Amazonアカウントをつくったは良いが全く利用しないのであれば、削除しておいた方が良いでしょう。しかしAmazonアカウントを自ら削除する方法は少し込み入っています。
また、Amazon側から利用規約の違反を理由にアカウントが削除されてしまう場合もあります。そこで、今回はAmazonアカウントを削除する方法と削除されてしまった場合の対処法を紹介していきます。
Amazonアカウントを削除する前に確認すべきこととは?
この項では、Amazonアカウントを削除・復元する前に確認すべきことを紹介します。
理由によってはAmazonアカウントを削除しなくても大丈夫
たまに、Amazonアカウントに登録した「メールアドレスの変更」や「注文履歴の削除」を理由にAmazonアカウントを削除したいという方がいらっしゃいます。
メールアドレスの変更はアカウントを削除せずに変更できます。
まず、Amazonトップページの「アカウント&リスト」から「アカウントサービス」をクリックしましょう。
その次のページで「ログインとセキュリティ」をクリックして下さい。
そして、Eメールアドレスの横にある「編集」をクリックするとメールアドレスを変更できます。
また、注文履歴の削除についても方法があります。
Amazonの注文履歴は削除できるのか
厳密に言うとAmazonの注文履歴は削除できませんが非表示にすることができます。
Amazonトップページから注文履歴をクリックしましょう。
表示された注文履歴から非表示にしたい注文の「注文を非表示にする」ボタンをクリックして下さい。するとその注文内容が注文履歴に表示されなくなり、最大500件の注文履歴を非表示にできます。
また、アカウントサービスのページのお買い物設定の項目から、「非表示にした注文の表示」をクリックすると非表示にした注文の一覧を見ることができます。
Amazonアカウントを削除する前に確認
Amazonアカウントを削除するとそのアカウントに紐付いていた全てのAmazonのサービスにアクセスできなくなります。
もし、どうしてもAmazonアカウントを削除したい場合は以下の項目を確認してからするようにして下さい。
・ 未発送の注文がないか
未発送の注文がある場合は発送が完了するまで待つか、キャンセルする必要があります。
・ 返品の可能性がないか
アカウントを削除した後は返品できません。
・ ポイントやギフト券の残高
ポイントやギフト券を他のアカウントに移行することはできません。
・ デジタルコンテンツのダウンロードは済んでいるか
アカウント上に保存されているデジタルコンテンツにアクセスすることができなくなります。
アカウントを削除する前に端末にデジタルコンテンツをダウンロードしておきましょう。
・ 各種Amazon会員サービスに入会していないか
定期おトク便やAmazonプライム会員、Prime Student会員、Kindle Unlimitedなどの会員サービスを利用している場合は全てキャンセルしてからAmazonアカウントを削除してください。
・ Kindle無料マンガ雑誌を購読していないか
Kindle無料マンガ雑誌を購読している場合は、クラウドから削除しましょう。
削除を忘れると、アカウント削除後もお知らせメールが届いてしまいます。
Amazonアカウントを削除したら、復活・復元や再登録はできない
Amazonアカウントを一度削除すると、同アカウントでの復活や再登録はできません。
再度Amazonを利用する際は、アカウントを作り直す必要があります。ただし、前に使用していたアカウントの情報やポイントが引き継がれることはないので、アカウントの削除は慎重に検討しましょう。
Amazonアカウントを削除する方法とは?
