのみ記載があります。
注意すべき点として、CDや本には「再販価格維持契約」というものがあり、レコードも新品で出品する場合は定価で出品する必要があります。
また、中古で出品する場合は付属品や商品の状態によってコンディションのルールが定められているので、出品前に確認が必要になります。
レコードのコンディションガイドライン
Amazonヘルプ「コンディションガイドライン」
レコードを注文する場合
レコードを注文したい場合、次の順序で進んでください。
(1)メニューからAmazon Musicを選択し、「音楽を購入」から「CD・レコード」を選ぶ。
(2)そのページの上部にあるサーチボックスに、商品タイトルなどを入力し検索ボタンをクリックする。
(3)検索結果が表示されたら、画面の左側にある「フォーマット」から「レコード」を選び、レコードだけを絞り込む。商品タイトルかイメージをクリックして商品詳細ページを開く。
(4)注文する場合は、商品をショッピングカートに入れ、レジに進むボタンをクリックする。
(5)アカウントにサインインする。
(6)受取場所、配送指示、お支払い方法などを入力する。
(7)注文内容を確認する。
(8)「注文を確定する」をクリックする
返金手数料について
レコードなどミュージックカテゴリーの商品を購入者に全額返金する場合、Amazonはトランザクションごとの手数料を出品者に返還することになっています。
また注文代金の一部を購入者に返金する場合も、同率の販売手数料を返還することになっています。
つまり、何らかの事情で購入者に注文代金を返金する場合、その注文にかかった手数料を出品者に返還することになっているということです。
Amazonでレコードをせどりするために覚えておきたい制限
AmazonでCDやレコードなどのミュージックカテゴリーを出品する際に、規制や制限が入りました。
CDやDVDを出品登録しようとすると、「利用できません」という表示が出て申請も登録もできないという例が多く見られます。
なぜそうなったしまうのか、詳しくはAmazonでも公表していませんが、ミュージックカテゴリーに制限が掛かっている方がいることは確かです。
これは、著作権元より一部出品者の肖像権侵害などがあったためのようです。
つまり、一部の出品者が海賊版を扱っていて、Amazonがそれを取り締まろうとしているようです。
せどりしたいレコードが出品登録できない
せどりを行っている方の中には、CDやレコードを出品している方も多いと思います。
自宅に残っているCDやレコードはもう聞かないものもあるでしょうから、そういったものを販売しようと思っている方もいるでしょう。
しかし、Amazonマーケットプレイスで売ろうと思ったら、「利用できません」と表示されてそこから先に進めず、出品登録できずに困っている方がいるようです。
何が問題なのか、制限を外すことはできるのか、何か方法はあるのでしょうか。
レコードをせどり出品できない原因:アカウントに出品制限
出品制限がかかってしまっている方をまとめると以下の方のようです。
・過去12か月間の間に、CDを出品していない方。
・2016年11月以降に新規アカウントを取得している方。
それでも中には例外もあるようで、はっきりとAmazonから公表されていないため、正確なところは不明です。
テクニカルサポートに問い合わせても明確な回答は得られませんでした。
個人情報の取得を目的として、CDなどを低価格で販売している業者が一部存在し、そのクレーム対応としてそういった業者を締め出す方法の一つなのかもしれません。
新品レコードをせどりして確実に稼ぐ方法
現在新規出品者はAmazonでレコードの出品はできませんが、ヤフオクでは出品可能です。
ヤフオクなどで中古レコードの落札価格を見ていると、数万円もするものがあります。
これはもしかして、中古のレコードを売れば儲かるのかもしれないと思ってしまいます。
しかし、実際のところはそうはうまくいきません。
中古レコードのせどりは稼げない!?
ヤフオクなどで中古のレコードの落札価格を見ていると、数万円もするものがあります。
まだせどりに詳しくない人であれば、これは行けると思ってしまいます。
この画像と同じレコードを海外から仕入れて国内で販売すれば数万円儲かるのかも、と思うでしょう。
アメリカのAmazonではこのように、同じレコードが安く売っています。
33.49ドルなので、2023年7月現在のレートで換算すると約4,700円になります。
そこに送料が約1,700円かかるので、約6,000円ほどで仕入れることができます。
でも、実際にこのレコードを国内で販売するとどうなるでしょうか。
中古レコードをせどりして稼ぐコツ
実際には、国内で販売しても2000~4500円程度にしかなりません。
全く同じレコードのように見えますが、先程のヤフオクのようには高くなりませんでした。
これには理由があって、高く売れる中古レコードにはプレミアがついていたのです。
プレミアがつくレコードとはどのようなものかと言うと。
・USオリジナル商品
・RVG刻印がるもの
・ディープグループのもの
・重量盤であること
・プロモ盤であること
・モノラルであること
という感じです。
特にジャズを聴く方はよくわかると思いますが、こういったレコードにはプレミアがつきます。
このようなプレミアレコードはAmazonで購入することはまずできないので、レコードを扱っている店舗で探して購入するしかありません。
しかし、そういう店舗ではプレミア商品は高値で販売しているため、せどりをしても大した儲けにはならないのです。
普通のレコードを仕入れて、プレミア商品のようにしてだまして売ろうと思っても、こういった商品を欲しがる方は、元々レコードに詳しく、知識もあるため引っかかる人はいないでしょう。
それでは、プレミアがついていない商品でも、国内で仕入れることができたらどうでしょうか?
先ほども申しましたが、プレミアがついていない商品でもヤフオクでは4500円で落札されているケースがあります。
それがメルカリだと送料込みで1500円で販売されていました。
海外からの仕入れだと送料が割高になるケースがほとんどですが、国内だと送料の心配はいりませんよね。
価格差も3000円になるので、手数料を加味しても2000円以上の利益にはなります。
新品レコードのせどりは稼げるのか?
