中国輸入は本当に安全?トラブル回避の方法とは

中国輸入となると、本当に安全なのか、トラブルに巻き込まれることはないのかと不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そんな方の為に、中国輸入を安全に行うためのサイト選びから、注意点、必要なことについてまとめた記事になっています。

目次

中国ECサイト、お勧めはどこ?

日本にもサイトが沢山あるように、中国にも沢山のサイトがあります。膨大な数の中から仕入れサイトを決めるのは迷ってしまうかもしれませんね。
そこでお勧めしたいサイトがあります。
タオバオ
アリババ
アリエクスプレス

の3サイトですが、これらは全て”アリババグループ”が運営するサイトになります。実は中国のショッピングサイトの半数以上はアリババグループが運営しているサイトなのです。その中でもこの3つは、中国輸入商品を仕入れやすいサイトです。

中国の企業となると不安を覚える方もいるかもしれませんが、アリババグループは世界でも指折りの流通企業で、2021年10月時点の世界時価総額ランキングでは、アリババグループは16位に入っています。また、2018年から28年までの10年契約で国際オリンピック委員会のワールドワイドパートナーとなっていて、2月に開催されていた平昌オリンピックから21年の東京オリンピック、22年の北京オリンピックのスポンサーを務めるなど、世界的にも信頼が置かれている企業ですのでご安心ください。

ではトラブルは絶対に起きないのかと言われると可能性は0ではありませんが、日本国内でもネットショッピングは当たり外れがあるようにタオバオやアリババも同様です。しかし、選び方次第でリスクは下げられますし、大元が優良企業ではないところを選ぶよりは安全と言えます。
また、基本的に中国輸入ビジネスは、全て自分で買い付けせず代行業者に依頼している人が多いので、万が一何かあっても代行業者が対応してくれるので安心です。

代行業者に依頼すると行って頂ける作業は、
【商品の値引交渉→買い付け→検品→梱包→日本にいるあなたの元や指定場所への発送】という一連の作業になります。検品の際に不良品がないか、違う商品が届いていないか等目視でわかることをチェックして、問題があればセラーに問い合わせ、返金または交換依頼をしてくれるので、安心して商品が届くのを待ちましょう。ただし、代行業者の中には詐欺目的やぼったくり目的も存在します。信頼できる代行業者に依頼しましょう。

おすすめの代行業者はイーウーパスポートです。イーウーパスポートでは専任担当制を採用し、いつも同じ社員が100%日本語で対応してくれます。また日本人社員が常駐していて、輸入ビジネスで起こりがちな問題発生時も迅速に解決する事が可能です。もちろんタオバオやアリババにも対応しています。

この信頼できる代行業者イーウーパスポートが提供するのが、無料で在宅中国輸入ビジネス講座です。中国輸入ビジネスのやり方や仕組み、商品のリサーチ方法から出品方法までを全7回のメール講座でマスターする事ができます。中国輸入ビジネスに興味がある人や、うまくいかない人は無料なのでぜひ受講をおすすめします。

参考:無料で在宅中国輸入ビジネス講座を購読する

タオバオ

タオバオは、個人の消費者をターゲットとして出品しているセラーが多く、1個からそして安い金額で仕入れることが出来ます。基本的に中国現地の人が利用することを想定しているため、格安すぎる物を選ぶと粗悪品にあたりやすくなってしまうので注意が必要です。また、決済の方法がアリペイというシステムを利用するのですが、これは中国の銀行口座を持つか、Tour Passを利用しないと出来ない為、個人で直接仕入れるのは難しいでしょう。さらに中国語での記載になっていてセラーとのやり取りも当然中国語になりますので、中国語が出来る人でなければ尚更ハードルは高くなります。
タオバオで仕入れる際は、優良代行業者に依頼するようにしましょう。

アリババ

タオバオと違い業者向けの出品となっていて、ロット数の制限があります。大量に仕入れる場合であれば、タオバオよりも安くなっていることがあるのでその時はチェックしてみましょう。タオバオとほぼ同じような商品の取り扱いがあり、決済方法も同じアリペイを使用します。
言語に関しては英語サイト等もありますが、仕様ややり取りを考えるとアリババで購入する場合も代行業者の依頼をお勧めします。

アリエクスプレス

海外向けにアリババ等で販売されている商品を取り扱っているサイトです。
基本的な表示が英語で、自動的に日本語に翻訳されている部分もあります。完璧な翻訳ではないですが、概ね理解できる内容です。
日本からの購入はクレジットカードで済ませることが出来るため、代行業者を利用しなくても中国製品を輸入出来るメリットがあります。
タオバオアリババと比べると価格が高くなっていることがありますが、アリババ等のURLを提示することで値引きも可能ですので、代行手数料その他を削りたい方には向いているサイトです。

