中国輸入ビジネスをしている人、またはこれから始めようと考えている人にとって、大事なことは何でしょうか。
リサーチ力や知識はもちろんですが、良い代行業者を選ばないと全てが無駄になってしまうので、ビジネスの成功は代行業者にかかっているのです。
代行業者はいわばビジネスパートナー。中国輸入ビジネスにおいては欠かすことのできない存在です。そして、ビジネスパートナーは信頼の置ける相手でないといけません。
しかし、わかっていてもどうやって見つけたらいいのかわからないと悩む方もいると思います。
そこでこの記事では、代行業者を厳選して紹介しています。あなたのビジネススタイルに合った代行業者がきっと見つかるはずです。
中国輸入における各仕入れ先の違いとは?
「中国輸入」といっても、セラーによってリサーチ方法や扱う商品、仕入れ先はそれぞれです。
慣れた頃であれば自分のスタイルを確立していますが、始めたばかりの時期は手探り状態で自分の中の基準となるものが明確になっていない方も少なくないでしょう。
特に仕入れ先に頭を抱える人は多いです。仕入れ先の選び方は取り扱う商品によっても変わってきますが、初心者のうちは使い分けるのも一苦労でしょう。
そんな方の為に、今回は中国輸入の各仕入先をまとめ、それぞれの違いと特徴、利用するメリットとデメリットについて解説していきます。
尚、Amazonへの出品代行について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参考:Amazonマーケットプレイスに出品する際の作業が大変…出品代行とはどんなもの?
インターネット上で仕入れる方法
初心者でも取りかかりやすい方法で、あなたが中国のネットショップ(いわゆるECサイト)で探した商品の買い付けを、中国の代行業者に依頼するやり方です。
利用する中国のネットショップは、日本で言うAmazonや楽天、またはヤフオクのような大規模なもので、主に3つのサイトがあります。
1.タオバオ(淘宝网 taobao)
タオバオは日本でいうとヤフオクに近いサイトです。
中国ではネットショッピング=タオバオと言えるくらい最大級のネットモールで、世界でも1、2を争うほどの規模を誇ります。アパレル商品から電化製品等、取り扱う商品の種類も豊富で10億を超える商品が出品されているのです。
個人出品がほとんどで、少ないロット数で購入できる点が他のサイトとの大きな違いです。
タオバオでの仕入方法と代行業者の選び方については、下記の記事を参考にしてください。
参考:中国輸入に必須!タオバオでの安全な仕入れ方法と代行業者の選び方
2.Tモール(天猫Tmall)
Tモールはタオバオと運営会社が同じで、サイトの中身も似ています。違う点は法人が出品しているという事です。
法人なのでタオバオと比較すると信頼度が高いと言えます。商品価格が同じであればTモールの方が安心して購入できるでしょう。
3.アリババ(阿里巴巴1688)
アリババも規模が大きく、知名度の高いサイトです。タオバオやTモールと違う点は、工場から直接出品されている物が多いところです。その為、複数ロットで販売されているものが多く、安く仕入れることができます。商品によって詳細は異なりますし、少数から購入できる物もあるので実際に確認してみたほうがよいでしょう。
タオバオと同じ商品が販売されていることも多いので、現在タオバオを利用している方は今より安く仕入れられる可能性があるので、アリババも確認してみてください。
尚、アリババでの購入方法などについては、下記の記事を参考にしてください。
中国に行き現地で仕入れる方法
仕入れの方法として、直接中国に渡り現地の卸問屋から仕入れてくる方法もあります。
現地の仕入れ先でポピュラーな場所は、下記の3ヵ所です。
・イーウー市(義烏市)
・シンセン市(深圳市)
・コウシュウ市(広州市)
それぞれの都市で特徴があるので、簡単に紹介していきます。
イーウー市(義烏市)
・中国東部の物流基地では最大規模
・義烏国際商貿城・篁園市場・賓王市場をメインにする最大の卸売市場がある
・全てをくまなく見るには2週間以上かかるほどの広さだが、世界各国からバイヤーが訪れている
・日本の100円ショップで販売されている商品のうち、中国製品はほぼこの市場を通過する