Amazonのアカウントをつくったものの、全くAmazonを利用していない場合は乗っ取りなどの被害も考えて、アカウントを削除しておくことをおすすめします。
この項ではAmazonアカウントの削除方法を紹介します。
問い合わせ内容を選択
まずはトップページの「お客様サポート」をクリックしましょう。
「アカウントサービス」の中にある「アカウントを閉じる」をクリックしてください。
「アカウントの閉鎖ページ」にアクセスします。
「理由を選択」から該当する理由を選び、チェックを入れてから「アカウントを閉鎖する」をクリックする。
アカウント削除完了メール
確認用の通知がEメールまたはテキストメッセージで届きます。リクエストを確認するため、5日以内に返信するようにしてください。
これでAmazonアカウント削除手続きは終了です。
Amazonアカウントの削除を電話で伝える方法
Amazonアカウントの削除は、電話で伝える方法もあります。と言ってもAmazonに直接電話をかけることはできません。まずはAmazonのカスタマーサービスに問い合わせ内容を伝えましょう。すると担当者から電話がかかってくるので、アカウント削除をしてもらうよう伝えてください。
スマホのアプリとPCのブラウザでは画面が異なるので、実際の画面を見ながら説明していきますね。
スマホのアプリから電話で伝える方法
スマホの「Amazonショッピングアプリ」から電話を申し込む手順は、以下の通りです。
①アプリからアカウントにログインし「Ξ」をタップ
②ページ最下部の「カスタマーサービス」にアクセス
③「アカウントについて」をタップ
④「アカウントの閉鎖」をタップ
⑤「カスタマーサービスへ連絡」をタップ
⑥「今すぐ電話をリクエストする」をタップ
⑦電話番号を入力し、「今すぐ電話がほしい」をタップ
⑧担当者から電話がくるので、Amazonアカウントの削除を伝える
PCのブラウザから電話で伝える方法
PCのブラウザから電話を申し込む手順は、以下の通りです。
①Amazonのサイトからアカウントにログインし、アカウントサービスをクリック
②カスタマーサービスに連絡をクリック
③「必要な方は、この文章をクリックしてください」をクリック
④各種サービスを選択
⑤下部のお問い合わせ内容から、「セキュリティ、機能」→「アカウント」→「アカウントの閉鎖」の順に選択
⑥電話をクリック
⑦電話番号を入力し、今すぐ電話がほしいをクリック
⑧担当者から電話がくるので、Amazonアカウントの削除を伝える
※スマホのアプリ・PCのブラウザ、どちらにしてもチャットで伝えることが可能です。
Amazon退会前と同じメールアドレスで再登録する方法
Amazonアカウントを削除した後、新しいアカウントを登録する人もいますよね。退会前と同じメールアドレスで再登録する手順は、以下の通りです。
①Amazonアカウントのログイン画面にアクセスし、「アカウントを作成する」をクリック
②項目に沿って自身の情報を入力し、次に進むをクリック
③「Amazon.co.jpを初めて利用しますか?」の「このEメールアドレス」をクリック
④「新しいアカウントを作成します」をクリックすると完了
※ここで1点だけ注意です。もし、登録しようとしているメールアドレスのAmazonアカウントが現在も利用しているものだと、アカウントの全データが消えてしまいます。
したがって、登録しようとしているメールアドレスが今も利用しているAmazonアカウントではないか、今一度確認してください。
Amazon販売者アカウントを削除する前に確認すべきこととは?「その①」
Amazonで物販ビジネスをしている方が引退する際には、乗っ取りなどのリスクも考えて、きちんと販売者アカウントを削除しておくべきです。
全く放置している場合は販売者アカウントの削除も楽ですが、しっかり営業している販売アカウントは出品中の商品がたくさんあるため、アカウントを削除するのも大変です。
この項ではAmazon販売者アカウントを削除する前に確認すべきことを紹介していきます。