仕入れ先にタオバオを選ぶメリットとは

紹介した3つのサイトで最も有名で使われることが多いサイトがタオバオです。今回は一番使われているタオバオで仕入れをするメリットから順番にご説明します。

大きなメリットとしては

・個数の制限がなく初心者でも気軽に購入可能
・安価で仕入れられるので利益率が高い
・回転率が高い商品の取り扱いも豊富

という3つが挙げられます。順番に見ていきましょう。

個数の制限がなく初心者でも気軽に購入可能

中国輸入を始めたばかりの初心者や、ターゲットを一部の人に特定した商品を扱う方にとっては、ロットの制限があると仕入れ難くなりますよね。
タオバオならば、ロットの制限がなく1個から購入することが出来るので、そういった方でも気軽に仕入れることが可能です。
また、取り扱い商品の幅が広く豊富なので、いろんなものを少しずつ仕入れるということも出来、少ない仕入れ資金でも商品種類を揃えたいという希望も叶います。

安価で仕入れられるので利益率が高い

タオバオのセラーは、個人や代理店もいますが中にはメーカーが直接商品を安くして販売している場合もあります。
また基本的に中国現地の人をターゲットとしているため物価が安くなっているのです。
安く仕入れることが出来ればその分利益率も高くなるので大きなメリットと言えます。

回転率が高い商品の取り扱いも豊富

タオバオでは以下のような、日本でも人気があり回転率の高い商品も安価で販売されています。

・電化製品
・スマートフォン関連製品
・アウトドア、レジャー用品
・ペット用品

これらは、中国が製造を得意とするジャンルの商品で、量が生産されている分安くなっているのです。
安く仕入れることが出来れば、販売する際に消費者が手を出しやすい価格に設定することが出来るので、次々に売れて行き回転率も高くなることが期待出来ます。

タオバオで仕入れる際のデメリットも理解しよう

一番最初にも少し触れましたが、タオバオで仕入れる際のデメリットについても説明していきます。
以下に挙げるデメリットはタオバオに限らず、他の中国サイトでも共通することなので、中国輸入をネット上で行う際には理解しておきたい事です。

・中国語等、他国語の壁がある
・詐欺や粗悪品にあたってしまうことがある
・日本に輸入出来る商品は限られている

それでは詳しく見ていきましょう。

中国語等、他国語の壁がある

タオバオ中国語と英語のみの表記になっています。
商品ページだけでなく、検索をする際も英語でなら可能です。

英語が堪能ならあまり問題ないかもしれませんが、日本語以外は出来ない方だと商品の検索や詳細を確認するのは難しくなってしまいます。
海外向けに出品されている場合でも、やはり英語の表記になっていることや、セラーとのやり取りで使用するチャットでは相手が中国語しか話せないという点を考えると、言語の壁が出てしまうのです。

詐欺や粗悪品にあたってしまうことがある

タオバオは中国現地の人をターゲットにしている為、質にこだわっていないものも多く出品されています。
特に激安な商品(30元以下)はその傾向が高く、日本では販売できるような状態ではない物が届くということも多いです。粗悪品を販売してしまうとクレームや返品となり、安物買いの銭失いになります。
また、支払っても商品が届かないという詐欺に合う可能性もあるので、セラーを見極めることが重要になってくるのです。

日本に輸入出来る商品は限られている

輸入が出来る商品というのは法律で定められており、禁止されている物は購入しても手元に届くことはありません。
また、輸入自体は可能でも、個人での輸入は禁止されていたり、事前の許可等規制されている物もあり、法律をよく調べずに購入するのは危険です。
規制・禁止されている物には以下のようなものがあります。一部をご紹介します。

・食品
・子供向けのおもちゃ等
・電化製品
・化粧品
・液体
・家庭用医療機器
・リチウムイオン電池
・土や植物

全ての品目については税関ホームページでご確認ください。

仕入れをする前に、その商品は規制対象の物ではないかを必ず確認するようにしましょう。

タオバオ仕入れで代行業者を利用する際の注意点とは

これまでの説明で、個人でタオバオ等の中国サイトから仕入れるのは困難なことがお分かりいただけたのではないでしょうか。その為、冒頭で説明した通り代行業者に依頼するのがベストなのですが、代行業者を利用する上でも注意したいことがあります。
この注意点を把握しておかないと、想定外の金額が掛かってしまうというトラブルに繋がってしまうのです。
それでは見ていきましょう。

セラーと代行業者事務所の位置関係を把握しよう

日本でも発送地域からお届け先の地域の距離によって送料が変わることがありますよね。
中国サイトでも同じで、中国本土が広い分、距離が離れていると届くまでにかなりの日数を要したり、送料が高くなってしまいます。その為、セラーが発送する地域と代行業者の事務所の位置関係を把握しましょう。