・工場が少なくOEM商品を製作するには不向き
・価格が安い分、不良品も多く存在する
・商品の梱包材や消耗品、アクセサリーの製造が得意な地域
シンセン市(深圳市)
・中国本土の4大都市の一つで工業都市として発展
・製造業が盛んでOEM商品の製作に向いている
・アリババに商品を出品している会社が多い
・工場の多くが安価で良質の物を作る傾向
・Apple製品を作るFoxconnの工場がある
・電化製品や通信機器の製造が得意な地域
コウシュウ市(広州市)
・昔から貿易の窓口となっていて、現在も海外交流が盛ん
・OEM商品の制作に向いている
・工場の多くが安価で良質の物を作る傾向
・アパレルやファッションアクセサリーの製造が得意な地域
なお、OEMを行うにあたっての良い工場の見つけ方については、下記記事を参考にしてください。
参考:必見!中国輸入でOEMをしたい〜良い工場の見つけ方とは〜
現地に出向いて仕入れる事にもメリットとデメリットがあります。
まずメリットは以下の通りです。
・ネットにない商品を見つけることができる
・ネットと比較すると単価が安い傾向
そしてデメリットは
・中国語でのやり取り等、難易度は高い
・初心者が行ってスムーズに買い付けするのは困難
・商品が多く場所も広いので、目的をある程度絞ってからでないと失敗に終わり時間の無駄になる
という点です。
また、中国輸入での偽物の取り扱いについては、下記の記事を参考にしてください。
代行業者を利用して輸入しよう
中国輸入ビジネスでは、タオバオやアリババ等での購入から自分の手元に発送してもらうまでを代行業者に依頼することがほとんどです。
トラブル防止や検品のための手段でもありますが、代行業者に購入する商品を伝え入金するだけで、海外商品を購入でき手元に届くので、初心者でも簡単にできるというメリットがあります。
輸入代行を選ぶメリットとデメリット
代行業者に依頼して商品を輸入することを輸入代行と言いますが、メリットとデメリットがある為、両者について説明します。
これらをよく知らないで利用するのは非常にリスクが高いです。メリット・デメリットの両方をしっかり理解しておきましょう。
輸入代行を選ぶメリットとは
一番のメリットとして挙げられるのは、外国語が苦手な人でも取引できるという点です。
たとえば中国語しか書かれていないサイトでも、翻訳する機能によってある程度理解できる日本語へ変換されるので購入は可能になります。しかし、サイトの内容を完全に把握できるわけではないので、不安が残ることも多いです。その場合は、輸入代行業者にお任せしてしまいましょう。代行業者は大体日本語ができるスタッフを置いています。
あなたがすることは、日本語ができるスタッフがいる業者に仕入れたい商品とサイトを伝え、お金を支払うだけ。そうすれば、代わりに商品を購入し、日本にいるあなたの手元に届けてくれます。
輸入の際の面倒な手続きも済ませてくれるので、中国語が分からないから輸入ビジネスをしたくてもできないという悩みが解消できるのです。
輸入代行を選ぶデメリットとは
メリットだけを見るととてもよいものに見えますが、そうとは限りません。次はデメリットを見ていきましょう。
デメリットは大きく分けて2点あります。
1つ目は、詐欺目的の悪徳業者が存在すること。
輸入代行の会社を運営するにあたって必要な資格や許可はありません。誰でも簡単に名乗れてしまいます。その為、優良な代行業者もいれば詐欺目的等の悪徳業者も潜んでいるのです。
代行業者に依頼する際に支払う商品代金や代行手数料などは前払いになります。
もし悪徳業者に依頼していた場合は、代金を支払ったのに商品が届かないというケースもあります。そのようなリスクがあることをまず知っておきましょう。
2つ目は大きなビジネスでの輸入方法としては大損ということ。
代行手数料の相場は、商品価格の20%前後です。他の経費を抑えることができたとしても、商品価格に対して掛かってくるのですから、多額の商品を仕入れていた場合はかなりの手数料となり、もったいない出費になります。
少量を輸入するという場合であれば便利なサービスですが、ビジネスとして考えると不向きなのです。
中国輸入するなら知っておきたい注意点とは
旧正月と言われる期間があることはご存知ですか?