大口プランで販売している場合は小口プランに切り替える
本格的にAmazonで物販ビジネスをされている場合、大口出品プランで運営をされていることでしょう。
その場合は、小口出品プランに変更しておきましょう。
大口出品プランでは月額で登録料が発生しますが、小口出品プランであれば月額登録料は必要ありません。(※商品が売れれば基本成約料は発生)
販売者アカウントを削除する前に小口出品プランに変更しておきましょう。尚、小口出品プランに変更しても、次の1ヶ月の区切りが来るまでは大口出品プランが適用されるので、大口出品プランの月額登録料がムダになることはありません。
小口出品プランに変更するには、まずページ右上の「設定」から「出品用アカウント情報」をクリックしましょう。
画面左側にある「アカウントの管理」をクリックします。
「アカウントのダウングレード」をクリックして下さい。
Amazon出品サービスをクリックしてください。
小口出品にチェックを入れて、「変更を適用」をクリックすると完了です。
【注意!】
「出品アカウント情報」の欄にある「出品ステータス」の「休止設定」は、自己発送の商品を販売休止にする措置なのでFBAの商品は通常通り販売されます。
そのため、大口出品プランに登録している場合は、月額登録料を請求されてしまいます。
商品を全て出品停止してFBA商品を返送してもらう
自己発送の商品は「在庫管理」で商品の在庫を「0」にすれば出品停止されます。
FBA商品はAmazon倉庫に保管されているので、Amazonへの出品停止しても保管手数料を請求されます。
そのため、FBA商品をAmazon倉庫から忘れずに返送してもらいましょう。
未発送の商品への対応
全ての商品を出品停止する前から注文が入っている商品の中に未発送のものがあると、販売者アカウントを削除することができません。
その場合は早急に発送しましょう。また返品リクエストが届いている場合はそちらにも対応が必要です。
また、予約販売で注文を受けている場合には予約販売をキャンセルすることも可能ですが、倫理的には予約販売商品を全て発送するまで販売者アカウントを残しておくのが正解でしょう。
Amazon販売者アカウントを削除する前に確認すべきこと「その②」と削除申請の方法とは?
この項では前項に引き続き、Amazon販売者アカウントを削除する前に確認すべきことの紹介及び、販売者アカウントの削除申請の方法を紹介します。
FBA商品の在庫を再確認
販売者アカウントの削除申請をする前に、FBA商品の在庫を再確認しましょう。
全ての商品を返送してもらっていても「顧客からの返品」や「商品の購入キャンセル」などで在庫が復活している場合があります。
もし、在庫が復活していた場合もう一度、返送手続きを行って下さい。
銀行口座の確認
未入金の売上金がある場合には、販売者アカウントを削除した後にAmazonから入金があります。
販売者アカウントを削除する前に銀行口座が有効なものになっているか確認しましょう。
登録している銀行口座の名義人が亡くなっている場合には注意が必要です。
名義人が亡くなると銀行は口座を凍結するので、アカウント登録者が亡くなってその家族がアカウントの削除を行う場合には銀行口座の確認は間違いなく行って下さい。
Amazon販売者アカウントの削除申請の方法
購入者アカウントの削除と同様に、販売者アカウントを削除する場合もAmazonへ連絡を入れる形で削除申請をします。
ページ上部の「出品用アカウント情報」をクリックします。
右下の「アカウントを閉じる」をクリックします。
真ん中の「アカウントの解約をリクエストする」をクリックして「次へ」を選択します。
最終確認が繰り返されていくので「はい」を押していきます。これで解約完了です。
アカウントの解約が出来ると確認メールが届きます。もし、解約が出来なかった場合は、出来ない理由と手順が記載されたメールが届きます。
最後に商品を販売した日から90日経過するまでは、解約できませんので注意しましょう。
Amazonプライム会員を解約するには?
