あなたは中国輸入ビジネスを始めるにあたって、必要なコストを全て把握していらっしゃいますか?
中国製品の安さだけに気を取られて、他にかかるコストをしっかり把握していないと利益を得ることができなくなります。
そこで、今回は中国輸入した商品をAmazonで販売する際にかかるコストを網羅的に消化し、どこをコストカットするかを検討していきます。
Contents
Amazon中国輸入ビジネスにかかる送料とは?
中国から商品を仕入れる際には
■ 中国国内送料
■ 国際送料(中国→日本)
■ 日本国内送料
の3つの送料がかかります。
中国国内送料について
中国国内送料は、仕入先のメーカーから代行業者の事務所までの配送料です。
業者にもよりますが商品1つ1つにかかることが多いようです。
例えば1つ3元とすると、3元×16円=48円ほどになります。
大した金額ではないですが、見積りでいくら取られているかは確認しておきましょう。
国際送料(中国→日本)について
国際送料は、中国から日本への配送料です。
この料金は基本的に重さによって決まります。
そして、選択する輸送方法によっても料金は違ってきます。
もっともメジャーな国際輸送の方法であるEMS(国際スピード郵便)を選択する場合は、「日本郵便」のサイトに荷物の発着地名を入力して、およその金額を計算することができます。
船便を選択すればEMS(EMSは空輸)と比べて国際送料をグッと抑えることができます。荷物の量で変化しますが10〜20%安くなる場合もあります。ただし、輸送に時間がかかる点には注意してください。
送料は代行業者によって料金が違うので、代行業者のサイトをチェックしておくのがおすすめです。また、代行業者によっては会員になると配送料が格安になる場合があります。会員サービスも併せてチェックしておきましょう。
日本国内送料について
日本国内送料は、中国から自宅に届いた商品を「自宅から購入者」や「AmazonFBA倉庫」などに送る配送料です。商品サイズや重量に対してもっとも適した配送方法を選びましょう。
【主な発送方法と料金】
■ クリックポスト(小物にオススメ)
・ サイズ : 長さ 14~34cm、幅 9~25cm、厚さ 3cm以内
・ 重さ : 1kg以内
・ 料金 : 198円
・ 追跡番号: あり
■ 定形、定形外普通郵便
・ サイズ : 1辺が60cm以内で、3辺合計が90cm以内
・ 重さ : 4kg以内
・ 料金 : 84~1,350円
・ 追跡番号: なし
■ ゆうパック(重くて大きいものにオススメ)
・ サイズ : 3辺合計が170cm以内
・ 重さ : 30kg以内
・ 料金 : 810~3,160円(25kg以上の荷物は重量ゆうパック扱いで基本料金に510又は520円プラスでかかる)
・ 追跡番号: あり
Amazon中国輸入ビジネスにかかる関税とは?
輸入ビジネスを行うにあたって、関税がどれくらいかかるのかをチェックしておきましょう。
その時々で変わることもあるため、完璧には計算しきれませんが、ある程度金額を把握しておきましょう。
税関手数料と中国輸出通関手数料について
「税関手数料」と「中国輸出通関手数料」はダンボール1箱ごとに一律でかかります。
税関手数料: 1箱およそ200円
中国輸出通関手数料: 1箱およそ80円
つまりダンボール1箱ごとに合計およそ280円かかります。
関税について
法人ではなく個人でも、海外から商品を仕入れれば基本的に関税はかかります。ですが、個人輸入の方が安く済むのは事実です。
■ 個人輸入
関税額=(商品代金×60%) × 関税率
■一般輸入(法人輸入)
関税額={(商品代金+送料)×100%} × 関税率
関税率は輸入する商品にもよりますが、中国輸入ビジネスで主に扱われるジャンルの商品に限れば0〜20%です。
電化製品は非課税のことが多いですが、衣類は関税率が高くなりがちです。
通常はジャンルごとに関税率がしっかり決まっています(一般関税率)が、総額が20万円以下の小額輸入貨物の場合はジャンル分けがざっくりになります。(簡易税率)ただし、一部例外があるので注意が必要です。
消費税について
消費税は、日本国内の消費税が課税されます。(2020年12月現在、標準税率10%・軽減税率8%)
消費税は「商品代金」+「国際送料」+「関税」の合計金額に対して課税されます。
かかる費用まとめ
輸入ビジネスをおこなうにあたって、どこでどんな費用がかかるのかを知っておくことはとても重要なことです。
かかる費用について把握しないままビジネスを始めてしまうと赤字になりかねません。
費用などについてはビジネスを始める前にしっかり下調べしておきましょう。
Amazonの手数料とは?