その年によって旧正月の期間は違いますが、1月末から2月中旬の間に1週間ほど休日になります。
何が問題かというと、旧正月の期間は中国国内でお休みモードとなり、工場はもちろん物流までもが止まるのです。その為、旧正月を考慮した仕入れスケジュールで動く必要があります。
春先に向けた商品の取り扱いや、OEM品の開発を考えている人だけでなく、本来売れている商品の入庫もこの期間はできないので、商売に大きく影響するのです。
旧正月の期間に向けて以下の点を意識するとよいでしょう。
・仕入れは旧正月の1週間前までに済ませること
・売れ筋の物は多めに仕入れて在庫に余裕を持たせること
・新商品の仕入れや開発は早めに始めること
これらについてより詳しく説明します。
仕入れは旧正月の1週間前までに済ませること
旧正月の開始が1月末だった場合、20日頃までには代行業者の手元に商品がある状態にしておきましょう。
検品や発送があるので、ぎりぎりに発注すると3週間以上商品が日本に届かないということになりかねません。
売れ筋の物は多めに仕入れて在庫に余裕を持たせること
旧正月の期間は製造・物流の全てが止まる為、途中で売り切れてしまうと次の入荷までかなりの時間を要し、売上に影響します。
その為、旧正月前の仕入れの際は、目安として2ヵ月分の在庫があると安心です。いつもより仕入れの金額が跳ね上がるので必ず2ヵ月分とは言いませんが、在庫切れになった場合に出る損失もしっかり考え、可能な限り在庫に余裕を持たせましょう。
新商品の仕入れや開発は早めに始めること
次年度のスタートに向けたOEM商品を開発している場合は特に早めの準備が必要です。
旧正月期間は、担当者とのやり取りも止まってしまいます。それを踏まえて計画を立てないと本来売り出したい時期に間に合わないということが起こりうるのです。
日本でも年末年始は営業がお休みになるところが多いですが、稼働しているところもあります。しかし、その感覚で旧正月を考えるのは非常に危険です。
中国では本当に全てが動かなくなるので、必ず旧正月前に仕入れを済ませておきましょう。
旧正月のスケジュールを踏まえて多めの在庫を確保することと、春先に向けた商品の仕入れや開発は特に余裕をもって計画を立てることが重要ポイントです。
代行業者:イーウーパスポート
参考:イーウーパスポート
中国の大手ECサイトであるアリババやタオバオに対応している代行業者です。
代行手数料は月額制を採用し、格安の送料や為替レートでトータルコストに優れています。
また日本人社員を常駐させて日本品質の検品作業を行っているので、安心して利用する事ができます。
ECサイトでの代行業務だけでなく、現地仕入れをサポートしてくれるアテンドサービスもあります。中国の問屋街を熟知した正社員が随行通訳を行ってくれます。
物流は大手や格安物流を含めた、15社以上の豊富なラインナップから選択する事が可能です。また商品の保管は2週間までは無料で、それ以降も格安で保管スペースが利用できます。
イーウーパスポート利用の流れ
2. 会員専用の注文システムにて、注文手続きを進めていきます。現地の専属担当者とのチャットでも注文ができます。
3. 商品が到着したら検品指示を出します。指示の内容に沿って見積りが作成され、OKならば検品開始です。なお、検品終了後に結果報告と費用の引き落としが行われます。
4. 梱包された商品は、発送可能状態で保管されます。注文システムで発送依頼をかけると、商品が日本に配送されます。配送費用は原則前払いで、日本側の消費税と関税は配送時に代引き又は請求書での支払いになります。
【参考情報】
月額会員費:29,800円/月(2022年12月現在)
代行手数料:無料
国際配送料:物流会社別に記載された料金表があります。ホームページより最新のものが取得可能です。
代行業者:淘太郎(タオタロウ)
参考:淘太郎(タオタロウ)
中国のネットショップから、迅速かつ簡単に安く購入してくれる業者です。
会員費は不要で、数分で会員登録が完了できるため、多くの日本人利用者がいます。