Amazonプライム会員になると、お急ぎ便が無料で利用できたり、一部のビデオや音楽を無料で楽しむことが出来ます。
ですが、年間プラン5,900円(税込)もしくは月間プラン600円(税込)という会費がかかるので、あまり利用されない方は解約しておいたほうが良いでしょう。
この項ではAmazonプライム会員の解約方法を紹介します。
Amazonプライム会員をキャンセルする方法
Amazonトップページの「お客様サポート」をクリックしましょう。
「お客様サポート」ページの「その他のお問い合わせ」の欄にある「プライム会員情報の管理」をクリックして下さい。
そして、「Amazonプライム会員登録をキャンセルする・返金を受ける」→「Amazonプライム会員登録のキャンセル」をクリックします。その後、「特典と会員資格を終了」をクリックし、「会員資格を終了する」をクリックしましょう。
Amazonプライム特典利用のない方にのみ、退会と同時に会費が返金されます。
無料体験から有料会員への自動移行させない対策
Amazonプライム会員は契約から1ヶ月間は無料で体験することができますが、無料期間内に解約手続きを行わないと自動で有料会員に移行してしまいます。
Amazonプライム会員を続けていくかの判断を迷っている場合は、期間が終了する3日前にメールで通知が来るように設定しておきましょう。
トップページから「アカウントサービス」をクリックしましょう。
アカウントサービスにある「プライム」をクリックして下さい。
「会員情報を更新し、プライムをキャンセルする」をクリックすると、「更新前にお知らせを受け取る」が表示されますので、チェックを入れましょう。
チェックを入れると会員資格が終了する3日前にメールが届きます。
Amazonプライム会員を退会する場合は、「プライム会員を終了し、特典の利用を止める」→「特典と会員資格を終了」→「会員資格を終了する」→「20××/△△/〇〇特典と会員資格を終了」をクリックするとAmazonプライム会員を退会できます。
再びAmazonプライム会員資格を得る方法
解約しても再びプライム会員になることは可能です。
トップページから「アカウントサービス」をクリックしましょう。
アカウントサービスにある「プライム」をクリックして下さい。
そして、「会員資格を継続する」をクリックすると、再びAmazonプライム会員資格を得ることができます。
Amazon側から販売者アカウントを削除されてしまったら?
Amazonでは自分が予期せぬ内に規約に違反してしまって、アカウントが削除されてしまう場合があります。
購入者アカウントはクレーマーのようなことをしない限り、削除されることはないと言われていますが、販売者アカウントは場合によってはあっさりと削除されてしまいます。
この項では、Amazon側から販売者アカウントを削除されてしまった場合の対処方法を紹介します。
Amazon販売者アカウントが削除されてしまう主な理由
以下のような行為をしてしまうと、Amazon販売者アカウントが即削除されてしまうことがあります。
・ Amazon販売アカウントの重複
・ 商標権(知的財産権)の侵害
・ 偽物・コピー品・模造品の販売
・ 同一商品の重複販売
削除されてしまったアカウントの復活はかなり厳しいので、このような行為を行わないように注意して下さい。
特に、中国から輸入した商品を販売している方は「偽物・コピー品・模造品の販売」に当てはまらないように商品のチェックを行って下さい。
Amazon販売者アカウント復活に向けて「業務改善計画書」を提出
Amazon販売者アカウントが削除されてしまった場合は、まず復活を望めませんが「アカウント停止」の場合は、「業務改善計画書」を提出することで復活できる場合があります。
業務改善計画書は以下のテンプレートに沿って記入することになります。
- 今回発生させた規約違反の内容:
- 今回発生させた規約違反の原因:
- 同じ違反を起こさないための具体的な改善策:
- 改善策を実施した場合の効果:
- 改善策の実施期日:○年○月○日までに実施
- 改善策の効果が見込まれる時期:○年○月
- 改善策実施責任者氏名:
記入のポイントは、「必ずテンプレートに沿って記入する」、「曖昧な表現を使わない」、「業務改善のため既に実行していることを伝える」です。
加えて仕入先の納品書などの補足資料を準備する
業務改善計画書と合わせてその他の補足資料も提出しなくてはなりません。規約違反と判断された取引で扱った商品にもよりますが、違反内容によって請求書や納品書、古物商許可などの許可書、ブランド品の真贋証明書など、送られてきたメールに指定されている場合もあれば、指定されていないこともあります。