ちなみに、新品のレコードはどうでしょう。
例えば、このような新品のレコードはどうでしょうか。
入札が10件もあり、落札価格も3250円となっています。
これをある程度安く仕入れられれば、せどりをする価値はあります。
先程の中古レコードのときと同じですが33,49ドルに送料を加味すると仕入れ金額は約6,000円になります。
海外からの仕入れは送料が割高になりますし、新品で利益をだすことは難しいでしょう。
関連記事: 【2023年版】Amazonせどりで商品ランキングから売れ筋商品を見つける方法7選
新品レコードをせどりして高い利益を出すコツ
この「Waltz for Debby」というレコードは、同じ中古品でも2000円~4500円といういろんな値段で売られています。
プレミアがついている場合は当然それ以上となります。
では、その価格幅の中で、どのようにして4500円で売ればいいのでしょうか。
レコードをせどり出品するときのポイント
同じ商品であれば、できるだけ高く売りたいですよね。
これには、少しコツがあります。
例えば、このレコードを開始価格1円からスタートしたとします。
すると、入札者は増えますが、落札価格は2000円くらいで落ち着いてしまいます。
しかし、開始価格を2000円くらいからスタートすると、入札者は減りますが、4500円くらいで落札されます。
つまり、開始価格というのは出品者のある意味サインであって、1円からスタートをすると、この出品者は安く売っても構わないというサインになります。
そうすると本当にこの商品を欲しがっている人からすると、何か問題があるから安く売ってるのかもと勘ぐって手を出しにくくなってしまうのです。
本当に欲しがっている人は、ある程度高くてもきれいな商品を好みます。
だから、自信をもって高い値段から開始価格を設定して、できれば何も問題が無いことがわかるように、返品も受け付けることです。
また、レコードの型番がわかるように、画像を載せるのも安心材料となります。
つまり、本当に欲しがっている人を相手に、きちんとした商品を高い価格で売る方が利益が出やすくなります。
レコードをせどり出品するときのアピール方法
先程、レコードの型番がわかるように画像があった方がいいと書きましたが、写真をとるために、フィルムを開けて中身を出し写真をとって出品しましょう。
レコードは同じ商品でも種類が沢山あるため、型番を写真にとって載せると購入者もパッと見て分かるので購入されやすくなります。
そして、予め再生可能かは必ず確認しておき、返品は可能としておきます。
再生できれば普通はトラブルは起きませんから、返品不可にしてしまうと逆に購入者に不信感を抱かせるだけです。
自信を持って高い価格から始めれば、4000円で売れることもあります。
せどり出品したレコードの梱包と発送方法
レコードは繊細で傷つきやすいので、梱包には細心の注意を払いましょう。
まずはレコードが破損しないように、気泡入り緩衝材を使用して梱包をしておきます。
緩衝材で梱包したレコードを適切な大きさのダンボールに詰めて、隙間も同じ緩衝材や新聞紙などを利用して、配送中に商品が動かないようにします。
発送は、ゆうメールでしたら、500gまでは310円です。
ゆうメールの場合、内容物を確認できる必要があるので、完全に梱包をせず、一部を開けられるようにしておかなくてはいけません。
そもそも古いレコードに需要はあるのか?
音楽は、CDやダウンロードが主流になっている今の時代に、古いレコードは売れるのでしょうか。
レコードの売買事情について解説します。
古いレコードをせどりして売れるのか?
今の世の中、レコードを使っている人はいるのか。
古いレコードを買ってくれる人はいるのか。
不安に思うかもしれませんが、結論から言うと売れます。
レコードは今となっては古いもので、使っている方は少ないと思いますが、今でもレコード盤音源のものは売られていますし、レコードを再生するためのオーディオ機器も売られています。
つまりは、今でもレコードで音楽を聴いている人は少なからずいるということです。
そういう人は、レコードで音楽を聴くことを好んでいます。
だから、古いレコードでも売れるのです。
なぜ、せどりした古いレコードが売れるのか?
レコードで音楽を聴くことを好む人は、レコードの音を気に入っているからです。
現在、CDやMP3の方が主流で音質はいいのかもしれません。
それでも、レコードで聞く音楽とCDなどとを比べると、レコードの方が味があると思う人は結構います。
これは、好き嫌いの問題なので、個人の好みですが、特にクラシックやジャズを聴いている人はレコードを好む人がいます。
中には昔のアイドルなどでも、ジャケットを目当てで買っている人もいます。
好みは人それぞれですから、音楽に関してもそれぞれ個人で好みに差があるのは当たり前のことです。
レアなレコードをせどりして高く売ろう!
中古のレコードの場合、今では販売していなくて手に入れることができないものが多いです。
そういったものは、高いお金を出しても欲しいと思っている人はいます。
そういったレアなレコードは、高い価格で売れることがあります。
特に昭和のレコードや、ジャズ、クラシックなどは高くなることがあります。
名盤や廃盤のレコードをせどりすれば数万円になることもある
普通、レコード盤を売りに出すと数百円ということが多いですが、名盤や廃盤となったレコードの場合、数万円となることもあります。
自分にとって価値がなくなったものでも、欲しい人はいるかもしれませんから、まずは売ってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自宅で古くなったレコードなど、処分に困ったら売ってみるのもいいのではないでしょうか。
Amazonでは制限や規制がかかっていて新規出品者は出品ができませんが、それでも売る方法はあります。
せどりをしている方にとっては、逆にライバルが減ってチャンスかもしれません。
いろいろ試してみて、販路を広げていきましょう。
レコードのように、自宅で不要となったものも、売ればお金になります。
きちんと調べて正しい情報を得れば、赤字にはならないはずです。