仕入れが多い方向けに、手数料が定額になるプランも用意されていてとても良心的な業者です。
代理購入手数料は商品価格の5%ですが、定額プランでは3万円になります。月々60万円以上仕入れている場合は定額プランを利用するとよいでしょう。
物流会社と強い関係を築いているため配送料金も他社より安く、商品のサイズによって幅広いプランがあります。
拠点を義烏市に構えていて、義烏卸売市場の公式サイト義烏購の日本総代理店にもなっていることと、日本現地法人として上野にゴールドバッハ株式会社を構えていることからも安心して利用できる業者です。
淘太郎(タオタロウ)利用の流れ
2.購入URLアドレスのページで商品詳細ページのURLを貼り付け(商品が複数あれば1点ずつ)→リサーチボタンをクリック。
発注書が表示されたら、商品価格・色・サイズ・数量を正しく入力。依頼したい点があれば日本語で備考欄に入力→「代行購入依頼を提出」ボタンをクリック
マイカートへ移動し、FBAを送るなどオプションがあれば希望の項目をにチェックをして、代理購入依頼を提出。
3.代理を依頼した商品を確認し、オプション検品等必要な物があれば選択し再度代理購入提出を押すと代金が支払われます。お金は事前にチャージをしておきましょう。
4.支払完了とともに発注が確定し不備がなければ、淘太郎のスタッフが購入に取りかかってくれます。その後は、ステータスが更新されるまで待ちましょう。購入状況を確認したい場合はマイオーダーから確認できます。
淘太郎のスタッフが、商品のセラーに在庫等確認して問題がなければ購入→到着後検品を行ってくれる流れです。
あなたは商品のステータスが弊社倉庫に到着済みとなったら配送依頼を提出しましょう。
5.配送依頼は、倉庫到着済オーダーページから行います。配送してほしい商品を選択し、配送依頼ボタンを押しましょう。
受取人・電話番号・住所など必要な情報を入力し、配送方法を選択したら梱包依頼を送信ボタンを押します。もし配送上での希望があれば、特殊説明の欄に入力してからボタンを押しましょう。この2つを合わせて、配送依頼提出が完了します。
6.配送依頼の手配が始まったらステータスが梱包手配中に変わります。
7.手配が完了し商品の重量と送料が決まったらメールが届きます。その時点でステータスは「お支払い待ち」に変わります。
支払ボタンを押し、商品重量や国際運賃など表示される内容を確認したら確定ボタンを押しましょう。押して支払いが完了となれば商品が出荷されます。
8.商品が出荷されたら追跡番号が表示されます。配送状況を確認したい場合は追跡サービスを利用しましょう。
9.手元に商品が届いたら、着荷確認ボタンを押しサービスの評価をして完了です。
【参考情報】
配送元:浙江省 義烏
配送業者:中国流通王(スコアジャパン)
国際配送料(実重量):1kg 100元/5kg 190元/10kg 300元
代行手数料:商品代金の5%
代行業者:タオバオ新幹線
参考:タオバオ新幹線
わかりやすいサービスプランと業界最安値水準の手数料500円+税〜となっている代行業者です。
1個だけの注文や、商品の希望・要望にも対応してくれます。
中国語が一切分からなくても日本語でサポートしてくれるため、まったくの初心者でも安心して利用することができるのです。
チャットですぐに商品の確認や買い付けを行ってくれます。知りたいことは相談すればすぐに対応してくれるので、ネットショッパーにはありがたいです。
また、メルマガやFacebookページでお買い得商品を提案してくれるので、いい商品に出会える可能性もあります。
AmazonのFBA直送サービスを利用すると代行手数料が無料になるプランがあったり、クレジット支払いに対応しているなど、コスト面でも役立つサイトです。
タオバオ新幹線利用の流れ
1.タオバオで商品を探します。
支付宝(アリペイ)が利用できるサイトであれば、タオバオでなくても可です。
2.買い付けフォームもしくはオーダーシートで買い付けを依頼します。