それぞれ対応した補足資料の準備も合わせて行い、特に指定されている場合は間違いがないか入念にチェックして送付するようにしましょう。
新規にAmazon販売者アカウントの作り直しを行う
復活が難しいと判断した場合は、新規に販売者アカウントを作成することを検討しましょう。
一度、アカウントが削除されてしまうと登録情報がブラックリスト入りしてしまうので、新規に作成する場合は、以前のアカウント登録者とは全くの別人として振る舞わなくてはなりません。
ただし、新規にアカウントを作成したとしても、何かしらの理由で削除されてしまったアカウントとの関連が、見つかってしまった場合は再び削除の可能性があります。
改善計画書を作成する時の重要なポイント
改善計画書を作成する際、どのようなことに気をつけると良いか、重要なポイントを紹介します。
情に訴えかけるような反省文や謝罪文は必要なし
Amazonには様々な部署があり、アカウントの管理を行っている部署はアカウントスペシャリストです。他の部署に送ってしまわないよう、宛名も送信前にしっかり確認しましょう。
また、計画書の内容に謝罪文などの不必要な文章を入れたところで、検討の対象にはならないので、計画書の本文を確実に求められているもので作成しなければなりません。謝罪などは簡潔に行い、大事なポイントは次の事項です。
読みやすいように箇条書きやPREP法を使って作成する
改善計画書はとにかくアカウントスペシャリストが分かりやすいように作成することが大事です。長文で出来事をまとめたり、全て文章で作成してしまうと重要なポイントを確認されない可能性があります。
そのため箇条書きで何故アカウント停止になったか、その違反の内容や、具体的な改善策、その改善策を実施したことでどのような効果があるか、また実施する日にちや効果があらわれるであろう目安の日数や期日、実施する責任者の氏名などを箇条書きにし、内容をPREP法で結論、理由、具体例、まとめの順に文章を作成し、アカウントスペシャリストに伝わりやすいようにします。
曖昧な表現を使わず、具体的な内容にする
特に違反の原因や、改善策、実施後の効果などの内容は具体的な文章にする必要があります。
商品の納品が遅いなどの理由の場合の改善策として「もっと」出荷を早くする、では具体的にどんな対応をして出荷を早くするのか全く分からないので、出荷作業を2人体制にして迅速な梱包・出荷を行うなど「もっと」などの曖昧な表現を使わず、どのような対策か具体的な文章にしましょう。
アカウントスペシャリストからの返信文に変化があったら要チェック
改善計画書をしっかり作成したつもりでも、アカウントスペシャリストのマニュアルに即していないものと判断されるとテンプレートのような返信しかありません。
その場合は、計画書の内容に問題があるので、もう一度見返しておかしい部分などを修正しながら何度かメールを送り続けていると、返信に具体的にどんな内容が不足しているのか記載されている場合があります。
不足している内容や資料が記載されていれば、その不足を補うことでアカウントの復活に近づくことができるでしょう。
新規にAmazon販売者アカウントを作り直しする際の注意点
前述の通り、新規にアカウントを作成する際は、以前のアカウント登録者とは全くの別人として振る舞う必要があります。そのために注意すべきことをこの項では紹介します。
登録情報などを全て変更する
以下の登録情報は、削除されてしまったアカウントとは全く別のものを使って下さい。
・ 銀行口座
・ クレジットカード
・ 電話番号
・ 住所
・ メールアドレス
また、Amazonは「IPアドレス」や「クッキー、キャッシュ」を全て記録していると言われています。
IPアドレスが以前と同一だったり、以前のクッキー、キャッシュが残っていると削除されてしまったアカウントとの関連が見つかってしまいます。
■ IPアドレスを変更する方法
・ モデムの電源を2日間ほど落として再投入する。(プロバイダによっては変わらない場合もある)
・ 他社プロバイダに乗り換える。
■ クッキー、キャッシュをリフレッシュする方法
クッキー、キャッシュを削除する方法もありますが、以前とは違うブラウザを使ってAmazon販売者アカウントを運営するのがベストです。
IPアドレスがよくわからない方の場合
クッキー、キャッシュは以前とは別のブラウザを使うことで万事解決するのですが、IPアドレスの仕組みがよくわからない方は、他社プロバイダに乗り換えるのが最も安全な方法です。
それがどうしても面倒だと言う方は、「デスクトップクラウド」を利用するのが良いでしょう。
デスクトップクラウドとはお名前.comのサービスで、月額料金を支払えばインターネット上で仮想的に別のPCをもう一台持つことができます。