Amazonで商品を販売するには手数料がかかります。
Amazonの手数料は商品カテゴリーや月間の販売数によって異なるので、しっかりと把握してコスト計算をしましょう。
月間登録料(大口出品プラン)について
多数の商品を販売する方は大口出品プランで登録をしましょう。
月額4,900円支払うことで、1つ商品が売れるごとにかかる「基本成約料」が無料になります。
基本成約料(小口出品プラン)について
あまり多くの商品を販売しない方は小口出品プランで登録しましょう。
小口出品プランの場合は、1つ商品が売れるごとに基本成約料として100円を請求されます。
50商品を販売すると大口出品プランの料金(月額4,900円)を超えるため、販売数が50商品以上になるようなら大口出品プランに移行しましょう。
販売手数料とカテゴリー成約料について
販売手数料は、販売額に対してパーセンテージで課せられる手数料で「大口・小口プラン」ともに適用されます。
商品カテゴリーによって課せられるパーセンテージが異なり、販売価格の8%~20%程度になります。Amazonの手数料は概ねメルカリの10%やヤフオクのプレミアム会員の8.8%よりは高めです。
また、メディア商品(書籍、CD・レコード、DVD、ビデオ)に関しては販売手数料に加えて、カテゴリー成約料(大口・小口ともに)がかかります。
■ カテゴリー成約料一覧
書籍 80円
CD・レコード 140円
DVD 140円
ビデオ(VHS) 140円
Amazon FBA(発送代行)の手数料とは?
AmazonのFBAという発送代行サービスを利用すると手数料が発生します。
ご自身で発送作業をされる場合は、請求されることはありません。
料金はかかってしまいますが、FBAを使うことで仕入れ作業のみに集中することができるようになります。
FBAの手数料は以下の2種類があります。
■ 配送代行手数料
■ 在庫保管手数料
配送代行手数料について
配送代行手数料は、商品の出庫・梱包作業・配送・カスタマーサービスにかかる手数料で、概ね商品サイズが大きいと高くなります。
在庫保管手数料について
在庫保管手数料は、Amazonの倉庫に商品を保管していることに対する手数料で、商品の体積に対して日割り計算で算出されます。
つまり箱の大きい家電などは、よほど回転が良い商品でないとFBAには向かないということです。
Aamazon中国輸入ビジネスで外注を雇う場合のコストとは?
企業レベルの販売数を挙げるようになってきたら、今まで自分でやってきた作業も外注さんを雇って任せることを考えてみましょう。
よりコストがかかるため1つ1つの利益は下がりますが、販売数をより加速することができます。
どの作業を外注さんに任せるかにもよりますが、例えば以下のような作業を外注さんに任せられるでしょう。
■ リサーチ
■ 中国現地での買い付け
■ 発送作業
うまく外注さんに業務を任せていくことで効率の良いビジネスをおこなうことができます。
ただし、外注さんの質はしっかり見極めておかないと思わぬトラブルに繋がりかねません。
輸入ビジネスのコツや注意事項は事前にリサーチしておきましょう。
代行業者はノウハウを多く持っているので、代行業者が運営する講座などで下調べしておくのがおすすめです。
リサーチの外注化について
外注さんにAmazonに出品されている商品と同じものをアリババやタオバオでリサーチしてもらいます。
基本的には1商品見つけるごとに、いくらか支払うという依頼になると思いますが、あくまで売れる商品を見つけて貰う必要があります。
そのためになるべく採用に力を入れて、利益の出る商品を見つけられる外注さんを残すように工夫しましょう。
中国現地での買い付けについて
中国現地での買い付けを頼む代行業者や中国人パートナーがいれば、より商品の仕入れがスムーズになるでしょう。
代行業者のサイトに手数料が書いてあるので、しっかりとチェックしてお願いしましょう。
安い業者だと、買い付け金額の3%ほどですが、高い業者だと15%も取られてしまいます。
業者によっては会員になると無料、もしくは格安でサービスを利用できる場合がありますので会員サービスもチェックしておきましょう。
発送作業の外注化について
発送作業の外注化に関しては、前述のFBAを利用するのもアリですが、外注さんに依頼する条件によっては外注さんにお願いした方が安上がりかもしれません。
また、FBAを利用する場合でも、もし不安なら中国から輸入した商品をAmazonの倉庫に送る前に、日本国内で検品し直すことを業者さんにお願いしましょう。
Amazon中国輸入にかかる総コストは?