フォームでの依頼→商品ページのURLとその他必要事項を入力します。要望がある場合は備考欄に入力しましょう。
オーダーシートでの依頼→オーダーシートファイルをダウンロードし、商品ページのURLと数量を入力します。フォームからファイルを添付して依頼しましょう。
3.依頼をしたらタオバオ新幹線のスタッフが、タオバオ店舗に確認や価格交渉を行ってくれます。在庫が確認できたら平均3日以内に請求書が発行されます。
なお、請求書発行と支払いは2段階に分かれています。
1回目の発行と支払→在庫の確認後
2回目の発行と支払→商品がタオバオ新幹線の中国事務所に到着し、検品や計測の完了後
※関税が発生した場合は、配送業者より直接関税の請求がある為、3回支払います。
4.請求書の内容を確認したら1回目の支払いとして買い付け代行料金を支払います。銀行振込またはPayPal(クレジットカード)で支払うことができ、支払いの確認ができ次第買い付け準備となります。支払い後はキャンセル及び商品の変更・追加はできません。
※振込手数料は購入者負担、Paypal(クレジットカード)を利用した場合は、システム利用料として3.6%+40円/件が加算されます。
5.商品がタオバオ新幹線の事務所に到着したら、簡易検品に入ります。ここでの検品内容は、数量の確認程度のチェックです。
注意点は、タオバオのサイト上では同系色がまとめられていることが多く、青と緑が同じになっている場合もあります。オーダー間違いではない場合は簡易検品されない為、不安がある場合は購入前に色の確認をしましょう。
他にも以下の作業は簡易検品の対象外なので注意が必要です。
・色・サイズの確認
・破損状況の確認
・パッケージを開封したり電源を入れて行う検査
・組み立てする商品のパーツをチェック
・アパレル製品のタグ・ラベルの有無やほつれ、縫い目等の確認
・付属品のチェック
・サイトの写真との違いの確認
6.検品が問題なく終わり、商品が全て揃ったら指定した場所に配送されます。
もし関税等が発生した場合は、商品到着時に配送業者に支払いましょう。代引きとして扱われている場合がありますが、内容は関税や付随する消費税になるので商品代金等が含まれているわけではありません。
【参考情報】
配送元:南通 深圳
国際配送料:~500g 88元/500g以降 20元/10kg 468元
代行手数料:11,000円未満 500円+税/11,000円以上 5%+税
為替レート:当日のレート+1円
代行業者:タオバオ代行王
参考:タオバオ代行王
日本に本社があり中国にも事務所を構える業者で、タオバオ代行の歴史が長く利用者の負担を軽減するシステムが考えられています。代表者が日本人なので、日本人目線のシステムがあります。
利用できる中国サイトはタオバオだけでなく、中国サイト間での転送サービスも可能なので商品を選ぶ上で便利です。また、工場や製造業者からの大型輸入をサポートしてくれるシステムもあります。
送料は他社に比べると割高ですが、中国郵政が定めたEMS配送料を基本とした送料です。EMSでの配送が難しい場合はそれぞれ見積もりを出してくれます。
参考として、中国郵政が定めている中国→日本のEMS配送料は500gまでで180元です。そこから500gごとに40元がプラスされていきます。
FBAに関しては記載がない為、利用したい人は実施しているか確認が必要です。
タオバオ代行王利用の流れ
1.中国サイトで購入したい商品を決めます。
2.フォームもしくは注文シートに商品ページのURLとサイズ、数量を入力します。
3.商品代金・送料(業者から事務所まで)・仕入代行手数料の請求連絡が来たら金額を確認し、指定口座に振り込みましょう(手数料は購入者負担です)。
4.支払いの確認が取れたら買い付けが始まります。万が一買い付け不可の場合は全額返金されます。
5.中国事務所に商品が到着し、EMS送料が確定したら2回目の請求が来ます。なお、送料はEMSの基本料金から2~3割引かれた金額です。
6.EMS送料の入金が確認できたら、発送されます。