大体この部分は「○○(発送地域) 至 □□(受取地域)」と表記されています。
例えば「杭州 至 山东青岛城阳区」となっていれば、浙江省の杭州という地域から発送するということを表します。山东青岛城阳区となっている横に地域選択のタブがあるので、そこから代行業者の地域を選びましょう。

位置関係を見たい場合は、Google等の地図に二つの地域を入力し見ていきます。

これでおおよその送料が把握できます。

送料の算出方法を確認しよう

中国から日本の送料を決める際、重量と容積のどちらかで算出するか、二つの内の重い方で算出する等代行業者や配送方法で異なります。
重量だと1kg未満で350円ほどの物でも、容積が35×30×45の物であれば7~8kg分とみなされ約2500円も送料が掛かってしまうのです。
代行業者に依頼する前に必ず送料の算出方法を確かめないと、知らず知らず送料が高くなってしまったり、過度な梱包等で送料をぼったくられてしまう場合があります。そうなった場合でもキャンセルは不可なので支払うしかなく、痛い出費となるので注意が必要です。

参考:中国輸入の国内・国際送料まとめ!船便?航空便?意外と損してる?

代行業者は信頼できるところを選ぼう

相場はあるものの代行業者によって、手数料や配送方法、送料、サービス内容等は異なります。
よく選ばないと、商品が届かなかったり、何かと費用を請求される等様々なトラブルが起きてしまうことがあるのです。悪質な代行業者が潜んでいるのでただ安いというだけで選ばないようにしましょう。

信頼できる代行業者の一覧を以下の記事で紹介しています。こちらで紹介している代行業者はどこも信頼性が高く安心して任せることが出来る業者です。
細かいサービス内容は各社で異なるので、自分に合ったサービスを提供してくれるところを選ぶようにすると良いでしょう。

タオバオセラーの評価も忘れず確認しよう

タオバオで仕入れる前に、セラーの評価を必ず確認しましょう。
これは粗悪品やトラブルのリスクを少しでも減らすために必要です。
日本のショッピングサイトでも同じですが、評価は購入した人が付けています。この評価が良いところを選んだ方がより安心して仕入れることが出来ます。

評価を確認するといっても中国語のままでは分かり難いですよね。そこでお勧めなのがGoogle Chromeのページごと翻訳する機能を使うことです。
ブラウザをGoogle Chromeにして、タオバオを開きURL欄の右側もしくは右クリックで日本語に翻訳を選ぶとそのページを丸ごと翻訳出来る為見やすくなります。

もちろん完璧な日本語でありませんが、ニュアンスで概ね理解できるようにはなるので、やってみてください。
それではGoogle Chromeを利用と仮定して、評価のチェックポイントを説明していきます。

1.累積評価
2.保証金
3.評価アイコン
4.説明・物流・サービス
5.保障内容

なお、タオバオでは同じグループ内の天猫の商品も表示されています。天猫は厳正な審査を受けている企業しか出品出来ないサイトです。
この二つはページの仕様が多少異なる部分がありますので、上記のチェックポイントも多少表現が異なりますが、同じような項目を選ぶとみることが出来ます。

累積評価

累積評価は商品の価格や送料のあたりに表示されています。
タオバオの場合はアカウントや評価を買うセラーもいますので、最低でも100以上になっている商品を選ぶようにしましょう。

保証金・評価アイコン

お店情報の「資格」と書かれている所が保証金を表しています。
これは出店する際にショップがタオバオに預けた金額ですが、高いところの方がちゃんとしたショップです。最低でも1000元以上のショップを選ぶようにしましょう。

評価アイコンはタオバオのみの表示になります。
ショップ名の下に「クレジット」と書かれ、アイコンが並んでいる場所です。
以下のように分類されており、ハート→ダイヤ→銀の王冠→金の王冠と評価が上がっていきます。王冠が表示されているショップから選ぶようにしましょう。

説明・物流・サービス・保障内容

ショップ情報に「説明・物流・サービス」と並んでいるのは、お店をそれぞれの視点でみた購入者からの評価です。

4.5以上の評価を受けているショップを選んだ方が安全です。それ以下となるとトラブルが発生する確率が高くなります。

保障内容は、ショップページや商品ページ下部にアイコン等で表示されています。

アイコンには以下の種類があります。

上から説明していくと

・期間内に出荷を行うことを保障
・セラーが定めた期間、不良品でなくても返品可能
・商品の品質を保障
・商品の受け取り時に破損があった場合の保障
・配達遅延等、商品の到着を保障
・宅配業者の指定が可能