中国輸入ビジネスを行うには、以下のコストがかかります。
■ 商品代金(仕入値)
■ 中国国内送料
■ 代行業者の手数料
■ 関税
■ 関税手数料・中国輸出通関手数料
■ 消費税
■ 国際送料
■ Amazon手数料
■ 日本国内送料
この項では、これらのコストが大体どのくらいかかるのか概算していきます。なお、あくまで概算ですので、仕入れの時期や依頼する代行業者によって変動します。
商品が代行業者に届くまでのコスト
仮にタオバオから電動ドリルの刃を30個仕入れることにします。
「(商品代金: 26.5元+ 中国国内送料: 3元)× 30 = 885元」
為替レートを1元 = 16円とすると「885元×16 = 14,160円」
代行業者の手数料を仮に5%とすると「14,160円×1.05 = 14,868円」
商品が日本(自宅・Amazon倉庫)に届くまでのコスト
税関手数料と中国輸出通関手数料はダンボール1箱ごとに合計280円かかります。
関税は一般輸入なので、商品代金と送料に100%かかります。
国際配送の方法はEMSを利用することとして、電動ドリルの刃の重さを仮に100gとします。
「重さ:100g×30=3000g=3kg」
中国→日本のEMS料金は3kg以下で4,300円になります。
関税額: 「(商品代金と国際送料: 19,168円 × 1)× 関税率: 0.03 =575円 」
ここまでの合計金額: 「商品代金と国際送料: 19,168円 + 税関手数料、中国輸出通関手数料: 280円 + 関税額: 575円 = 20,023円」
消費税は「商品代金」+「国際送料」+「税関手数料、中国輸出通関手数料」+「関税」の合計金額に対して課税されます。
よって、自宅・Amazon倉庫までの合計金額は「20,023円×1.1 = 22,025円」になります。
日本国内送料も含めたコスト
中国輸入で電動ドリルの刃を30個仕入れた場合、合計で22,025円かかります。
仕入値は1個あたり「22,025円÷30 = 734円」になります。
更に「Amazonの販売手数料+基本成約料」と「日本国内送料」がかかります。
電動ドリルの刃はカテゴリーが「DIY・工具」のため、Amazonの販売手数料は15%になり、基本成約料100円もかかります。
この場合日本国内配送は、定形外普通郵便を使うと良いでしょう。(84〜1350円)
Amazonでの販売額は、以上のコストを全て考慮して決定しましょう。なお、利益率は30%は取れるようにすべきです。
もし、Amazonでの価格設定のコツを知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参考:【超重要】Amazon出品で利益を最大化するための価格設定のコツと考え方
Amazon中国輸入でカットすべきコストは?
中国輸入ビジネスの場合、仕入れを以下のようなフローで行います。
アリババ・タオバオで購入 → 代行業者に送る → 代行業者が検品・梱包 → 国際輸送 → 日本国内の運送業者が受け取る → Amazonの倉庫・自宅に納品
このフローの中でムダが無いか見ていきましょう。
商品代金(仕入値)を価格交渉する
価格交渉はすべきではありますが、そもそもが非常に安価なことが多いので、さほど大きな値引きにはならないでしょう。
商品代金よりも他の部分をコストカットすべきです。
代行業者の手数料を抑える
代行業者はいくら手数料が安くても、検品や梱包が雑だと別途コストがかかったり、クレームに繋がったりするので慎重に選びましょう。
かといって、ボッタクリレベルに手数料が高くても困ります。
何社か使ってみて、もっとも手数料と仕事の精度のバランスが良いところに頼むようにしましょう。
もし、中国輸入の失敗例を知ってリスクを避けたい方は、下記の記事を参考にしてください。
配送費用を抑える
中国輸入は商品自体が安価なため、全体のコストに対して配送費用が占める割合が大きくなります。
そのため、中国輸入において配送費用を安く抑えることで、効率よくコストカットができます。
中国国内送料に関しては、代行業者までの距離が近いメーカーから商品を購入することで抑えられます。商品代金と配送料を加味して安くなる(もちろん品質も)メーカーを探しましょう。
国際送料に関しては、基本的にはEMSが比較的安価で、到着までのスピードが早い(およそ2日で届く)ので良いです。重量制で金額が上がるので特に大きくて軽いものにオススメです。
送る荷物によっては国際小包の方が安く済むことがあります。国際小包は「航空便」、「船便」、「SAL(エコノミー便)」から選ぶことができます。SAL(エコノミー便)は航空便と船便を組み合わせた配送方法です。
「航空便 > SAL > 船便」の順で料金が高くなり、到着までのスピードも早くなります。
■ 国際小包 価格目安一覧
・ 航空便: 1kgごとに約500円
・ SAL : 1kgごとに約275円
・ 船便 : 1kgごとに約230円
■ 国際小包 到着スピード目安一覧
・ 航空便: 1週間前後
・ SAL : 2週間前後
・ 船便 : 1〜2ヶ月ほど
日本国内送料に関しては、前述のとおり商品サイズや重量に対してもっとも適した配送方法を選びましょう。
Amazon中国輸入にかかるコストまとめ
中国輸入した商品をAmazonで販売して利益を出すには、商品の仕入値だけでなく、配送料や手数料も把握してコストとして計算しておく必要があります。
リサーチ段階でExcelやAmazonの輸入ツールを利用して、しっかり利益のあがる商品を仕入れましょう。
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