上記が基本的な流れになりますが、状況により別対応の場合もあります。
また、国際EMSで対応できない場合はDHL便等別の配送方法を提案してくれますが、方法によっては別途手数料が発生します。
【参考情報】
配送元:深圳
国際配送料:~500g 180元/500g以降 40元/10kg 940元
上記価格より2〜3割引きされます。
代行手数料:10,000円未満 980円/10,000円以上 10%
為替レート:当日のレート+1円
代行業者:タオバオ便
参考:タオバオ便
タオバオ便は日本の秋田市に拠点を置くサポートECジャパンが運営しており、買い手から高い評価を得ている業者です。
幅広い商品の輸入サポートや、初心者向けのレクチャーサイト等が好評を得ています。レクチャーサイトには、仕入れで気を付ける点や初心者が見落としがちなことも細かく丁寧に記載されていて、一から始める人でも安心して利用できるのです。
代行手数料が0円で、国際送料もEMS料金から50〜65%割引されるのはとても魅力的です。
ただ、為替手数料は固定されておらず、中国銀行が発表する数値を元にして、商品代金の見積と一緒に表示されます。またタオバオから中国国内の事務所までの中国国内配送料も一緒に組み込まれます。
FBA用のサービスに関しては対応の確認が必要です。
タオバオ便利用の流れ
1.マイページの注文フォームに、商品ページのURLと数量を入力します。
2.タオバオのセラーに在庫や数量の確認が取れたら、マイページに見積もりが表示され1回目の請求となります。
指定された口座に入金し、確認が取れた時点で本注文の完了です。
3.商品の代理購入が行われ、商品が北京の配送センターまで届いたら簡単な検品をしてくれます。
4.検品後、国際送料が確定したら2回目の請求が来ます。
5.国際送料の入金確認後、2〜5日で商品が日本の拠点へと発送されます。
6.日本国内の拠点に到着したら、商品が手元に発送されます。関税等新たに料金が発生した場合は、商品受け取り時に支払う必要があります。
基本的な流れは上記のとおりですが、全ての金額をチャージしておくと支払いが1回で済むシステムや転送サービスもあるので、自分に合ったシステムがあれば活用しましょう。
【参考情報】
配送元:北京
国際配送料:品種により、「中国EMS」 AとBに分類されます。
「中国EMS A」~500g 127元/500g以降 約20元/10kg 510元
「中国EMS B」~500g 108元/500g以降 約17元/10kg 434元
代行手数料:なし
為替レート:中国銀行発表のレート+α
代行業者:イーウーマート
参考:イーウーマート
月額会費がかかりますが、その分配送料も他社と比較して削減できるのでお得になります。また、商品が届くまでの時間も早く、FBAへの納品も行ってくれるなど、買い手へのサポート体制が整っている業者です。
イーウーマート利用の流れ
注文に入る前に会員登録を済ませる必要があります。
1.購入したい商品をアリババ、タオバオ、Tモールから決めます。
2.注文シートにて希望商品を伝えます。
3.注文が完了後、請求書が発行されますので、確認後代金の支払いを行い仕入れをしてもらいます。
4.商品の到着後、検品や梱包が行われます。他社ではこの作業が雑だったりミスが多発したりといったことがあります。それらのミスは、転売の際に低評価に繋がるため、高い費用を出してでも日本で行う人が少なくありません。しかし、イーウーマートでは徹底して作業を行ってくれるので、安心して任せることができます。
5.梱包まで終了したら、商品が発送されます。FBAを利用している場合は、この段階で直接Amazon倉庫に発送してくれます。
【参考情報】
国際配送料:~1kg 96元/10kg 474元
月額会費:21,670円(税込み)
代行手数料:代行手数料0円
為替手数料:1元につき+1円
代行業者:シーレル
参考:シーレル(cilel)
