Amazonからテスト購入なしの偽造品であると申し立て!出品を取り下げる方法

Amazonから「権利者よりテスト購入なしの偽造品であると申し立てがありました」とメールが届いた際に、自分で出品を取り下げる場合と、Amazonから停止や取り下げを言われた場合の対応について解説します。

目次

Amazonで「テスト購入なしの偽造品」など、知的財産権の申し立てがあった際に出品を取り下げる方法

知的財産権侵害で警告を受けてしまったり、商品を間違えて出品してしまった場合などに商品と出品を削除する方法をご紹介します。

個別に商品を取り下げる方法

在庫管理のページを開き、出品を終了する商品を探します。右側にあるドロップダウンメニューの詳細の編集をクリックし、「商品と出品を削除」を選択します。

複数ある商品を取り下げる場合

出品を停止したい商品が複数ある場合には、左側にあるチェックボックスにチェックを入れて、ページの上の選択中の商品を一括変更ドロップダウンメニューより商品と出品を一括削除を選択することで1回ですべての商品を削除することができます。

取り下げた商品をもう一度販売する場合

削除を取り消すことはできませんので、削除した作品をもう一度登録する場合には、24時間経過後に商品を再登録しましょう。

Amazonのせどりの出品停止の設定の手順

Amazonマーケットプレイスの出品停止設定方法・手順を解説します。

外出や旅行・帰省などで自己発送できないときに利用できる方法

Amazonで販売を行う場合には、商品登録時に設定した出荷作業日数に応じた出荷予定日以内に、商品を発送する必要があります。旅行や帰省などにより、長期間出荷作業ができない場合には、Amazonマーケットプレイスには出品を一時停止する機能があります。

自己発送分の商品の販売を一時停止して、FBA出品分についてはそのままAmazonで販売され続けますので大変便利なシステムです。旅行・帰省・外出などの事情がある場合には、この一時停止機能を活用してください。

出品停止の方法

まずは、Amazonセラーセントラルにログインし、「設定」から「出品用アカウント情報」をクリックします。出品ステータス部分の画面右の「休止設定」をクリックします。

現時点では、Amazonでの販売が正常に行われているので、アクティブと表示されています。販売を一時停止する場合には、「休止」を選択し保存ボタンをクリックします。

出品ステータスには、長期休暇などで一時休止する場合やAmazonサイトから出品を取り下げる場合にはこのページから設定を行ってくださいという説明書きがあります。

この設定を行った場合には、FBA在庫はそのままAmazonで出品されます。

出品を停止する場合には、「停止中」をクリックして「保存」ボタンを押します。出品状態をアクティブに戻すには、「有効」ボタンをクリックして、保存ボタンを押します。出品ステータスで「休止」のステータスが出れば、出品停止作業完了です。

設定変更後の在庫反映や確認については、下記の記事を参考にしてください。

参考:Amazonの出品が在庫一覧に反映されない時の解決法!

出品状態を有効(アクティブ)に戻す方法

出品ステータス画面で停止中から有効に切り替えると出品が再開されます。元に戻す操作も出品を一時停止する場合と同様の方法で操作を行ってください。

Amazonにおける知的財産権の申し立てと取り下げの重要性

Amazonせどり業界における「知的財産権の侵害」とは?

Amazonせどり業界で問題になっているこの件は、メーカーや正規代理店が他の出品者に対して「正規販売者でないあなたは、うちの商品を売ると法律違反になるよ」とメーカーがAmazonに申し立てることを言います。

Amazonの場合には、一つの商品に対して、複数の出品者がいます。

出品者の中には商品そのものを作っているメーカーや販売代理店が存在する場合があります。競争相手がいると困りますので、メーカーや正規代理店がAmazonに対して、著作権や商標権を侵害しているという理由で、出品者に販売をさせなくする「申し立て」をすることができます。

これを「知的財産権侵害についての申し立て」と言います。

知的財産権とは、人が考えて作ったものを無形の財産とみなして、知的価値を守るための権利です。形になったアイデアを守るための権利となります。

知的財産権の中で、販売に関係してくるのは商標権と著作権です。

商標権とは商品やサービスの提供・販売元を明確に需要者に伝える「名称や商品ロゴ」です。
「Amazon」や「熱さまシート」などの企業名、商品名、それらのロゴなどを商標と言います。