Amazonでの作業を全てこのデスクトップクラウド上で行うと良いでしょう。
Amazonからのメールを開くには注意が必要
Amazonからのメールにはwebビーコンが仕込まれていると言われています。
webビーコンが仕込まれているメールを何も考えずに開くと、IPアドレス、プロバイダホスト名、閲覧時刻、閲覧時間、閲覧したURLなどが全てAmazon側に丸分かりになってしまいます。
そのため、Amazonからのメールは新規にアカウントを作成した環境で開くように徹底しましょう。
作成したばかりのアカウントで売上を急に上げても違反を疑われる可能性がある
削除されたアカウントでの資金や在庫に余力がある場合、すぐにでも売上を上げて取り戻したいと思いがちです。しかし、新規に作成したアカウントで急に売上が上がることも審査の対象になる場合があります。
どのぐらい売上を上げると疑われるのかというラインはAmazon側は公表していない為、具体的な数字は不明です。数時間や数ヶ月単位で100万以上の売上を上げると30日アカウント審査になったという方もいます。
なので、アカウント作成後は少しづつ売上ていくようにし、場合によっては他のECサイトを利用して利益の分散をするなどの対策を行いましょう。
アカウント停止で保留された売上金の入金スケジュール
売上金が入金される前にアカウント停止になってしまうと、売上金が入金されず保留状態となります。どのくらいの期間入金が保留されるか解説していきます。
アカウントを停止された場合
通常、売上金は2週間のスパンで入金されますが、入金前にアカウントが停止されると、売上金は2週間経っても入金されることはなく、保留された状態となります。
規約により90日間経過することで振込の申請をすることができる権利を得るという記載があるので、勝手に入金されることはありません。
また、停止になった事由についての問題を解決しない限りは、90日間を超えても売上金が保留され続けるため、停止を解除できない限りは申請しても保留が解除されることはないので、停止の解除ができるよう、改善計画書などを提出しなくはなりません。
アカウントを削除された場合
Amazonの出品用アカウントにおいて「アカウント自体が削除される」という状況は存在しません。
Amazonでは「アカウントが停止になっている状態」は一種類しかありません。つまりAmazonでは、アカウントの閉鎖や削除といった状況は存在しないので誤解しないようにしましょう。
Amazonからの通知文面には「削除されています」「○日後に閉鎖」など、様々な言い回しで「アカウントが止まっている状態」が表現されていますが、全てただのテンプレートの文面であって、何か状況が悪化しているわけではないのでご安心ください。
また停止原因に応じて「ログインができなくなる」場合がありますが、それは停止原因ごとの特徴の話ですので、アカウント停止と異なる状況が発生したわけではありません。アカウント自体は存在しているので(玄関の鍵だけを変えられているような状態です)、アカウントが再開すれば全て元通りになります。
基本的にはどんな停止原因や状況であっても、Amazonに提出する改善計画次第でアカウントが無事に復元再開できる可能性は十分にあります。
アカウント審査になった場合
アカウントごとに取引限度額を設定されており、作成したばかりのアカウントでは、限度額が低めに設定されているので急に売上が上がったりすることがあるとアカウント審査の状態となります。
アカウント審査の期間は通常30日以内ですが、その間も売上金は保留されることとなります。ただし通知文面に記載されている問題が解決するまで、アカウントの審査状態は継続していくため、必ずしも30日以内で審査が終了するわけではありません。例えば急に売上を上げることでこの状態に陥りやすいので注意が必要です。
アカウント審査の間、Amazon側から情報の提供を求められるので、真摯に対応し、審査の状態を脱すると保留された売上金は入金されるので焦らず対応しましょう。
Amazonアカウントを削除する方法と削除されたアカウントを復活・復元させる方法 まとめ
Amazonアカウントを自ら削除しようとしても「退会する」というような分かりやすいボタンが無いため、少し分かりにくいです。
自らアカウントを削除するには購入者・販売者用ともに、トップページの「ヘルプ」から進めていくしかありません。
またAmazon側から規約違反で削除されてしまったアカウントについては、Amazonに対して改善計画書や資料を提出し、再開のための審査を通過する必要があります。そのためAmazonで物販ビジネスをしている方はこの記事をよく読んで、利用規約に沿った運営をしましょう。