シーレルを運営しているファーストトレード株式会社は福井県にあり、2011年に設立されました。資本金は2200万円で、従業員数も26名(2021年4月1日現在)に加え、南通双日貿易有限公司(2021年5月11日設立)従業員数144名と代行業者にしては大規模です。
スタッフは、日本人と日本での留学経験があり日本語検定に合格した中国人で構成されていて、安心して依頼できる会社と言えます。
ファーストトレードという社名の通り、取引がスピーディに行われます。
注文から中国の事務所へ商品が到着するのに1~2営業日、入金確認後、買い手の手元に届くまでが2~4営業日とかなり早く届きます。これは中国事情に精通したスタッフがサポートを行っていることや、物流の拠点を配置した場所、何より独自のWebシステムが影響しています。
Webシステムの手続きは簡単で、すぐ状況が確認できると評判です。また、FBAへの配送も行っており、FBA利用者にとっても使いやすいと言えます。
月額13,000円(税込)のパートナーシップ会員プランも用意されており、専任コンサルタントやチャットワーク対応と手厚いサポートから商品手配優先や倉庫利用など、多くの特典を利用できます。
代行手数料や作業費用も割引されるので、利用に慣れて仕入れを増やす場合は入会するとお得です。
シーレル利用の流れ
2.Webシステムの注文シートに、商品ページのURLや数量等必要な情報を入力し注文を確定させます。
3.商品到着後梱包をし、国際送料が確定した時点で請求が来ます。
4.入金後確認が取れたら、商品が発送されます。
【参考情報】
配送元:南通
国際配送料:~500g 85元/500g以降 25元/20kg以降 32元
代行手数料:(一般会員)3万円未満 3500円/3万円以上所品代金の8% (PS会員) 6%
為替手数料:PayPal決済の場合 為替レート1元につき+1円/銀行振込の場合+2円
代行業者:タオバオ代行TOC
参考:タオバオ代行TOC
FBAへの直送サービスがあり、Skype上で日本語対応が可能です。また、タオバオに限らず、他の中国ECサイトからも輸入が可能です。
タオバオ代行TOC利用の流れ
1.中国サイトで購入したい商品を決めましょう。
2.フォームで商品依頼をする(買い付けの依頼は、買い付けフォームを利用して依頼しましょう)。
3.在庫や代金の確認後、商品代金+中国国内送料+代行手数料を合わせた金額の請求が通知されます。
4.支払い後、買い付けが実行されます。
5.商品が届き簡易検品後、国際送料の請求が通知されます。
簡易検品については、色や数量・目で見える汚れの確認となり、以下の作業は対象外です。
・パッケージの開封や電源を入れて行う点検
・組み立て必須商品のパーツをチェック
・アパレル製品のタグやラベルの有無、ほつれなどの確認
・付属品のチェック
・サイト上の写真との違いの確認
6.料金の支払いが確認でき、商品が全て揃ったら発送されます。
7.到着後検品確認を行います。また関税等が発生した場合は受け取り時に支払いましょう。
【参考情報】
配送元:江蘇省
国際配送料:~500g 90元/500g以降 20元/10kg 470元
代行手数料:1万円未満 500円/1万円以上 代金の5%
為替手数料:当日のレート+1円
代行業者:タオバオちゃんねる
参考:タオバオちゃんねる
通常料金は平均的な価格ですが、VIP会員になると代行手数料が無料です。また、初めて利用する場合も、初回のみ代行手数料は無料となります。
チャットで問い合わせから仕入れ・購入まで簡単に完結させることが可能で、煩わしい操作が不要です。
FBAの直送サービスも行っているので、便利に利用できます。
タオバオちゃんねる利用の流れ
1.タオバオで購入したい商品を決めます。
支付宝(アリペイ)が利用できるサイトであれば、タオバオ以外でも可です。
2.フォームもしくはオーダーシートに商品ページのURLと数量等を入力し、買い付け依頼を提出します。
3.在庫確認や価格交渉が終了後、請求書が発行されます。ここでの金額は商品代金・中国国内送料・ 国際送料・代行手数料を合わせたものです。