著作権とは「思想または感情を創作的に表現したものの内、文学・学術・美術・音楽の範囲に属する」著作物に対して発生する知的財産権と定義されています。CDやDVDなどが分かりやすい例です。

知的財産権の侵害とはある販売者がメーカーや正規代理店の商標権や著作権を侵害することを言います。

商品写真でも著作権が絡んでくる場合があるので、Amazonの画像ルールについても参考にしてみてください。

参考:Amazon出品用の写真を撮影するコツと画像背景に関するルール

Amazonで購入者やメーカー、販売代理店から「テスト購入なしの偽造品」など知的財産権侵害の申し立てがあった場合

購入者が知的財産権の侵害で申し立てるケースもあります。これはメーカーや正規代理店が、実際に商品を購入してから通報してくる場合が多いです。

特に権利者と関係ない購入者が偽造品やニセモノ、コピー商品、海賊版などで「テスト購入なしの偽造品」などとメールで通報をしてくる場合がありますが、こちらは真贋調査として区別されています。

ちゃんとした量販店やホームセンターであれば大丈夫ですが、リサイクルショップや個人からの購入の場合には、偽物ではないとは言い切れません。ニセモノであるリスクも頭に入れておきましょう。転売できる価格で出品者や在庫がやけに多い商品にはご注意ください。

出品をしていると、正規代理店やメーカーから「テスト購入なしの偽造品」などとメールがくる場合もあります。

通信販売で化粧品などを購入して売る場合で個別にJANコードなどを正規品として販売している場合などには、別の販売経路では売ってはいけないものも存在します。

それだけ品質管理体制がしっかりしているということなのですが、偽物が出回らないように工夫しているとも言えます。このような「テスト購入なしの偽造品」などのメールがメーカーから届いた場合には販売は中止してください。

もしAmazonで出品する場合には正規品とは分けて、サービスなどもないことを断ったうえで出品しないとメーカーや代理店より著作権侵害の申し立てをされる可能性があります。

Amazonで知的財産権の申し立てを防ぐための出品取り下げ

思い当たる商品がある場合には、出品の取り下げや商品の返送、SKUの削除などの対策を立てましょう。在庫がある商品はメルカリヤフオクで販売しましょう。

販売代理店から警告があった商品や、著作権や肖像権で通報を受けることの多いジャニーズ系の商品返送依頼をかけたり、SKUを削除しましょう。

リサーチする場合には、メーカーや正規販売代理店がいる商品には注意しましょう。
出品者が少ない場合には、メーカーや正規販売代理店がないかをチェックしてください。
ドラッグストア系の商品やコピーが多い商品は気を付けましょう。
著作権にうるさい商品は最近の出品者の増減をチェックしましょう。

SKUについては、下記の記事を参考にしてください。

参考:AmazonでのSKUの活用法!ビジネスにおいて管理は重要項目

Amaoznで知的財産権の申し立てを取り下げる方法

Amazonで販売していた場合に、アカウントを停止されてしまうと、有効な改善計画書を提出して問題解決するまでは販売する権利を奪われてしまうことになります。

もし副業で月100万円稼いでいても、仕入れに回したお金も払えず、働く先も見つからずと八方ふさがりになってしまいます。

いつ自分の身に降りかかってきてもおかしくありませんので、しっかり準備をして備えておきましょう。Amazonで販売する権利を「知的財産権の侵害」により停止されてしまった場合の対処方法をご紹介します。

権利者に謝罪と取り下げをお願い

Amazonで販売する権利を「知的財産権の侵害」により停止されてしまった場合の対処方法をご紹介します。

アカウントを復活させるためには、まずは知的財産侵害をAmazonに申し立ててきた権利者に謝罪を行い、申し立ての取り下げをお願いします。権利者から取り下げの連絡が来たらAmazonにその旨を伝えておきましょう。

権利者からAmazonに連絡が行きますが、念のためにこちらからも連絡をしておきましょう。警告を受けた際のメールアドレスに返信する形で送りましょう。

改善計画書を作成し、Amazonに提出しましょう。日ごろから知的財産権侵害の申し立て取り下げ迄の業務をこまめに消化していきましょう。

Amazonで知的財産権の申し立て取り下げに必要な改善計画書

改善計画書はどのような書式にするといいのでしょうか。

複数のセラーが同じ文章校正で改善計画書を作成すると同一アカウントとみなされてさらに状況が悪化する場合がありますので、ネット上に転がっているテンプレートは使用しないようにしましょう。