ということを示しています。このマークが一つもなかったり少ないショップは信頼度が低いお店と言えるので注意してください。

中国輸入で失敗するケースをご紹介

中国輸入で失敗したというケースにはどのような物があるのか見てみましょう。
これを把握しておかないと、同じ間違いをしてしまう場合があります。

不良品や偽物を仕入れてしまった

中国輸入でも多いのが、不良品偽物を仕入れてしまったというケース。
よくお店の評価を見なかったり、他店と比べることなく仕入れた場合に発生しやすい問題です。
不良品偽物を販売することは出来ません。
また偽物に関しては、税関で没収となったり、没収されずそのまま販売してしまってアカウント停止措置となるだけでなく、知的財産権侵害や詐欺罪等法律違反を犯すことにもなるのです。

知らなかったからと済ませるのではなく、そういった商品を掴まないために仕入れ前のリサーチを入念に行いましょう。

購入したけど輸入が出来なかった

先にも紹介した輸入規制・禁止品目の中には、特定の配送方法のみ許されている物もあります。
例えば、リチウムイオン電池を使用した商品等は、航空便での輸送が禁じられています。

代行業者を利用すればそういったことを事前に止めて回避してくれますが、ビジネスを行うのであれば他人任せにするのではなくしっかり調べておきましょう。

もし、モバイルバッテリーを例に輸入する方法を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

参考:中国輸入でモバイルバッテリーを取り扱う方法と注意点

コスト削減しすぎてトラブルになることも

国際送料や代行手数料、関税、その他掛かるコストを考えると、仕入れ以外にお金を掛けずに儲けたいと考えるのは理解できます。
しかし削減しすぎると、商品到着まで無駄な時間が掛かったり、雑な検品で売り物にならないものが届いたりとトラブルが起きやすいのです。
せっかく代行業者に依頼しても商品が届かなかったり売れなければ、意味がありません。
ならば代行業者そのものを使わず自己流で輸入するという方法を選ぶ人もいますが、かえってリスクを高めるだけですしそういった方は成功しないことが殆どなのでお勧めしません。

ビジネスを成功させるためには、必要な経費というものもあるということを理解しましょう。

仕入れトラブルを回避する方法とは

上記で挙げたようなトラブルを回避する為に出来ることについて説明していきます。

テスト仕入れを行うこと

最初から大量の個数を注文するのは危険です。
まずは10個ほど仕入れて、品質の確認、ばらつきを確認した上で問題がなければ再度仕入れるようにしましょう。
1つだけテスト仕入れをすると、たまたま良い物を送ってくることがあるので、何個か仕入れて製品の仕上がりにばらつきがないかを確認した方が安全です。

規制・禁止品目に該当しないか確認

一度調べても、全てを頭に入れるのは難しいと思います。また、法律が変わって追加や変更となることもあるので、何か新しい物を仕入れる前にはその商品に規制や禁止品目に該当していないかを必ず確認するようにしましょう。
万が一仕入れてしまった後で、該当するものだと発覚してもキャンセルや返品することが出来ないので、注意してください。

優良代行業者の利用は欠かせない

コスト削減の為に”安く安く”と考えるのは非常に危険です。
特に代行業者の場合、激安の値段を提示しているところは、思いがないところでぼったくり請求をされたり、代金を支払ったら行方をくらまされた、対応が杜撰で商品が届くまでかなりの時間が掛かるというケースも多いです。

安さを従事するのではなく、サービス内容や質でえらぶようにしましょう。特に検品やレスポンス、配送のスピードを重視することをお勧めします。
優良代行業者を選べば、ビジネスをしていくうえで強い味方になること間違いなしです。自分に合ったサービスを展開している業者を見つけてみてください。

代行業者でおすすめなのがイーウーパスポートです。イーウーパスポートは、購入商品を日本品質で検品してくれます。またAmazonのFBA倉庫への直送やFBAラベルの貼付けなど、中国輸入を成功へと導くサービスを提供する代行業者です。

参考:イーウーパスポート【ゴールド会員】はこちら

まとめ

中国輸入を安全に行うためには、

・大手が運営する有名サイトを選ぶこと
・ショップや商品の評価を一定数得ているものを選ぶこと
・法律をしっかり調べ把握、すぐに確認すること
・一気に仕入れずテスト仕入れや他店と比較すること
・自己流で行わず、有料代行業者を選ぶこと

は必須条件です。

これらを守って行動していれば、トラブルにあうリスクも最小限に抑えて利益を出していくことが出来るでしょう。

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この記事を監修した人

ビジネスのノウハウを実践ベースで徹底的に追求するのがアクシグ。
世界で最も専門的で網羅的なコンテンツを提供し、ノウハウを惜しげもなく提供していきます。

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