国際送料は仮の計算になるため、後で相殺されるかもしくは追加請求となります。
4.入金が確認できたら買い付けが実行されます。支払い後はキャンセルや商品の追加・変更は不可です。
5.商品が事務所に到着後、色・数量・目で見える傷の簡易検品をします。以下の作業は対象外です。
・パッケージの開封や電源を入れて行う点検
・組み立て商品のパーツチェック
・アパレル製品のタグやラベルの有無やほつれなどの確認
・付属品のチェック
・サイト上の写真との違いの確認
6.ここで国際送料が確定します。追加の請求がある場合はここで支払いましょう。
7.商品が全て揃い、支払いがある場合は入金が確認できたら発送されます。
8.関税等が発生した場合は商品受け取り時にその金額を支払います。
【参考情報】
配送元:南通
国際配送料:~500g 90元/500g以降 20元/10kg 470元
代行手数料:1.5万円未満 980円/1.5万円以上 代金の7%
為替手数料:当日のレート+1.5円
代行業者:チャイナマート
参考:チャイナマート
以前は「淘BUY」という名称で、タオバオ代行を長く行ってきた業者です。
特徴は、中国タオバオ本部から正式に海外代行業者の許可を得ており、タオバオを利用する感覚で買い物が可能なことです。
上海に事務所があり、そこでは日本人スタッフが商品の手配~配送をしており、日本のサイトで買い物をする場合とほぼ変わらないため安心できます。
注文のプランは2種類あり、「おまかせプラン」と「一括直送プラン」から自分に合った方法を選択できます。
前者は他の代行業者と同じ流れで、タオバオのセラーから商品を受け取り、中国の事務所で検品後に買い手に発送する方法です。
後者は過去に注文したことがあり信頼できる業者を利用したい時に利用する方法です。直接EMS業者に商品を集め、開封や検品をせず買い手に発送します。また、取引額や利用頻度によって割引率が変わるので利用すればするほどお得です。
そして、商品を中国語に変換する必要がなく、日本語で検索できることも魅力と言えます。
ただ、アリババやタオバオと比較すると代金が割高なので、リサーチとして利用するとよいでしょう。
チャイナマート利用の流れ
1.購入したい商品を全てカートに追加します。
2.カートを確認し、間違いがなければ注文手続きに入ります。この時に「おまかせプラン」か「一括直送プラン」を選択できます。
■おまかせプランを選択した場合
セラーへの確認や交渉、支払、簡易検品、発送を全てチャイナマートのスタッフが行ってくれます。
数量や色など注文と違うものが届いた場合や、不良品があった場合の手続きも同様です。
■一括直送プラン
セラーへの確認や交渉、支払いまではチャイナマートのスタッフが行ってくれます。
セラーからチャイナマート提携のEMS代行業者へと商品が送られ、EMS代行業者が買い手の元に発送するという流れです。
チャイナマートで検品等は行わないことと、何かあった場合の保障がない点がおまかせプランとの違いです。そのため、取引経験があり信頼できるセラーとの取引時のみ選択しましょう。また、セラーを6人以上選ぶ場合は一括直送プランは選択できません。
【参考情報】
国際配送料:EMSの料金から割引(商品のサイズや利用頻度によって違いますが、他社よりも多く割引いてくれます)
代行手数料:一括プラン セラー5人まで代金の1%/おまかせプラン セラー3人まで5%、~10人は10%、それ以降は人数分パーセンテージが加算(11人で11%、12人なら12%)
為替手数料:人民元為替レート1元につき+5円
代行業者、一番のおすすめは?
多数の代行業者を紹介しましたが、一番のおすすめはイーウーパスポートです。
イーウーパスポートは代行業務だけではなく、会員を成功に導くオンライン勉強会も開催しています。また現役の先輩セラーが、直面した課題について即答してくれる「メンター制度」も取り入れています。
このように中国輸入ビジネスを成功に導くサービスを、積極的に導入している事がイーウーパスポートの魅力なのです。