まずは、ショップ名・所在地・電話・責任者名を冒頭に記載して改善文書提出に至ったことを謝罪してください。多大なる迷惑をかけて申し訳なかったという旨の文章を作り、誠意をもって謝りましょう。

次に規約違反内容と原因を記載します。権利者(複数)に対して、知的財産権を侵害し、権利者よりその申し立てをお受けしたことを記載しましょう。
次に、違反につながった原因について説明しましょう。
そして、その違反に対する解決策を記述しましょう。

削除したのであれば、どの時点で作業が完了したのかまできちんと記載するといいでしょう。
「出品業務の確認不足」では類似トラブル防止のために、「チェック体制」と「チェックのルール化」をすることなどを報告しましょう。

また扱っているスタッフなどに知的財産権における研修などを行い、内容を熟知させるような手段を取ることを報告しましょう。
細かい出品作業業務の改善などを報告しましょう。
商標関連は特許庁のホームページで検索を行って侵害していないかをチェックするなどの対策を立てることを伝えましょう。
確認された出品禁止品目をチェックしてリスト化することなどを伝えましょう。

出品後に二重確認などを行い、知的財産権の侵害に該当するブランド名やメーカー名、商品名がリストにないかを毎日午後3時までに二人体制でダブルチェックするなどの改善点を伝えましょう。

知的財産権の理解度を深めてスタッフの研修などの教育を施したことなどを伝えて、それが完了した時期や効果が上がった時期などを記載しましょう。
権利者とのやり取りの内容なども記載しておくといいでしょう。
権利者にお詫びして申請の取り下げを了承いただいた件などを申し伝えて、再度お詫びをしましょう。

送信後、Amazonから復活に至らなかった理由と共に改善文書の修正と再提出を求められた場合は、指示に従って再提出を行いましょう。

アカウントが閉鎖されたら

Amazonではメール文面の中に「17日以内に〜」「閉鎖となりました」といった内容が書かれており、アカウント停止の後にさらにアカウント閉鎖というものがあるような文面になっています。

しかし、特にアカウント閉鎖という状態が発生するわけではなく、アカウントが再開しない限り永遠にアカウント停止状態が継続するというだけです。テンプレートの文章に一字一句怯えなくても大丈夫です。

ただし提出を繰り返すごとに徐々に返信が遅くなったり、返信がないまま却下されるなど対応が冷たくなっていくのは間違いありません。そのため、できるだけ早めに有効な改善計画書を提出する必要があります。

Amazonで出品できない商品

Amazonアカウントを停止、削除されないために、出品してはいけない商品について知っておきましょう。価格追跡ツールのグラフや出品情報から、危険な商品を見分ける方法を解説します。

1店舗だけ、もしくは法人のみが販売

出品者情報を確認して1店舗だけが長く販売している場合、法人のみの場合は公式メーカーの可能性が高いので販売者をネットで検索しましょう。公式メーカーと関連があれば、出品できない可能性が高い商品です。

公式メーカーが独占販売

公式メーカーや関連会社、代理店のみが販売している商品は出品が難しい商品です。

価格や出品者数の増減が不安定

ツールを確認し、価格が不安定な商品、突然出品数が減っている商品は出品しない方が良い商品です。Amazonや権利者が何かしらの申し立てを行った可能性があります。

Amazonマーケットプレイス保証について

Amazonマーケットプレイス保証とは、Amazonから購入した商品が届かなかったり、全然違う商品が届いた場合に備えて用意されている購入者の保証のことを言います。商品が届かない・商品説明と実際の商品が異なる・破損品または不良品が届いた・返品に対して返金されなかった・返品が拒否されたなどに適用されます。

商品を間違えて送った・輸送中に破損・購入者からのメールを無視・返金依頼に気付かなかった・追跡番号をつけずに発送(問い合わせに答えられない為)などのトラブルがあると申請されるリスクが高まりますので注意が必要です。

取り扱っている商品の数が増えてくるとこういったトラブルも増えてきますので、きちんとどのような対応をしておくのかを準備しておきましょう。
輸送中に破損している場合などは、補償なども行えるプランを選んでおくといいでしょう。
メールも見落としている購入者がいないかなどをきちんとチェックしましょう。

破損などのリスク軽減のために、丁寧な梱包方法も是非参考にしてみてください。

参考:Amazonで出品した商品の梱包や発送の方法を徹底解説!

購入者に申請されたらAmazonに詳細を説明しよう

Amazonマーケットプレイス保証を申請される前には購入者から連絡が来ることが多いため、ここで誠実に対応することで申請を回避することができます。

申請された場合には、まず申請理由を確認してください。セラーセントラル内かAmazonからのメールで確認できます。申請された後2日以内にAmazonに詳細を説明する必要がありますので、まずは購入者とやりとりして状況把握と問題の原因を見つけてください。

商品が届かない場合には追跡番号を確認し、配送ラベルなどを見せるといいでしょう。商品が違っていたり破損していたりする場合には、商品や配送ラベルの画像をもらって活用するとスムーズに状況が把握できるのでお勧めです。

購入者とやり取りを行って詳細が分かったら、Amazonに詳細を説明しましょう。

セラーセントラル左上のメニューバーから「パフォーマンス」→「Amazonマーケットプレイス保証申請」を選択しましょう。

次の画面で「再審議オプション」を選択して、該当する申請内容を選びましょう。

該当する申請内容を選択できたら、「再審議請求の採決」ボタンをクリックします。

状況を説明する場合は、注文の詳細・購入者とのやり取り・配送時の受領確認または署名確認の詳細・出荷追跡情報・すでに実施した一部返金または任意支払に関する情報・出品者側の状況を裏付ける追加情報などを明記しましょう。

Amazonが保証を設定するかどうかの調査が数日かけて行われます。完全に購入者に非がある場合には保証が却下されて返金しなくてよい場合もありますが、ほとんどの場合にはAmazonマーケットプレイス保証は認定されることが多いです。

Amazonマーケットプレイス保証が認定されると注文不良率が上がってしまいますので、販売数が少ないと1回のAmazonマーケットプレイス保証申請でアカウントが出品権限の停止となることがありますので、注意が必要です。

購入者に申請を取り下げてもらうためのポイント

申請された理由と原因を確認したら、問題解決まで最後まで責任を持つことを購入者に意思表示しましょう。二人で解決しましょうといった感じで歩み寄るといいでしょう。

商品が届かない場合は全額補償することや、配送業者などのトラブルの元にはこちらから連絡を行うなどメールで伝えて、返信もすぐに行いましょう。ここでのポイントは購入者を安心させて、自分には原因がないことを伝えつつ信頼関係を築くことです。

返金が始まる前であれば申請取り下げができますので、頑張りましょう。購入者は決済される前であれば、Amazonマーケットプレイス保証の申請を取り下げることができます。

返金が始まる前に購入者と信頼関係が築けたと思ったら、申請の取り消しをお願いしましょう。Amazonマーケットプレイス保証を申請されるとAmazonで販売できなくなってしまうので、申請を取り消してほしい。もし、商品が見つからなければ全額補償しますという内容のメールをお願いしてみるといいでしょう。

無事に申請取り消しが成功すると、正常アカウントに戻ります。購入者に対して最後まで誠意ある対応をすることが重要です。

申請されないためにはどうすればいいのか

実際に申請されてしまうと取り下げてもらうのは難しいです。そのために一番重要になってくるのはAmazonマーケットプレイス保証申請をされないようにすることです。

購入者からのお問い合わせには迅速に返信する・返金依頼があった場合は迅速に返金する・商品説明を正確に行う・適切に梱包し、追跡可能な配送方法で発送・在庫切れをなくす・もし在庫がない場合は迅速にキャンセルするなど、誠実な対応を心掛けましょう

Amazonのヘルプページには申請があった場合には商品代金を返金する旨の記載があります。評価が少ない場合には事故だと思ってあきらめて商品代金を返金するのが一番良いでしょう。

下手にAmazonマーケットプレイス保証を申請されて受理されてしまう方がアカウント停止へとつながってしまいますので、その方が転売ビジネスを行う上では痛手になってしまいます。最初に扱う商品は返金しても痛手にならないような低価格の商品を扱うことをお勧めします。

まとめ

アカウントを復活させるには日々の対応をしっかりと行って、もし停止されてしまっても、Amazon側や権利者、購入者に対してコンタクトを取り続けることをあきらめないでください。

Amazonは日々進化していますので、その中でビジネスを成功させていけるといいでしょう。

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この記事を監修した人

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